旅行に行く前にしっかり対策!猫にお留守番してもらう準備
愛玩動物飼養管理士
大雄寺輝美
[記事公開日] [最終更新日]
そしてそのためには事前に万全の準備をすることが大切。
この記事では、短期旅行・長期旅行それぞれの場合で猫の留守番に必要なことについてまとめました。
[ 目次 ]
オーナーさんが旅行で家を空ける場合、共に暮らしているのがワンちゃんならば一緒に連れていくという選択肢もありますが、環境の変化が大きなストレスになってしまう猫ちゃんの場合は基本的にお留守番をしてもらうことになります。
猫は元々単独行動を好む動物なので比較的孤独に強く、留守番で一人の時間を過ごすこと自体は苦痛ではありません。ただし、飼い主が不在の間しっかりと愛猫の命を守るためには配慮と準備をしなければいけないポイントがいくつもあります。今回は短期旅行の場合、長期旅行の場合、そして日頃から留守番に備えてできる対策についてご紹介していきます。
猫は環境の変化を好まない上、孤独に強い動物です。1〜2日の短期間の旅行の場合はよそに預けたりするよりも自宅で過ごす方が猫にとっては安心なのです。
◇タイマー式の自動給餌器で食事管理
留守番の準備の際にまず思いつくのが食事のこと。不在中のご飯を全部山盛り状態にして旅立つのはおすすめしません。フードが酸化・腐りやすくなってしまうだけでなく、猫が一度に食べ過ぎて下痢など体調不良に陥ってしまうこともあるためです。定期的に規定の量のフードを提供できるタイマー式の自動給餌器を用意するとよいでしょう。フードの変質を避けるため直射日光の当たらない場所に設置してください。
◇給水皿や自動給水器を複数用意
猫は新鮮で綺麗な水を好むので、給水用の器は複数設置しましょう。猫がじゃれてひっくり返してしまったときのリスクヘッジにもなります。フィルターによって毛やゴミを除去できる循環式の自動給水器は流れ出る水が好きな猫ちゃんに特におすすめです。こちらも直射日光の当たる場所に置くのはNGです。
◇トイレは予備を1〜2個準備
猫のトイレは普段1日に1〜2回掃除しているオーナーさんが多いかと思います。旅行での不在時は当然ながらトイレは汚れていく一方になってしまい、綺麗好きな猫にとっては辛い状況。あちこちに粗相されてしまうのを避けるためにも、予備のトイレを1〜2個増やして設置しておきましょう。
◇エアコンでの温度調節
旅行での不在時は防犯上、また猫の脱走防止目的のため、窓は施錠していきましょう。そのため夏場や冬場はエアコンの冷暖房機能による温度調節が必要になります。目安は夏場が27〜28度、冬場は23〜25度前後です。またできるだけ各部屋を開けておき、猫が暑さや寒さを感じた時に別の場所へ避難できるようにしておくことをおすすめします。
◇見守りカメラで様子を確認&コミュニケーション
旅先から猫の様子を確認したいときにおすすめなのがペット用の見守りカメラ。
広範囲での撮影・カメラ角度の変更が可能なタイプだと猫が移動しても探し出すことができます。また双方向で音声のやりとりができるタイプのものもあり、話しかけたり声を確認したりと遠隔地からでも猫ちゃんとコミュニケーションをとることができます。
3日以上の長期間の旅行で家を空ける場合、上記の対策では対応しきれなくなるため他の人の手を借りてお世話をお願いしましょう。
◇知人・友人に世話をお願いする
知人・友人に1日に1〜2回自宅に来てもらい、猫のご飯やトイレなどの面倒を見てもらうとよいでしょう。日頃から見知った相手ならば猫の特徴や性格を把握してくれていて安心ですし、猫にとっても精神的な負担が少なくて済みます
◇ペットシッター・キャットシッターを頼む
知人・友人に頼めない場合はプロのペットシッター・キャットシッターに依頼するという方法があります。事前の打ち合わせで愛猫の性格や持病、必要なケアなどの情報をしっかり伝えておきましょう。また当然ですが愛情を持って猫に接してくれる人であるかをチェックすることも大切です。
◇ペットホテルに預ける
人懐っこい性格や社交的な性格の猫ちゃんならばペットホテルに預けることも可能です。普段からかかりつけにしている動物病院内のホテルだと、猫は多少慣れているので負担が少なくて済みます。お気に入りのおもちゃやタオルなど自分の匂いがついたものがあれば猫は安心できるので、預ける際に持参することをおすすめします。
短期にせよ長期にせよ、旅行で猫に留守番をしてもらうためには日頃からの準備が大切になってきます。
◇ドライフードを食べ慣らせる
ウエットフードは腐りやすいため、留守番中のフードとしては危険です。普段の食事はウエットフードの場合でも、ある程度はドライフードも食べられるようにしておきましょう。
◇積極的に他人と会わせ社交性を持たせる
誰からも愛される社交性を持たせることで、他人にお世話してもらうことに抵抗を持たないようにしてあげましょう。
◇猫のカルテを作っておく
知人・友人・ペットシッター・ペットホテルなど他の人に猫を預ける場合は愛猫の情報をいかに詳しく正確に伝えておくかが重要になります。項目は性格・食事の好み、持病・お気に入りの遊びなどなど。旅行前日の慌ただしいタイミングではなく、普段から定期的にメモし、カルテとして保管しておきましょう。
旅行から帰ったときに笑顔で再会できるよう、愛猫にお留守番をしてもらう準備をしっかりと対策したいですね。
猫は元々単独行動を好む動物なので比較的孤独に強く、留守番で一人の時間を過ごすこと自体は苦痛ではありません。ただし、飼い主が不在の間しっかりと愛猫の命を守るためには配慮と準備をしなければいけないポイントがいくつもあります。今回は短期旅行の場合、長期旅行の場合、そして日頃から留守番に備えてできる対策についてご紹介していきます。
1〜2日の短期旅行の場合は自宅でお留守番
猫は環境の変化を好まない上、孤独に強い動物です。1〜2日の短期間の旅行の場合はよそに預けたりするよりも自宅で過ごす方が猫にとっては安心なのです。
◇タイマー式の自動給餌器で食事管理
留守番の準備の際にまず思いつくのが食事のこと。不在中のご飯を全部山盛り状態にして旅立つのはおすすめしません。フードが酸化・腐りやすくなってしまうだけでなく、猫が一度に食べ過ぎて下痢など体調不良に陥ってしまうこともあるためです。定期的に規定の量のフードを提供できるタイマー式の自動給餌器を用意するとよいでしょう。フードの変質を避けるため直射日光の当たらない場所に設置してください。
◇給水皿や自動給水器を複数用意
猫は新鮮で綺麗な水を好むので、給水用の器は複数設置しましょう。猫がじゃれてひっくり返してしまったときのリスクヘッジにもなります。フィルターによって毛やゴミを除去できる循環式の自動給水器は流れ出る水が好きな猫ちゃんに特におすすめです。こちらも直射日光の当たる場所に置くのはNGです。
◇トイレは予備を1〜2個準備
猫のトイレは普段1日に1〜2回掃除しているオーナーさんが多いかと思います。旅行での不在時は当然ながらトイレは汚れていく一方になってしまい、綺麗好きな猫にとっては辛い状況。あちこちに粗相されてしまうのを避けるためにも、予備のトイレを1〜2個増やして設置しておきましょう。
◇エアコンでの温度調節
旅行での不在時は防犯上、また猫の脱走防止目的のため、窓は施錠していきましょう。そのため夏場や冬場はエアコンの冷暖房機能による温度調節が必要になります。目安は夏場が27〜28度、冬場は23〜25度前後です。またできるだけ各部屋を開けておき、猫が暑さや寒さを感じた時に別の場所へ避難できるようにしておくことをおすすめします。
◇見守りカメラで様子を確認&コミュニケーション
旅先から猫の様子を確認したいときにおすすめなのがペット用の見守りカメラ。
広範囲での撮影・カメラ角度の変更が可能なタイプだと猫が移動しても探し出すことができます。また双方向で音声のやりとりができるタイプのものもあり、話しかけたり声を確認したりと遠隔地からでも猫ちゃんとコミュニケーションをとることができます。
3日以上の長期旅行の場合はお世話をお願いする
3日以上の長期間の旅行で家を空ける場合、上記の対策では対応しきれなくなるため他の人の手を借りてお世話をお願いしましょう。
◇知人・友人に世話をお願いする
知人・友人に1日に1〜2回自宅に来てもらい、猫のご飯やトイレなどの面倒を見てもらうとよいでしょう。日頃から見知った相手ならば猫の特徴や性格を把握してくれていて安心ですし、猫にとっても精神的な負担が少なくて済みます
◇ペットシッター・キャットシッターを頼む
知人・友人に頼めない場合はプロのペットシッター・キャットシッターに依頼するという方法があります。事前の打ち合わせで愛猫の性格や持病、必要なケアなどの情報をしっかり伝えておきましょう。また当然ですが愛情を持って猫に接してくれる人であるかをチェックすることも大切です。
◇ペットホテルに預ける
人懐っこい性格や社交的な性格の猫ちゃんならばペットホテルに預けることも可能です。普段からかかりつけにしている動物病院内のホテルだと、猫は多少慣れているので負担が少なくて済みます。お気に入りのおもちゃやタオルなど自分の匂いがついたものがあれば猫は安心できるので、預ける際に持参することをおすすめします。
日頃からできる猫のための留守番対策
短期にせよ長期にせよ、旅行で猫に留守番をしてもらうためには日頃からの準備が大切になってきます。
◇ドライフードを食べ慣らせる
ウエットフードは腐りやすいため、留守番中のフードとしては危険です。普段の食事はウエットフードの場合でも、ある程度はドライフードも食べられるようにしておきましょう。
◇積極的に他人と会わせ社交性を持たせる
誰からも愛される社交性を持たせることで、他人にお世話してもらうことに抵抗を持たないようにしてあげましょう。
◇猫のカルテを作っておく
知人・友人・ペットシッター・ペットホテルなど他の人に猫を預ける場合は愛猫の情報をいかに詳しく正確に伝えておくかが重要になります。項目は性格・食事の好み、持病・お気に入りの遊びなどなど。旅行前日の慌ただしいタイミングではなく、普段から定期的にメモし、カルテとして保管しておきましょう。
旅行から帰ったときに笑顔で再会できるよう、愛猫にお留守番をしてもらう準備をしっかりと対策したいですね。
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