オーソドックスですが、言葉で伝えましょう。
最近色々な動物の研究で、簡単な言葉なら犬はかなりの確率で理解をしている事がわかっています。
ゆったりとした時に優しい声で「○○ちゃん大好きだよ」「○○君いい子だよ」と笑顔で伝えましょう。
ワンちゃんは飼い主さんの優しい表情と声がとっても大好きです。
逆に「いけない」「危ない」などのNGだったり、「大丈夫?」などの心配する気持ちも理解します。
飼い主さんが悲しい表情をすると、ワンちゃんも悲しい気持ちになったり、心配になったりして寄り添ってくる子もいます。
大切なワンちゃんとはいえ、飼い主さんだって色々忙しいですよね。
お仕事してる人、家事や育児をしている人などやる事はたくさんです。
当然ワンちゃんにベッタリとはいきません。
そんなことはワンちゃんも理解しています。
いえ、理解するようになります。
そのためにも、1日10~15分でいいですから、ワンちゃんだけのための時間を作って上げましょう。
テレビを見ながらだったり、家事をしながらの「ながら」ではなく、ワンちゃんと100%向き合う時間です。
その時間に声をかけながらおもちゃで遊んであげたり、ブラシをかけて上げたりしてコミュニケーションを取りましょう。
その僅かな時間の積み重ねが信頼関係を築き、飼い主さんが忙しい時間でも静かに待てるのです。
ワンちゃんにとって飼い主さんとの一番好きな時間は、スキンシップをしてくれる時間です。
大好きな飼い主さんと触れ合う事だけで安心するし、ストレス解消する事も出来るのです。
時々、飼い主さんの体にピタっと体を寄せてくる子がいますが、安心感を求めている事があります。
ただ、触れ合うならどこでもいい訳ではありません。
基本的にワンちゃんは頭や手足の先を触られるのは嫌いです。
全般に顎の下から胸元辺りは好きと言う子が多いと思います。
うちの子はどこを触られるのが好きかを観察して上げましょう。
とても単純なようですが、毎日美味しいご飯をくれると、ワンちゃんはとても嬉しいのです。
ましてやワンちゃんの健康を考えて、栄養バランスを考えてくれたり、味を考えてくれたりする飼い主さんの気持ちはワンちゃんには伝わります。
特に仔犬の時は、ご飯を飼い主さんの手からもらう事で、とても信頼を持つようになります。
毎日は大変でしょうから、仔犬の間だけでも時々ご自身の手からご飯を上げてみましょう。
本来犬は群れで行動する動物です。
寝るときも寄り添うように体を寄せ合って眠ります。
その頃の本能なのか、飼い主さんの体寄り添い寝たがる子がいます。
そうする事で、仲間・家族・味方という関係を築くのです。
ただ、ベッドや布団は衛生面を考えると別の方がいいのですが、一緒に寝る場合はこまめに洗濯する事をおすすめします。
ソファやカーペットでお昼寝する時だけでも大丈夫です。
同じ部屋にワンちゃんのベッドスペースを作って上げるのもいいですね。
もちろん、中には「人は人」、「ペットはペット」という考え方もあります。
ですから、寝室を共にする事に抵抗のある人もいます。
それも一つの関係の築きです。
ワンちゃんは飼い主さんと見つめ合うのが大好きです。
「アイコンタクト」です。
ワンちゃんが飼い主さんの目をジーーーっと見つめてくる事があります。
そんな時は見つめ返して上げましょう。
「僕はあなたが好きだよ」「愛してるよ」という気持ちを表現してくれています。
飼い主さんが見つめ返す事で「私も○○ちゃんが大好き」と理解してくれる瞬間です。
他にもたくさんあると思います。
一番大切なのはやはりコミュニケーションをたくさん取る事です。
そうする事で、飼い主さんの気持ちも伝わるし、ワンちゃんの気持ちも伝わってきます。
たくさん話しかけて、たくさん触れて、たくさん一緒に過ごしましょう。
そして少しの変化などを見逃さない関係を築きましょう。
そうなれば、怪我や病気などワンちゃんの異変にもいち早く気づく事ができ、対応する事に繋がります。
賢いワンちゃんの中には、飼い主さんの異変に気付いてくれる子もいます。
素敵な関係を築いて、楽しいワンライフを送りましょう。