ボディランゲージとは?
先に耳ペタ行動を知る前に、ボディランゲージについて説明します。
ボディランゲージは、目や耳・表情・しっぽなど体全体を使った気持ちを相手に表すための方法のことです。体全体を使い不安や警戒、喜びなどの自分の気持ちを表現しています。
しかし、犬の気持ちを理解するためには、犬が表現している行動だけではなく、環境も考慮して考える必要があります。
また、ボディランゲージに似た言葉で、カーミングシグナルと聞いたことがありますか。この二つを同じだと思っている方は多いです。
カーミングシグナルとは、自分や相手を落ち着かせるために見せる行動のことです。また、この行動は犬が不安や恐怖を感じた時にも見せます。
カーミングシグナルは、ボディーランゲージの一種ですが意味が違いますね。
ボディランゲージの重要性
ボディランゲージを知ることは、犬との信頼関係を築くのにとても重要です。
私たち人間は、言葉を話すことで他人とのコミュニケーションを取ります。しかし、犬は言語は発達しませんでしたが、ボディランゲージを発達させることでコミュニケーションを取っています。
ドックランなど行くと、犬同士でボディランゲージを使用してコミュニケーションを取っているのをよく見かけます。そのおかげで、犬同士は群れで生活できます。
人間と犬の間では、言葉でのコミュニケーションはできませんが、犬たちは行動で気持ちを示してくれます。犬たちは、人間の様子をしっかりと見て人間と過ごそうとしてくれています。
また、犬のボディランゲージには、人間もマネできるものが多くあります。犬にそれを行うことで、犬にも人間の気持ちが分かりやすくなります。
なので、ボディランゲージを学ぶことで、愛犬とより深く絆を持つことができます。
耳ペタ行動・その1
一つ目は、飼い主を信頼しているときに見せます。
愛犬が、自分の近くにいる時、耳を後ろにしていませんか。その時の表情が、穏やかであれば飼い主の近くだと落ち着くと信頼や有効の気持ちを表してくれています。
垂れ耳の仔は耳の付け根を見るとわかりやすいので見てみてください。たち耳の仔で、耳ペタをすると正面からは耳が見えなくなりとても可愛い姿が見えます。
この行動は、いつも一緒にいる飼い主さんならよく見かけることがあると思います。この瞬間に写真を撮れたら最高の一枚になりますね。
耳ペタ行動・その2
二つ目は、犬が甘えたいときです。
愛犬が、自分のもとに来て可愛い目で耳ペタして見上げてくることはありませんか。そんなときは、愛犬が飼い主に甘えたいと感じています。また、構ってほしいとも思っています。
筆者自身も、家で何かしていて夢中になっていると、愛犬がこの行動をしてきます。そんなときは、ボールを投げると大喜びしてくれます。
甘えたいときに耳ペタで見上げるのは、とても奥ゆかしい感じできゅんとくる飼い主も多いのではないでしょうか。
耳ペタ行動・その3
三つめは、相手に敵意がないとこを示しています。
この行動は、他の犬に対してよく見られます。そんなときの愛犬の顔は、ちょっと困っていませんか。そんなときは、相手に対し敵意がないことを伝え無駄な争いを避けています。
平和主義の犬ならではの行動ですね。この行動が見られた場合、愛犬でけではなく、相手側の犬にも注意してみてください。もしかしたら、愛犬は敵意がなくても喧嘩になってしまうことがあります。
事前に見ておくと愛犬をケガから守ることができます。
耳ペタ・その4
四つ目は、リラックスしています。
愛犬が休憩しているときに、耳を後ろに倒しているところを見たことないでしょうか。また、愛犬を撫でようとしたときに耳を倒す行動が見られます。
そんな時は、撫でてもいいよと安心している証拠です。また、リラックスしています。撫でているときに耳をペタっとして気持ちいい顔をしているとこがあります。
飼い主に触られて気持ちいいとリラックスしているので、続けて撫でてあげててください。
耳ペタ・その5
五つ目は、緊張や恐怖を感じています。
この時には、表情や尻尾にも注意してみてください。表情は硬くなり、しっぽは下がり足の間に入っているかもしれません。そういう時は、緊張や恐怖でストレスを感じています。
愛犬を叱ったり、動物病院に連れていくとよく見られます。状況によっては仕方ない時もありますが、この行動が見られたときは恐怖の対象を除去してあげてください。
最後に
耳ペタ行動ですが、注意が必要な時があります。
耳ペタ行動は、両耳が同じ動きをしています。もし、愛犬が片耳だけを下げていた場合、それは耳の病気が隠れていることがあります。
そんな時は、すぐに動物病院に連れていき原因を取り除いてあげてください。
ここまで、耳ペタの行動の気持ちの説明してきました。耳を後ろに倒すだけの何気ない行動に見えますが、そこにはいろんな気持ちがあります。その時の、犬の表情だったり行動を確認して気持ちを汲み取ってあげてください。
耳ペタしている犬は、とても可愛いですね。なので、信頼されていたりリラックスしているときの耳ペタをいつも見れるようにしたいですね。