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愛犬飼育スペシャリスト
有川莉保
暑いのに洋服は必要?夏に犬の洋服を着せる意味とは

夏に洋服を着せる理由

夏に洋服を着せたら余計暑くて熱中症になってしまうのではないか?と考える飼い主さんは多いと思います。
確かに、防寒用の洋服などを着せたら暑くて熱中症になってします。

しかし、最近では夏用の犬服も多くなってきています。
夏用の犬服を正しく着せてあげることでわんちゃんにとって嬉しい効果を期待できるのです。

では、嬉しい効果とはどんなことでしょうか?
夏に洋服を着せるのには主に3つの理由があります。

1つ目は虫刺されから肌を守る。
2つ目は紫外線から肌を守る。
3つ目は暑さから体を守る。

夏に洋服を着せることでこれらの効果を発揮してくれます。
特に暑さに弱いわんちゃんを飼っている方は上手に洋服を活用して、暑い日々を乗り切って欲しいと思います。

虫刺されから肌を守る

夏に洋服を着せる理由の1つ目は虫刺されから肌を守ってくれるということです。

暖かくなってくると様々な虫が活発に活動するようになります。
また、フィラリア症を引き起こす蚊も出てくるようになります。

夏になるとアウトドアも楽しい季節になりますよね。
キャンプに行ったり、川に遊びに行ったりと虫が多くいるところへよく遊びに行くようになります。

その際にも洋服を着せることでこういった虫から肌を守ることができます。
虫刺されから肌を守ることで虫が媒介する感染症のリスクを減らすことができます。

ノミ・マダニも暖かくなってくると活発に活動し始める虫です。
ノミ・マダニから肌を守るなら体に密着するような洋服がおすすめです。

紫外線対策

2つ目は紫外線対策です。
暑くなってくると毛を短く刈って涼しく過ごせるようにしてあげている飼い主さんもいると思います。
毛が短くなるということは肌の露出が増えるということです。

肌の露出が増えれば紫外線によるダメージも受けやすくなります。
また、夏は紫外線が非常に強いので注意しなくてはいけません。

紫外線に当たりすぎると皮膚を痛めてしまう可能性もあります。

夏場は毛をいつもより短く刈るようにしているという方は、紫外線対策として洋服を着せてあげると安心です。

暑さ対策

3つ目は暑さ対策です。
「洋服を着せたら余計暑いんじゃないの?」と思う方もいると思います。

先ほどもお話したように夏用の犬服を着せることで暑さ対策ができます。
夏用の犬服は通気性に優れているものや熱を逃がしてくれるものなど、暑さ対策機能に優れています。

そのため、何も着ずに外に出るよりも洋服を着ていた方が涼しく過ごせることもあります。
特に洋服を濡らして水分が蒸発するのと同時に熱も奪ってくれるという機能をもった洋服は暑さ対策に有効かと思います。

夏用の犬服とはどんなもの?

夏用の犬服にはどのような機能があるのか紹介していこうと思います。

◎速乾性に優れている
犬は汗をかくことはほとんどありません。
しかし、先ほどもお話ししたように夏服を濡らして使用することがあります。

夏服を濡らして使用するのは水分が蒸発するときに熱も一緒に奪ってくれるからです。
つまり人間でいう汗の役割をしてくれるのです。

濡れている状態が涼しいからすぐに乾いてしまったら意味がないんじゃないの?と思う方もいるかと思います。
しかし、濡れた洋服も時間が経てば温まってきます。
この温まった状態の洋服を着せ続けると熱中症の原因にもなりかねません。

濡らした洋服がすぐに乾くからこそ涼しく過ごすことができるのです。

◎通気性に優れている
濡らして使用する洋服だと大変という場合には通気性に優れているものなどを選ぶと良いかもしれません。
洋服の中にこもった熱を逃がしやすくしてくれるので夏場にはメッシュなどの生地が良いです。

◎保冷剤を入れられる
保冷剤を入れられるポケットが付いている夏服もあります。
首の後ろなどを冷やしてあげることによって体温を少しでも下げることができます。

夏服には暑い日々を快適に過ごすための機能が備わったものがたくさんあります。
ライフスタイルや使い勝手の良いものを選んで使用することで熱中症や紫外線予防につながりますよ。

まとめ

夏に洋服を着せる意味について紹介していきました。
虫刺されや紫外線予防をしながら楽しくお散歩していただきたいと思います。

注意して欲しい点としては夏に洋服を着せたからといって太陽が照りつける日中にお散歩しても大丈夫ということではないという点です。

夏場のお散歩は早朝や夕方など涼しくなってから行くのがベストです。
また、こまめに水分補給を行うことも大切です。

洋服を着せていても虫に刺されたりノミ・マダニがくっついてしまうこともあります。
そのため、まずはきちんと動物病院での予防医療を受けることが一番大切です。

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