愛犬の毛はなぜ変色するの?
とくに白い被毛の子は、涙や体液の影響で赤く焼けて変色しやすいものです。
こまめに拭いてあげることで変色を防ぐことができますが、気になる方はトリミングサロンなどで、変色してしまった部位をカットしてもらうなどすると、良いでしょう。
涙やけなど毛が赤く変色してしまうことは、自然なことであり、個体差があります。
また、手足が舐めて変色してしまったという子は、舐めてしまった原因を特定して、対処するのが大切です。
舐めるのが続いて、毛が赤く変色してしまうこと自体は健康に問題はありませんが、同じ部位を頻繁に舐め続けてしまうと、皮膚炎などの原因にもなります。
また、なんらかのストレスサインの可能性もあるため、愛犬の様子をよく観察するようにしましょう。
愛犬が手足を舐める原因は?
上記でストレスサインの可能性があると紹介しましたが、ストレス以外にも犬が手足を舐める理由は複数あります。
主な理由を紹介しますね。
・ストレスがかかっている
いきなり生活環境やドッグフードが変わったなどの変化により、ストレスを感じている場合があります。
さらには、先住犬として新しい子犬を迎えたなど神経質な性格の子は影響を受けやすいものです。
また、お留守番の時間が長い、運動不足などストレスがかかり、気を紛らわせるために手足を舐めている可能性があります。
ストレスがあると、手足を舐める他にも食欲不振や下痢、嘔吐など他の問題もあるケースが多いので、普段から愛犬の様子を観察して、変化に気づけるようにするのが、大切です。
・暇つぶし
犬の性格によっては、暇つぶしに手足を舐めているということがあります。
性格的に手足を舐めて時間を潰し、手足を舐めることが癖になっているというケースです。
この場合には、頻繁に手足を舐めてしまうためこまめにシャンプータオルで拭いてあげるか、おもちゃなど手足を舐めるよりも気が向くものを提供してあげるのが、ベストです。
手足を舐めることがルーティンになっていると、なかなか辞めさせることが難しくなります。
トリミングサロンで変色した部分をカットしてもらったり、飼い主さんのほうでケアを進めていきましょう。
・怪我や病気
手足を舐めて変色してしまうことで、1番心配なのが怪我や病気が隠れているケースです。
皮膚炎などで痛みがあると、舐め続けてしまうことがあります。
さらには、病気などの違和感や痛みから手足を舐めて気を紛らわそうとしている可能性もあります。
手足を舐める他にも、下痢や嘔吐、元気がないなど普段とは違う症状がある場合には、早めに動物病院を受診するようにしましょう。
愛犬の手足が変色した時の対処法3選
愛犬が手足を舐めるのが癖になっている場合には、を完全にやめさせることは難しいですが、工夫次第で変色を改善することは可能です。
対策を3選紹介します。
①こまめな拭き取り
変色する理由は唾液による成分です。
毛が濡れている状況を減らして、皮毛を乾いた状態にすることで皮毛が赤く変色することを予防することができます。
そのためには、シャンプータオルやウェットシートなどでこまめに拭き取り、その後タオルドライなどで水気をしっかり拭き取るようにしましょう。
あまり、ガシガシ拭いてしまうと皮膚や被毛を傷つける原因になりますので、優しく水気を吸い取るように吹きます。
拭き取る他にも、ブラッシングにより余分な被毛を取り除くことも効果的です。
②愛犬とたくさん遊ぶ
愛犬が手足を舐める機会を軽減することが、被毛の変色を遅らせることにもなります。
とくに暇つぶしで毛を舐めてしまい、変色してしまう子は飼い主さんがおもちゃなどでたくさん遊んであげるようにしましょう。
被毛を舐める機会を減らすことで、偏食の進行を遅らせることもでき、コミュニケーションにより絆を深めることにも繋がります。
遊びながら手足を舐める以外に異常がないかなど健康チェックすることもできるため、一緒に遊びストレス解消もしましょう。
③こまめにシャンプーをする
トリミングサロンでのカットと合わせてこまめにシャンプーして、皮毛を清潔に保つことも大切です。
健康な個体であれば、月に一度のシャンプーがベストです。
特に白毛の子はホワイトシャンプーを使用することで、きれいに仕上がりますよ。
シャンプーにより赤みを軽減して皮毛をきれいにすれば、皮膚炎などの予防にもつながります。
愛犬の被毛の状態に応じて、シャンプーやトリミングサロンの利用を調節しましょう。
まとめ
愛犬が手足を舐めて赤くなってしまったときの対処法や愛犬が手足を舐める理由について紹介しました。
こまめなお手入れにより、手足の変色を軽減することができますが、手足を舐める理由には病気や怪我が隠れている場合もありますので、健康チェックを日常的に行いましょう。