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愛玩動物飼養管理士
國澤莉沙
猫と他のペットの相性は?ポイントを紹介

猫と他のペットは飼える?

結論から言えば、猫ちゃんとわんちゃんを飼っているご家庭もあれば、カメやハムスターなどの小動物、爬虫類と猫を飼っている方もたくさんいるため、猫と他のペットを飼うことは可能です。
みんな大切な家族の一員であり、一緒に過ごす時間はかけがえのないひとときになりますよね。

しかし、猫と他のペットを一緒に飼うことはいくつかのポイントがあります。
前提として、他のペットをお迎えすることで先住猫がストレスを溜めないか検討する必要があります。

これは他のペットだけでなく、猫同士を多頭飼いする時にも言えることですが、一緒に暮らしていく上で相性が一つの大きな課題になります。
人同士も相性があり、それらが合わないとストレスになります。

愛猫の性格が臆病だったり、神経質な性格をしていると環境の変化によりストレスから体調不良になる可能性もあります。
他のペットをお迎えして、猫が攻撃的になる、怯えている、食欲不振や嘔吐、下痢などの症状がある場合には、最悪別々の部屋で接触させないように生活することも考慮しなくてはなりません。

新しい家族を迎えたいという気持ちもわかりますが、まずは先住猫ちゃんの性格を考慮して優先するとうまくいきやすいでしょう。

さらには、ペットが増えるということは当然経済的な負担も増します。
ペットを飼育することは、その子の生涯に責任を持つことにもなり、途中で放棄することはできません。
一生涯お世話がしっかりできるか、万が一飼い主さんがお世話できない状況になった際の預け先などを明確にしてからお迎えすることが大切です。

猫と飼うのにおすすめなペットは?

上記で紹介したように猫ちゃんの性格にもよりますが、一緒に暮らす上で猫と相性が良い傾向にあるペットを紹介します。
多頭飼育の参考にしてください。

①犬

犬は高い知能を持っており、人のパートナーとして猫同様昔から愛されてきました。
猫と犬はお互いに程よい距離感を取ることができる存在ですので、一緒に飼育しやすいでしょう。

注意したいのは、犬は群れ生活していた動物であり飼い主さんをリーダーとして従うことで安心感を得ます。
みんな一緒に行動することを好む犬とは対照的に猫はおひとり様を好む単独行動が基本です。

必要以上に犬が猫にかまったり、一緒に行動させようと過度なふれあいをさせてしまうと喧嘩の元にもなります。
お部屋にはキャットタワーや猫ちゃんの専用スペースなどを設けて、猫ちゃんがリラックスできる空間を用意しましょう。
また、わんちゃんが猫ちゃんにかまってイライラしている様子が見られたら、わんちゃんに指示を出してやめさせ適度な距離を保てるようにしつけを行うのがポイントです。

②ハムスター

小さな身体のハムスターは猫にとって本能的に追いかけたくなる存在です。
古くから農作物などをしまっておく倉庫や船にいたネズミを駆除する役割で飼われてきた猫はネズミ取りの名人であり、ネズミを獲物として捕らえています。

同じネズミ科のハムスターも猫にとっては、獲物に見える可能性が高く、猫ちゃんがハムスターを攻撃してしまう可能性があります。
さらにハムスターも本能的に猫を怖がる性質があり、一緒の空間にいることによりストレスが溜まる可能性があります。

ハムスターちゃんと猫ちゃんを一緒に飼育する場合には、別々の部屋で飼育するか猫がハムスターに近づけないように対策をして飼いましょう。

③ウサギ

ハムスターよりは身体が大きいので、猫とウサギを一緒にしても仲良く過ごせる可能性は高いです。
特にお互い小さな時から一緒の空間で過ごすことが当たり前になっていれば、仲間と認識して攻撃しないこともあります。

注意したいのは、うさぎはストレスに大変弱い動物であり、ちょっとしたことでも怯えて
体調を崩してしまう可能性があります。

猫ちゃんが激しく運動している音や生活音などが気になり、ストレスになる可能性もあるため双方の様子を見ながら一緒にする時間を徐々に増やしてあげると良いでょう。

④鳥

インコや文鳥などと暮らしている方も多いですが、鳥も猫にとっては追いかけたくなる存在であり本能的に狩りをしたくなるものです。
幼少期から一緒にいることが当たり前の存在として慣らしておけば仲良く過ごせる可能性もあります。

鳥カゴに猫が近づけないように対策するなど双方が適度な距離感で過ごせるように工夫しましょう。

⑤爬虫類

爬虫類のストレスにならないように猫との様子を見ながら一緒の空間で過ごせるように徐々に慣らしていきましょう。

基本的に爬虫類は体を温めるバスキングライトなどの設置された飼育スペースが必須です。
ずっと部屋の中に放しておくと体温下がってしまう危険もあるため、飼育スペースからだして散歩させる場合には、猫が来れない別の部屋に出すなど安全対策をしっかりしましょう。

まとめ

猫と一緒に買うことができるペットについて紹介しました。
猫ちゃんの性格を考慮しながらパートナーを探してみましょう。

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