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ワンちゃんやネコちゃんを車に乗せるときに注意点って?

ワンちゃんネコちゃん共通の注意点

・ワンちゃんネコちゃんともクレートに入れて固定する
車内で自由にさせると、急ブレーキをかけたときにケガをするリスクがあります。必ずクレートに入れて、シートベルトで固定しましょう。抱っこして運転などは大変危険です。ワンちゃんネコちゃんの動きが気になって、運転に集中できなくなります。

また、ドアを開けた瞬間や窓の隙間から外に飛び出す恐れもあるので、かならずクレートに入れて固定してください。クレートに入れるのは大変な大型犬などは、ワンちゃん用のシートベルトをしてあげましょう。

・車中の温度に注意する
たとえ冬でも、直射日光が当たるだけで車内の温度が急上昇します。油断をしていると、熱中症になる恐れがあるので十分注意してあげましょう。夏場は、人間が「寒い」と思うくらいがちょうどいい温度です。

人はひざ掛けや上着で調節します。ただ、エアコンの風がワンちゃんやネコちゃんに直撃すると、冷えすぎたり皮膚が乾燥したりします。風向きには十分気を付けてくださいね。

・飲み水やビニール袋、ペットシーツを用意しておく
ワンちゃん、ネコちゃん用の飲み水は水分補給のために必ず用意しておきます。万が一の粗相や嘔吐などに備え、ペットシーツやビニール袋も一緒に載せておきしょう。ウエットティッシュも便利ですよ。

・ワンちゃんやネコちゃんだけを車に置いていかない
ワンちゃんやネコちゃんだけを車に置いて、離れるのは危険です。買い物などで車を離れることが事前に予想される場合は、連れて行くのをやめましょう。

「ちょっとくらい大丈夫だろう」と思っても、エアコンが切れて熱中症になってしまったなどの事故につながる恐れがあります。

ワンちゃんを車に乗せる場合の注意点やポイント

ワンちゃんは、車に乗せて旅行する飼い主さんも多いでしょう。ドッグランや動物病院への移動にも便利です。ただし車に酔いやすいワンちゃんがいることと、熱中症に注意する必要があります。

・車に慣らしておく
あまり乗り慣れていないワンちゃんは、まず車に慣れさせます。クレートに入れてから車に乗せますが、動かしません。1分程度の短い時間から、10分、30分と少しずつ伸ばしていきます。

降りたあとおやつをあげてほめてください。途中でおやつをあげてもいいのですが、酔うワンちゃんだと移動時にあげられなくなってしまいます。車から降りたあとの習慣をつけておくといいですね。

・実際に移動して距離を延ばしていく
短時間で行ける公園などに、連れて行きます。慣れてきたら、距離を延ばしていきます。車が苦手なワンちゃんの場合は、車に乗ると楽しいことがあると愛犬に覚えさせましょう。

特にいつも動物病院に行くときだけ車に乗せている場合は、ときどき公園やドッグランにも連れて行ってみてください。
楽しいことが待っていると理解すると、車に喜んで乗るようになってきているでしょう。

・乗り物酔いの薬を処方してもらう
ネコちゃんに比べて車に酔いやすいワンちゃんが多いようです。動物病院を受診して、乗り物酔いの薬を処方してもらいましょう。事前に、または乗車中にたくさんご飯やおやつを与えないことも大切です。

酔うと、ワンちゃんの多くは次のような症状が見られます。

・落ち着きがなくなる
・元気がなくなる
・呼吸が激しくなる
・震える
・甘えたような声で鳴く
・よだれをたらす
・吐き気、嘔吐をする
・生あくびを何度もする
・下痢をする
など。

車から降りても回復しない、症状が悪化してきた場合は、動物病院を受診してください。

・長距離は定期的に休憩
旅行などで長距離を移動する際は、定期的な休憩を入れましょう。最近はドッグランやワンちゃん用の足洗い場があるところも増えてきましたので上手に利用したいですね。飛び出すと危険なので、リードはしっかり持ってくださいね。

旅先で体調を崩すこともあるので、動物病院を調べておくことも大切です。

ネコちゃんを車に乗せる場合の注意点やポイント

ネコちゃんは環境の変化が苦手なので、車に乗るのは好みません。動物病院に行く場合などに使うことがほとんどです。知らない人にほとんど会うことがないので、公共交通機関よりはストレスがかからないでしょう。ただしドライブなどはストレスや負担になるので、やめましょう。

・クレートに慣れさせておく
クレートに入れてから車に乗せるので、あらかじめクレートに慣れておくことが大切です。そのままネコちゃんを車に乗せるのは大変危険です。飛び出しのリスクだけでなく、飼い主さんの運転の邪魔になってしまいます。

使い慣れたクレートに入ったまま車に乗るなら、ネコちゃんの負担も軽くなります。クレートに布をかけて、周囲が見えないようにすると落ち着くでしょう。温度管理には注意してください。


・車にフェイシャルホルモン製剤を
「車に乗ると興奮する、怖がる」などの場合は、フェイシャルホルモン製剤をあらかじめスプレーしておくのもおすすめです。フェイシャルホルモン製剤については、動物病院で相談してください。

・あまり酔わないといわれるが心配なら受診
ネコちゃんはあまり車に酔わないといわれています。しかし、中には気分が悪くなるネコちゃんもいますので、心配なら動物病院で相談・受診しましょう。

まとめ

ワンちゃんやネコちゃんを車に乗せる場合は、事故防止のためにもクレートに入れて固定しましょう。自由にしておくと、飛び出しなどのリスクもあります。

車内の温度に気を配り、熱中症予防にも注意してください。ワンちゃんやネコちゃんを置いて、車を離れることは危険なのでやめましょう。車に酔ってなかなか回復しない場合は、必ず動物病院を受診してくださいね。

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