なぜ犬は食器をひっくり返す?
犬が食器をひっくり返す理由はさまざまですが、ご飯を食べた後や水がまだ入っている水皿をひっくり返すされてしまうと、飼い主さんは、びっくりしますよね。
まだ中身が入っている時には、掃除も大変ですし食器が壊れてしまう可能性もあります。
食器をひっくり返すのは、さまざまな理由がありますが、特に多いのは食器をおもちゃと認識して遊んでしまうということです。
特にひっくり返すときに音が鳴ったり、ゆらゆら揺れる食器は好奇心を刺激されて楽しくなってしまいます。
また、ステンレス席の食器に映る自分の姿に興奮してひっくり返すこともあります。
また、お水がなくなったり、ご飯の時間が近づいてくると催促のために食器をひっくり返すこともあります。
一度食器をひっくり返して、飼い主さんがご飯や水を入れてくれたなんて成功体験があると、ひっくり返せばご飯や水がもらえる!と覚えてしまい繰り返すこともあります。
さらには、出されたご飯が気に入らない、食器に不便を感じている場合にも食器をひっくり返してアピールする子もいますよ。
大切なのは、そんないろいろある理由からなぜ愛犬が食器をひっくり返すのが特定することです。
原因をいち早く特定して、対処するようにしましょう。
また、食器をひっくり返してはいけないとしつけを行うことが重要です。
犬が食器をひっくり返すときの対策
犬が食器をひっくり返す時には原因を早めに特定することが、重要です。
ひっくり返す原因を取り除くことで問題行動を抑制することができます。
まず、ご飯が気に入らなくて食器をひっくり返す時にはご飯を変更しましょう。
主原料により好き嫌いも分かれると思いますので、愛犬の好みに合わせたフードを用意するようにしましょう。
ドッグフードを変更する場合には、一気に新しいものに変えてしまうと、胃腸に負担がかかり、下痢や嘔吐など体調不良の原因になります。
1〜2週間ぐらいかけて徐々に新しいドッグフードの比率を増やしていき変更していきましょう。
次に食器の素材を倒しにくいものに変更するというのも、良いでしょう。
重さのある陶器や滑り止めが付いているもの
高さのある台に設置するタイプのものなど、食器の形状を変えることでひっくり返しにくくなります。
愛犬のサイズに合わせた食器を準備するようにしましょう。
どうしてもご飯の途中で遊び始めてしまい、食器をひっくり返す時にはひっくり返した瞬間にダメやいけないなど禁止ワードを決めてしつけをします。
注意したいのは、食器をひっくり返すことがダメであると教えることです。
犬がご飯を食べようとした時にダメと教えると、ご飯を食べること自体がダメなことと覚えてしまう可能性があり、大変です。
ひっくり返したり、遊び始めたらダメだよと声をかけて食器を下げてしまうというのも手です。
お留守番などの際に暇から食器をひっくり返す時には、吸水機をおすすめします。
水皿を給水器に変更すれば、ひっくり返すこともなかなか難しくなるので、安心です。
ひっくり返らない食器選び
食器をひっくり返すというのは、問題行動の一つでもあり、しつけによりひっくり返してはいけないと教えることが第一に大切です。
飼い主さんと愛犬がしっかりとコミュニケーションをとり、信頼関係を築いた上でしつけを行うことが大前提ですが、問題行動になりそうなことをあらかじめ飼い主さんが除去してあげることも良いでしょう。
そこで、愛犬がひっくり返すことのできないような食器を用意するのは、いかがでしょうか?
小型犬ならば陶器の食器はひっくり返すことができませんし、大型犬であれば、食器を固定してしまうというのも一つの案です。
愛犬の性格や行動パターンを把握して、ひっくり返すことが難しい食器にしましょう。
さらには、耐久性や安全性の高い丈夫な食器を選ぶことでかりにひっくり返しては割れてしまったなどのトラブルを防ぐことができます。
すぐに食器を変えるのが難しい場合には、食事が終わったら食器を下げる、食器の下に滑り止めマットを敷くなど対策をしましょう。
水皿の場合には、給水器に変更したり、水を少なめにするなどして対策します。
また、水皿で遊ぶというのは子犬期に見られる遊びでもあり一過性である可能性もあります。
愛犬の成功体験が増えるように飼い主さんが段取りしてあげると良いでしょう。
定期的な飼育スペースの見直しが大切です。
まとめ
愛犬が食器をひっくり返す心理と対策などをお話ししました。
1番はしつけによりひっくり返すことをやめさせることですが、飼い主さんの方でひっくり返せないように対策することも、大切です。
ひっくり返しにくい材質の食器ならばすぐに対策することができます。
本記事が愛犬とのより良い暮らしのヒントになれば、幸いです。