防災グッズの点検・確認をしよう
災害発生時に困らないように、防災グッズの確認をしておきましょう。
特に次の防災グッズは、愛犬・愛猫のために欠かせません。
・フード・飲み水:1~2週間分
・食器、水入れ:何度か使って慣れたものを入れておく
・携帯のペット用トイレ
・猫砂:軽いタイプが便利
・ペットシーツ:粗相に備えて
・ペット用ウエットティッシュ:汚れた体拭きに
・常備薬:薬名が書いてある袋も
・救急箱:ペット用の消毒薬や包帯など
・新聞紙:敷物としても使える
・ビニール袋:排泄物、ごみ入れに必須
・ガムテープ:壊れたクレートなどの修理やメモ代わりに
・油性マジック:雨などでにじまないのでメモ用や伝言用に
・保冷・保温材:冷暖房が切れる恐れがあるため
・タオルやバスタオル:保温や敷物にも
・敷物:愛犬・愛猫の匂いをつけておく
・かかりつけ動物病院の診察券
・ワクチン接種証明書
・鑑札札・狂犬病予防接種済票
・血統書のコピー
・迷子札
・予備のリードや首輪
・洋服:普段着ている子は入れておく
・ワンちゃん用シューズ
・おもちゃ
・愛犬・愛猫の写真:ラミネート加工しておくと安心
災害時、ペットフードなどは配給も後回しになりがちなので必ずストックしておきましょう。日付の古いものから食べさせて、新しいフードを補充する「ローリングストック」がおすすめです。
ウエットフードは、水があまりない状況でも水分補給ができるうえ、保存期間が長く酸化しません。日頃から食べ慣れておくといいですね。
処方食を食べている愛犬・愛猫は、かかりつけの動物病院で相談しましょう。
最近は携帯用トイレも、コンパクトになっています。避難所などで周囲の人に迷惑をかけないように、必ず用意しておきたいですね。
常備薬についても、少し多めに処方してもらうなど動物病院で相談してみてください。
動物病院の診察券は、普段の通院の際は「非常袋から持ち出してしまう」を習慣にしておくといいですね。
意外と忘れがちなのが「おもちゃ」です。普段とは異なる状況に、ワンちゃんもネコちゃんも動揺しています。楽しく遊べるおもちゃがあるだけでも、心が落ち着きますよ。
愛犬・愛猫の写真を撮ってプリントしておく
愛犬・愛猫の写真は必ず撮影しておき、さらにプリントしておきましょう。災害時は、迷子になる恐れがあります。捜索の際や保護されたときに、「うちの子」と証明する際、写真が役立ちます。正面だけではなく、いろいろな方向から、愛犬・愛猫の写真を撮っておきましょう。さらに、ご家族一緒の写真も必要です。判別に役立つので、特徴のある模様や柄があれば必ず撮っておきます。
スマートフォンに保存するのと同時に、プリントアウトしてラミネート加工しておきましょう。電池切れになったり雨に濡れたりしても安心です。
クレートに慣れておく
普段からクレートで過ごすように慣れさせておきましょう。避難の際も安全に移動できますし、避難所でも慣れたクレートがあれば落ち着けます。
動物病院の通院に使うだけでは、ワンちゃんもネコちゃんはクレートにいい印象を持ちません。好きなおやつを食べさせたり、好きな敷物を敷いたりしてクレートを「うれしくて安心できる場所」にします。普段からクレートを寝床にするといいでしょう。
愛犬・愛猫の健康手帳を作って入れておく
愛犬・愛猫のための健康手帳を作り、防災グッズの中にいれておきましょう。避難所などで初めて出会う獣医さんや動物病院で診察を受ける可能性があるためです。災害時は、普段元気な愛犬・愛猫でも普段と異なる環境に体調を崩しやすくなります。
愛犬・愛猫の健康ノートがあれば、普段の様子やワクチン歴や病歴などがわかるため安心です。健康手帳を発行している動物病院もありますし、インターネットの通販サイトでも購入できます。オリジナルの手帳を作ってもいいですね。
アプリに入れるのもいいのですが、充電が切れる恐れもあります。あえてアナログで保存しておくといいでしょう。
ご近所のペットオーナーとネットワークを
地域に住むペットの飼い主さんたちとのネットワーク作りも大切です。災害が起きた際は、近所同士での助け合いが必要になります。
災害発生時は「自助・共助・公助」が基本です。自分自身で備える「自助」、そして地域の人たちと助け合う「共助」。「公助」が警察や消防など公的機関からの救援や支援です。
大きな災害が起きると、公助はなかなか来てくれないケースもあります。いざというときに近所同士で助け合えるように、普段から挨拶をしておくといいでしょう。
最近は自治体でペットと一緒に参加できる防災訓練を開催しています。積極的に参加すると、知り合いも増えますよ。お友達になったご近所さんと誘い合って、一緒に参加するのもおすすめです。
まとめ
地震はもちろん、台風や大雨などの大きな災害はいつ起こるかわかりません。防災グッズの用意やチェックはもちろん、クレートに慣れておくことも防災には必要です。
いざというときに助け合うために、ご近所のペットオーナーとのネットワークも大切にします。愛犬・愛猫と安心して暮らしていくためにも、災害に備えておきましょう。