お散歩前のウォーミングアップの重要性
おうちの中であまり動くことないシニア犬や気温の下がる冬場はいきなり運動をすることによって関節などを怪我してしまう危険性があります。
そのため、人間が運動をする前にストレッチなどのウォーミングアップをするように犬もお散歩前には体をほぐしたり、温めたりすることが重要です。
また、ウォーミングアップは犬の体力や体の作りに応じて変えていく必要があります。このようなウォーミングアップをする際の注意点についてもお話ししていきますのでしっかり理解するようにしてみてください。
お散歩前のちょっとしたひと手間が愛犬の怪我を防ぐことにつながります。
若い犬なら遊びながらウォーミングアップ
飼っている犬はまだまだ若くて元気があるよ!という場合でも冬場は室内と室外では温度差があります。いくら元気な犬であっても急に寒い外に出て運動するのは怪我などの原因になります。
また、急な温度変化によってヒートショックと呼ばれる突発的な心臓疾患を起こす危険性もあると言われています。そういったことにならないためにも若い犬であっても準備運動などをしてからお散歩に行くことが大切です。
若い犬の場合には室内で軽い遊びをしてからお散歩に行くと良いです。ロープの引っ張りっこやボール遊びでも構いません。
息が上がるほど遊ぶ必要はなく、軽く体を動かせれば問題ありません。
また、お散歩の前にある程度遊ばせておくことでお散歩中に興奮しすぎることなく歩くことができるといったメリットもあります。
お散歩中にぐいぐい引っ張って興奮してしまう犬は少し遊んでからお散歩に行くと良いですよ。
高齢の犬ならストレッチ
高齢犬の場合には室内で遊んでからお散歩というわけにはいかないと思います。
その代わりに飼い主さんが手足をストレッチしてほぐしてあげると良いでしょう。ストレッチは飼い主さんの足の間などに犬を仰向けに寝かせてあげて手足を軽く曲げ伸ばししてあげるだけで大丈夫です。
冷えて固まっていた筋肉をほぐしてあげるようなイメージでストレッチを行ってあげてくださいね。
また、ストレッチの前にはホットタオルなどで関節などを温めてあげるよより効果的にほぐしてあげることができます。
ストレッチといっても無理をしないように優しく行なってあげてくださいね。
ウォーミングアップの注意点
若い犬と高齢犬でウォーミングアップの方法がそれぞれ異なってくると思いますが、注意しなくてはいけないことがあります。
遊びでウォーミングアップをさせてあげる場合にはあまり激しく行う必要はありません。体力に自信のない犬の場合にはストレッチを行ってあげるか自分の横を歩かせる程度でも構いません。
高齢犬の場合にはストレッチを行なってあげると良いとお話ししましたが、関節が外れてしまったりしないように優しく行なってあげることが大切です。
また、関節の可動域にも注意して動かすようにしてあげましょう。
犬の足は基本的に体と平行にしか動かない作りになっています。体のラインから大きく開いたり、内側に入れ込むような動きはしないようにすることが大切です。
ストレッチをしている際に関節から音が鳴るようなことがあれば、外れてしまっている可能性もあるので病院で診てもらうと安心かもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はお散歩前にウォーミングアップをすることの重要性やウォーミングアップのやり方について紹介していきました。
ただストレッチや遊びをすれば良いというわけではなく、注意しなくてはいけないこともあるということがわかりました。
なかなかお散歩前にストレッチや運動をするのは大変なことかもしれません。しかし、ウィーミングアップをするかしないかで怪我をする確率を下げることができるはずです。
また、心臓への負担を少しでも減らすためにも体をほぐして、温めてからお散歩に行く習慣をつけるようにしてあげてくださいね。
寒い日でも楽しくお散歩ができるように犬の健康管理には気をつかってあげるようにしてあげましょう。