お部屋暖房のコツ
・部屋全体を温めるならエアコンがおすすめ
お部屋全体を温めるのなら、火を使わないエアコンが安全でおすすめです。留守番中でも、安心して温めてあげられます。暖かい空気は上に溜まりやすいので、サーキュレーターなどで暖気を循環させることが大切です。エアコンの風が愛犬・愛猫に直撃していないかも確認してください。
・留守中はリモコン置き場に注意
テーブルの上などにリモコンを置きっぱなしにしないようにします。ネコちゃんがリモコンを踏んで、エアコンを切ったり、温度を変えたりする恐れがあるためです。誤って落とすなどのトラブルもありえます。リモコンは、引き出しや扉のついた棚などに入れておく習慣をつけておくと安心ですよ。
・乾燥し過ぎに注意
エアコンを使うとどうしてもお部屋が乾燥します。ファンヒーターの前を動かない子もいるでしょう。するとワンちゃんネコちゃんの皮膚が乾燥してカサカサになりがち。触れ合ったときに静電気が発生しやすくなる恐れもあります。加湿器を使うなど、湿度にも気を配ってあげましょう。
・床暖房の部屋は「逃げ場」を作る
リビングなどに床暖房を設置している場合は、部屋の隅にスノコなどを置いて体を冷やせる逃げ場を作ることも大切です。いつも床暖房で寝ていると体が温まりすぎて、熱中症になる恐れがあります。特にエアコンなどを併用しているときは注意が必要です。人間は少し寒いのですが、お部屋は出入りができるようにドアを開けておくなど配慮してあげましょう。
スノコ以外にも、ワンちゃんのためには一段高いベッドを置く、ネコちゃんのためにはキャットタワーを設置するなどもおすすめです。体調不良やシニアなど移動が難しい子は、ときどき飼い主さんが移動させてあげましょう。
・ストーブにはガードを付ける
石油ストーブやガスストーブ、薪ストーブなど火を使う暖房器具はヤケドのリスクがあります。いたずらによって火災が起こる恐れもあるので、直接触れないようにガードを付けてください。火を使う暖房器具を使用する際は、愛犬・愛猫から目を離さないようにしましょう。
愛犬・愛猫の体を温めるコツ
・ペット用ホットカーペットを利用
冬はペット用のホットカーペットを使うのもいいですね。温度を選べたり、タイマーがついていたりするタイプが便利です。特に保温が大切な子犬や子猫、病中病後の子、シニアの子は体をしっかり温められます。お漏らしが心配な愛犬・愛猫には、防水加工がしてタイプを選びましょう。コードはかみつき防止などの加工がしっかりしているタイプがおすすめです。
・ハウスタイプやドームタイプのベッドで暖かく
暖かく眠れるベッドも設置してあげましょう。お家のような形をしたハウスタイプやドームタイプのベッドは、冷気から愛犬・愛猫を守ってくれます。ホットカーペット用にコードが通せるようになっているタイプは便利です。特に寒がりの子には、寝袋タイプなど体をすっぽり包むベッドがいいでしょう。
・電気不要でも暖かいマットも便利
電気を使わなくても保温性が高いマットも販売されています。電気を使用しないので、夜間や留守中も安心です。普段からコードをかじる癖がある愛犬・愛猫でも安心して使えます。布類をなめたりかんだりする愛犬・愛猫には、頑丈なマットを選んでくださいね。
・湯たんぽ
ペット用の湯たんぽを使用するのもいいですね。ベッドやマットに併用すると、暖かさが増します。熱いお湯を入れるので、飼い主さんも愛犬・愛猫もヤケドには十分注意をしてください。電子レンジで温めるタイプなら、お湯を沸かして入れる手間が省けます。
暖房器具やグッズを使うときの注意点
・器具やマットは定期的にチェック・お手入れ
エアコンやストーブ類、ホットカーペットは、定期的な確認やお手入れも大切です。エアコンのフィルターの掃除もこまめに行いましょう。ベッドやマットの汚れや抜け毛は取り除きます。洗えるタイプは、洗濯の指示に従って洗いましょう。天日干しなどもおすすめです。
ベッドやマットは、ほつれや破れがあったら誤飲を避けるためにもすぐに処分します。
・愛犬・愛猫の体調の確認も大事
寒がっていないか、逆に暑がっていないかなどこまめにチェックしましょう。「暖房を入れていたのに、窓からの冷気で寒がっていた」「暖めすぎて熱中症になった」などのトラブルを防ぐためです。
特に子犬・子猫、妊娠中、病中病後、シニアの子はちょっとした温度変化で体調を崩しがち。自分で移動できない場合は、飼い主さんが快適な場所に移動させてあげましょう。
体調不良になった場合は、早めに動物病院を受診してください。
まとめ
寒い冬も愛犬・愛猫が暖かく快適に過ごせるように飼い主さんは環境を整えてあげましょう。お家や愛犬・愛猫の状況に合わせて、暖房器具を適切に使ってください。
ヤケドなどのトラブルや暖め過ぎによる熱中症にも注意してあげましょう。体調をこまめにチェックすることも大切です。