愛犬・愛猫専用のベッドがあった方がいい理由
愛犬・愛猫には専用のベッドを用意してあげましょう。「一緒に寝ているし、専用のベッドはいらない」「昼間はソファで寝ている」という飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。しかし、愛犬・愛猫には専用のベッドを用意すると様々なメリットがあります。
・ケガのリスクが減る
専用のベッドがあると、飼い主さんと寝る機会が減ります。そのため、愛犬・愛猫の就寝中のケガのリスクが減るのです。特に超小型犬などは、飼い主さんの寝返りなどで予期せぬケガをする恐れがあります。機敏なネコちゃんでも、子猫やシニアの猫は下敷きになってしまうことも。ベッドの場合は転落のリスクもあります。
・愛犬・愛猫のテリトリーができる
ワンちゃんもネコちゃんも縄張り意識が強い生き物。専用ベッドがあれば自分のテリトリーになるので、安心します。家の中で自分の居場所が明確になっていないと、ワンちゃんもネコちゃんも落ち着けなくなるのです。
ケージにベッドを入れてあげれば、さらに縄張りがはっきりします。ケージの縄張りがあれば、来客時など興奮しやすいタイミングでも落ち着いて過ごせるでしょう。
・ペット専用のベッドなら清潔を保ちやすい
ペット専用のベッドは、カバーが洗えたり本体が丸洗いできたりする仕様になっています。抜け毛が付きにくくなっている商品もあります。人間のベッドや座布団、ソファは洗濯が難しい場合もあるため、専用のベッドがあると清潔を保てるでしょう。
・飼い主さんにもメリットが多い
専用のベッドで愛犬・愛猫が寝ると、飼い主さんも夜熟睡できるようになります。一緒に寝ていると、「押しつぶすのではないか」といった不安がつきものです。愛犬・愛猫が深夜や明け方に動くと、飼い主さんも目が覚めてしまいますよね。別々のベッドなら、安心してぐっすり眠れますよ。
さらに衛生面でもメリットがあります。愛犬・愛猫は、きれいにしていても汚れてしまうもの。特に散歩で外に出る機会のあるワンちゃんは、雑菌や虫なども付きやすいのです。寝具の汚れや人への感染のリスクなどが高まります。
免疫力の弱い小さなお子さんやご高齢の方、妊婦さんなどは別々に寝ることをおすすめします。
どうしても一緒に寝たい場合は、寝返りに注意し布団カバーやシーツを毎日洗うなどの配慮が必要です。
愛犬・愛猫のベッドを選ぶポイントは？
ワンチャン・ネコちゃん用のベッドは、座布団のような形状のマットレス型やフチが高くなっているカドラ―型、お家のような形状のドーム型などがあります。
・形状で選ぶ
マットレス型なら、体を伸ばしたり丸まっったりとさまざまな就寝スタイルに対応できます。シニアの愛犬・愛猫には、関節の負担を減らすタイプのマットレスなどを選ぶのもいいでしょう。
フチが高くなっているタイプは、あごを乗せて眠るのが好きな愛犬・愛猫が喜びますよ。ドーム型は体をいつも丸めて眠る子やちょっと怖がりの子におすすめ。体が包まれている安心感があります。かわいいお家の形など、デザインも豊富です。
・大きさで選ぶ
愛犬・愛猫の体のサイズに合ったベッドを選びます。超大型犬なのに小型犬用のベッドでは、頭や足がはみ出してしまいますよね。多頭飼いでいつも寄り添って寝ているなら、大きめのマットレス型を用意しておくといいでしょう。
・素材も確認する
お家の中にいても、愛犬・愛猫は気温の変化に影響を受けます。季節にあった素材のベッドを選びましょう。夏はひんやりした素材でできたベッド、冬はボア素材など季節ごとに変えるといいですね。ペットショップなどで、実際に手で触れてから購入すると失敗がありません。
・複数用意するのもおすすめ
好みがわからない、いろいろな寝方をするという場合は、様々な形のベッドを用意するのをおすすめします。お部屋のあちこちにベッドを置いておけば、その時の気分で選んで眠れますよ。
ネコちゃんの多頭飼いの場合、ベッドの取り合いなどが生じやすくなります。弱いネコちゃんが強い子に負けて、好きな場所で眠れない場合もあるので最低でも頭数分は用意してください。
愛犬・愛猫のベッドは静かで落ち着ける場所に
愛犬・愛猫のベッドはお家の中でも静かで落ち着ける場所に置いてあげましょう。テレビの横や洗濯機の近くなどは、音が大きくて落ち着けないためです。人の出入りが激しいドア近くや玄関もおすすめできません。トイレの真横も嫌がるので、注意してくださいね。ただし、シニアの子たちは排泄に間に合わない場合もあるので、ベッドとトイレは少し近い方がいいでしょう。
ワンちゃんはご家族が同じ空間にいる方が安心するため、リビングの隅などがおすすめです。ネコちゃんは窓辺が好きですが、夏の日差しや冬のすきま風などに影響を受けないよう配慮が必要です。
ケージがあるなら、ケージの中にもベッドを置きます。ケージはワンチャン・ネコちゃんにとってメインの縄張りです。ネコちゃんは上下運動が好きなので、3段程度の高さがあるケージがおすすめです。
まとめ
愛犬・愛猫のために、専用のベッドを選んであげましょう。専用のベッドがあると飼い主さんと一緒に寝ることによるトラブルのリスクを減らせます。また、自分の縄張りができるため安心して過ごせるようになるでしょう。
ベッドは、形や大きさ、素材を確認して選びます。愛犬・愛猫の寝姿や好みに合ったものをチョイスするといいでしょう。好みがわからない場合は複数購入するのもおすすめですよ。
ぐっすり眠れるように。静かで落ち着ける場所に置いてあげましょう。
