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獣医師
齋藤厚子
ペットのシニア期、バランスのとれた総合栄養食で健やかに!

犬と猫の加齢とシニア期

犬や猫は私たち人間に比べるとはるかに速いスピードで年をとっていきます。
小型犬と大型犬、犬と猫、品種によってそのスピードには多少差がありますが、生後1年前後で多くの犬猫が成犬・成猫となり、その後は1年で大体4歳くらいずつ年をとっていくとされています。

見た目にはあまり変化がなくとも7歳を過ぎたあたりから体の中では加齢による変化が起こり始め、11歳前後で徐々にそれが顕著になり、15歳にもなると見た目に明らかな変化がみられるようになることが多くなるでしょう。

近年は20歳近くまで生きる長寿の犬猫も増えてきてはいますが、7歳を過ぎたらシニア期に突入しつつあることを意識し、体の状態を把握するためにも定期的に健康診断を受けることをお勧めします。

シニア期に起こりやすい体の変化

見た目には元気で健康そうに見えてもシニア期に突入すると少しずつ加齢性の変化が起こり始めます。
加齢に伴って変化が出やすい部分として、下記のような点が挙げられます。

・関節の負担(動きのぎこちなさ)
・皮膚や被毛の変化
・目や耳の変化
・腎臓、心臓などの内臓機能の低下
・消化機能の低下
・代謝の低下
・免疫力の低下
・脳の機能低下  など

シニア期に突入した7歳前後では、はっきりとした変化が見られないことの方が多いですが、代謝が少しずつ低下することで太りやすくなったり、運動量が少し減って若い時に比べると落ち着いたように見えることがあります。

11~12歳頃になると加齢性の変化が少し目に見えてくるようになり、運動量の低下による筋肉量の低下や、関節疾患による動きのぎこちなさ、尿検査や血液検査で軽度の異常がみられたりすることも増えてきます。

さらに15歳を過ぎるころには加齢性の変化はより顕著になります。
筋肉量の低下により歩行がゆっくりになる、寝ていることが多くなる、毛艶が低下する、白い毛が増える、目が白くなる、耳が遠くなる、消化機能が低下してお腹を壊しやすくなる、食欲が減る、免疫力が低下して病気になりやすくなる、などといった様々な変化が見られます。

さらには心臓や腎臓、肝臓などの内臓機能が低下して、何らかの治療が必要になることも増えてくるほか、中には認知機能低下によってしつけを忘れてしまったり、夜鳴きや徘徊などといった問題が起こってしまうこともあります。

シニア期に向けた食事管理

シニア期の初期は緩やかにわずかずつ加齢性の変化が進んでいくため、飼い主さんも、おそらく動物自身もそのような変化が起こっていることに気づかずに過ごしていることがほとんどでしょう。

では、このように目に見えない様々な変化が起こりがちなシニア期をできるだけ健やかに過ごしてもらうためにはどうしたらいいのでしょうか?

動物の健康に最も大きく影響するのは日々の食事です。
健康診断を受けて内臓機能に大きな異常がなければ、年齢ステージに合ったバランスの取れた良質な食事を与えることが健康維持に大きく貢献します。

必要な栄養成分が十分に含まれており、さらには負担のかかりやすい関節や内臓のケアにも配慮してあるフードで健康状態を維持できれば、将来的に痛みや苦しさを感じたり、たくさんのお薬の投薬によってストレスを感じることなく、穏やかな老後を過ごすことができるでしょう。

バランスのとれた総合栄養食

シニアに限らず、動物の健康のためには食事管理が非常に重要です。
その中でシニアの体に合った食事とはどのようなものでしょうか?

シニア期の食事としては、
・消化機能の低下したシニアでも消化しやすい高消化性の組成であること
・代謝が低下して太りやすくなりがちな点を考慮して脂質を制限してある
・筋肉量を維持するために必要なタンパク質を適度に含んでいる
というようなものが推奨されます。

そこでお勧めしたいのは、必要な栄養素が十分に含まれ、脂質やタンパク質のバランスがとれた『総合栄養食』です。

タンパク質は中高齢期に増える腎臓病にはあまり良くないようにも思えますが、体を維持するため、特に筋肉の維持には適度なタンパク質の摂取は必要です。
良質なタンパク源を使用することで内臓にかかる負担を軽減しつつ、腎臓の負担となるリンの含有量が低く設計されているフードが増えてきています。

その他、総合栄養食には体に必要なビタミンやミネラルなどもバランスよく含まれており、ビタミンの欠乏症などが起こる心配もありません。

加えて、関節のケア成分が配合されているもの、心臓疾患を配慮してナトリウムが制限されているもの、腎臓疾患や尿路疾患に配慮してリンやマグネシウムの量を制限してあるものなども多く見られます。

シニア犬・シニア猫の中には食欲が低下して今までのフードを食べなくなってしまうケースもあります。
そのため嗜好性が高い、つまりおいしくて食いつきが良いという点も重要なポイントになってきます。

ウィズペティの『毎日美食』は国産鶏肉をはじめ国産の素材を多く使用した安心・安全な総合栄養食です。
嗜好性を高めるためにうまみ成分を豊富に含み、腸内環境を整える食物繊維やがんの予防など健康維持に役立つキノコの成分、アンチエイジング効果もある抗酸化物質(ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなど)、目の健康維持や皮膚・被毛の健康維持、脳の機能維持に役立つ成分も配合されているため、シニア期の健康管理にもおすすめの総合栄養食です。

多くの総合栄養食が販売されていますが、それぞれシニア期に起こる体の変化を考慮して様々な特色がありますので、嗜好性も含めて、愛犬・愛猫にピッタリな食事を選んであげましょう。

終わりに

時期や程度の差はありますが、中高齢になると体のいろいろな部分に加齢に伴う変化が出始めます。

それら一つ一つに対応してケアをすることは難しく思えますが、栄養のバランスが良くとれた総合栄養食を食べていれば、そのような変化を緩やかにしたり、治療のサポートができる可能性もあります。
毎日の食事が健康を増進してくれるのであれば、飼い主さんにとってもペット自身にとってもこれ以上負担の少ない健康法はありません。

愛犬・愛猫達に健やかなシニア期を過ごしてもらうためにも、定期的に健康診断を受け、バランスの取れた良質な総合栄養食を選んであげましょう。

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