
愛犬・愛猫と一緒に寝るメリット
・暖かさを感じる
同じお布団やベッドで愛犬・愛猫と眠ると、お互いの体温を感じられる点です。特に寒い冬の夜などは、「暖かい」という物理的なメリットもあるでしょう。オーナー様はもちろん、寒がりの愛犬・愛猫にとっても快適です。
・安心感が得られる
一緒に眠ることで、安心感も得られます。仕事や家事などで疲れた日も、愛犬・愛猫と眠るとホッとするのではないでしょうか。寂しがりの愛犬・愛猫もオーナー様にくっつくことで気持ちが落ち着くでしょう。
愛犬・愛猫と一緒に寝るデメリット
一方で、愛犬・愛猫と一緒に寝ることで様々なデメリットもあります。できれば一緒に寝るのは避けた方がいいでしょう。
・ケガのリスク
オーナー様も愛犬・愛猫もケガのリスクがあります。寝ている間は、無意識のうちに体が動いてしまいます。オーナー様が寝返りをして、愛犬・愛猫をつぶしたり、蹴ったりするリスクもあるでしょう。特に子犬や子猫、小型犬などは危険です。逆に超大型犬が小さなお子さんの上に乗るなどで、ケガをさせてしまうといったリスクもあります。
愛犬・愛猫も眠っている間は思いがけない動きをするため、爪などでオーナー様が皮膚などに傷を負うことも。寝ぼけて咬んでくるという可能性もあります。
さらにベッドの場合、愛犬・愛猫が転落して骨折するかもしれません。昇り降りの際、ケガをしたり関節を傷めたりする危険性もあります。
・睡眠の質が低下する
どうしても愛犬・愛猫のことを気にかけてしまうため、オーナー様は深く眠れなくなる恐れがあります。寝返りしてケガをさないように、と思うとなかなかぐっすり眠れなくなってしまうでしょう。
さらに夜中や早朝に愛犬・愛猫が起きてしまい騒ぐことで、オーナー様が睡眠不足になる場合もあります。フードを食べたがって夜中にオーナー様を起こす愛犬・愛猫もいます。
・感染症や寄生虫の恐れ
免疫力が低めのご高齢の方や小さなお子さん、妊婦さんは感染症のリスクがあります。いくら気をつけていても、愛犬・愛猫の口や肛門に触れることで人獣共通感染症にかかる危険性があるのです。
抜け毛によるアレルギーが出現する恐れもあります。ノミやダニのなど寄生虫がついてしまう危険性もあるため注意が必要です。
・入院時に不安になりやすい
いつも一緒に寝ていると、動物病院に入院する時に愛犬・愛猫が不安を覚えやすくなります。慣れ親しんだ飼い主さんの温もりがないため、突然一匹になったことで落ち着かなくなるでしょう。入院時だけでなく、旅行でペットホテルに預ける時も不安が大きくなる恐れがあります。
・寝具が汚れる
寝具に抜け毛がついたり、汚れがついたりするのもデメリットです。こまめなお洗濯が欠かせません。
専用ベッドの用意がおすすめ
オーナー様と愛犬・愛猫のためにも、専用のベッドや寝床の用意をおすすめします。愛犬・愛猫は自分のテリトリー(縄張り)ができるため、気持ちも落ち着くようになるでしょう。
・専用のベッドで眠るメリット
まずはオーナー様も愛犬・愛猫もケガのリスクが減ります。「ケガをさせるのでは」「ベッドから落ちるのでは」という心配もなくなるので、オーナー様もぐっすり眠れるようになるでしょう。感染症のリスクやノミやダニがつくといった懸念もなくなります。寝具に抜け毛が付かない点もメリットでしょう。
一匹で眠るのに慣れておくと、入院やペットホテルに預けた際も落ち着いて過ごせるようになります。
・専用ベッド選びのコツは?
ペット用として販売されているものから選ぶといいでしょう。愛犬・愛猫の体のサイズに合ったものを選びます。できれば現物を見て触ったほうが確実です。
丸まって寝る子には、体がすっぽり包まれるドームタイプがおすすめです。体をのびのびと伸ばして寝る子には、マットレスタイプやクッションタイプがいいでしょう。フチが高くなっているベッドは、あごや頭を乗せて眠れます。
夏はサラっとした素材、冬は温かみのある素材のベッドなど季節ごとに選ぶのもおすすめです。
・ベッドの置き場所は?
なるべく静かな場所に置いてあげましょう。テレビや洗濯機など音が出る家電の近くでは騒がしすぎます。エアコンの風やすきま風が当たらないところを選ぶのも大切です。テレビから離したリビングの済みなどは、家族の気配が感じられるのでおすすめですよ。ベッドを複数購入して、おうちのあちこちに置くのもおすすめです。
まとめ
愛犬・愛猫と一緒に眠ると暖かくて、心も安らぎますよね。しかしケガや感染症、寄生虫などのリスクもあるためおすすめできません。愛犬・愛猫専用のベッドを用意してあげましょう。オーナー様も安心して眠れますし、愛犬・愛猫はテリトリーができて気持ちが落ち着きますよ。