
いろいろな寝姿をチェック!
まずはワンちゃんネコちゃんのいろいろな寝姿をチェックしてみましょう。
・丸まって寝る
丸くなって寝るのは、ワンちゃんネコちゃん両方によく見られます。特に寒い季節などでは、丸まって眠ることが多いでしょう。ワンちゃんが鼻をしっぽで隠す場合は、寝床が寒いのかもしれません。体がすっぽり収まるタイプのベッドなどを用意するといいですね。
本能で丸くなって寝る場合もあります。動物にとって、やわらかいお腹である急所を隠して眠っているのです。愛犬でも愛猫でも、一人ぼっちの留守番中や何らかの環境の変化などがあると警戒心から丸くなって眠る時があります。寒くないのに丸くなって寝ている場合、何か不安になる要素がないかチェックしてみてください。
・へそ天(仰向け)で寝る
仰向けでお腹を上にして寝ているのは、安心してリラックスしている証拠。急所であるお腹をさらしているので警戒心もストレスもない状態です。猫はゴロゴロといいながら寝ているときもあります。
見ていてとてもかわいいですし愛おしいですよね。ただしかわいいからといって、いきなりお腹を触るとびっくりするのでそっと見守っていてあげましょう。
一方で、「部屋が暑い」という場合もあるので注意が必要です。夏場や冬の暖房下でへそ天をしている場合は、部屋の温度をチェックしてみてください。
・横向きで寝る
横を向いて足を延ばして寝るスタイルもリラックスしています。周囲に警戒することなく、安心しきっているといえるでしょう。何かにもたれて寝ているときもあります。枕付きや顎が乗せられるペット用ベッドなどがあるといいですね。
ワンちゃんの場合は、「少し暑い」と感じている状態の可能性もあります。室温を確認してみましょう。
・ネコちゃんのごめん寝
ネコちゃんが顔をうずめて寝る姿はまるで謝っているように見えるので「ごめん寝」といわれています。「ごめん寝」をする際は、猫がリラックスしている状態です。座っているうちに眠くなり、そのまま顔を突っ伏して寝てしまったのでしょう。敵がいないからこそ、できるスタイルなのですね。
ただ、まぶしくて光を避けて寝ている場合もあります。お部屋の照明が明るすぎないか、日光が当たっていないかなどを確認してみてください。
夢を見ていると考えられる状況
ワンちゃんもネコちゃんも夢を見ます。寝ているときに次のような様子が見られたら夢を見ていると考えられますよ。
・吠える・鳴く
寝ているのに小さな声で吠えたり、鳴いたりしているときは夢を見ています。声にならないような声を出すことも。人間で例えれば、寝言を言っている状況だといえるでしょう。
・足が動く
寝ているのに走っているように足が動くのも夢を見ている状態だと考えられます。足先がピクピクと動かすこともあります。夢の中でオーナー様の元に走り寄っているのかもしれませんね。
・しっぽを振る
睡眠中にしっぽを振るのも夢を見ているといえます。ワンちゃんは何か嬉しい夢をみているのかもしれません。ネコちゃんは浅い眠りのとき、オーナー様の声が聞こえるとしっぽを振って返事をすることがあります。
・まぶたの下で目が動く
寝ていてもまぶたの下で目が動いている場合も夢を見ているでしょう。これは人間にも見られる現象です。眠りが浅い状態だといえます。
夢を見ているときも、静かに見守っていてあげるといいですね。動画に録っておくのもおすすめです。
ワンちゃんやネコちゃんはどのくらい寝るの?
いろいろなスタイルで眠るワンちゃんやネコちゃんは、1日どのくらい寝るのでしょうか?ワンちゃんの場合は、1日のうち10~12時間程度眠ります。大型犬の場合はエネルギー消費量が多く、眠る時間はさらに長めです。子犬やシニアのワンちゃんはもっと睡眠時間が長くなることもあります。
ネコちゃんの睡眠時間はワンちゃんよりも長くなり、18時間ほどは寝ているようです。子猫やシニア猫の場合は、ほぼ1日寝ていることもあります。ただずっと深く眠っているわけではなく、ほとんどが浅い眠りです。
ちょっとした物音で目が覚める場合は浅い眠りだといえます。人の気配がしても起きない場合は深い眠りです。起こさずゆっくり眠らせてあげましょう。
寝ているときの注意点
寝ている際も不調が現れるケースもあります。次のような状況が見られたら動物病院を受診しましょう。スマートフォンなどを使って動画に録っておくと、診察の助けになります。
・激しく震える
・四肢が突っ張っている
・苦しそうに見える
・おしっこを漏らす
・嘔吐している
・よだれをたらしている
・いびきを激しくかいている
ほかにも睡眠中の愛犬・愛猫に気になる様子があったら、動物病院で相談すると安心です。
まとめ
愛犬・愛猫が寝ている姿は見ているだけで癒されますよね。丸まったり、へそ天で寝ていたりと寝姿も個性的です。寝姿で室温が適切かわかったり、リラックスしているかがわかったりします。夢を見ている状況もわかるので、寝ている姿は時々チェックしてあげましょう。
いつもと違って苦しそう、震えているという場合は、動物病院を受診してくださいね。