
ワンちゃんのしっぽからわかる今の気持ち
・しっぽを激しく振る
ワンちゃんがうれしいときは「しっぽを激しく振る」、本当にわかりやすいですよね。ワンちゃんを飼っていない人も知っている喜びの表現です。同時に飛び跳ねたり、オーナー様に飛びついたりする子もいるでしょう。大きな声で吠える子もいます。
散歩に行くとき、ご飯をもらうとき、オーナー様が帰宅したときなどは本当に「ブンブン」と振るのではないでしょうか。その姿を見ると、オーナー様までうれしくなってしまいますよね。
・しっぽを水平にして振る
しっぽを振っていてもちょっと意味が異なるのが、水平にゆっくりと振っているときです。何か不安がある場合、見慣れないものに出会ったときなどの愛犬の表情もチェックしてみてくださいね。公園などで、よそのワンちゃんに出会ったときなどに見られるかもしれません。
・しっぽが上にピンと伸びているが振らない
上にピンと伸ばして振らないときは、自分の力を誇示して自信にあふれているとき。または警戒や威嚇の意味もあるので、公園などで他のワンちゃんといる時は注意したほうがいいですね。
・しっぽを水平にしたままで振らない
水平に伸ばしたしっぽを振らないときは、何かに興味をもっているときです。または集中しているときにも水平に伸ばすことがあります。
・しっぽを少し下げてゆっくり振る
横から見ると、しっぽは斜めになっています。ゆっくり振っているときはリラックスしている状態です。表情も穏やかでしょう。これからいいことがあるかも?と期待しているときも、ゆったり振っています。
・しっぽはもっと下がってゆったり振っている
警戒中です。攻撃前にも見られることがあるので、他の犬に出会ったときは注意したほうがいいですね。鼻にしわが寄っていたら、引き離しましょう。ただし穏やかな顏をしていれば、リラックスしていることもあります。
・しっぽを下げて、先だけ小刻みに振る
下げたしっぽの先を小刻みに振るときは、服従や敬意の気持ちを表しています。同時に寝っ転がってお腹を見せる場合もあるでしょう。オーナー様に対して、または自分よりも上位の犬に見せることがあります。
・しっぽを後ろ足の間に入れている
怖がっている状況です。動物病院に行った際などは、しっぽを後ろ足の間に入れているときがあるのではないでしょうか。
特に花火や雷の音を聞いたときに後ろ足の間にしっぽを入れていたら、大変怯えています。窓を閉めるなどして、落ち着かせてあげましょう。
ネコちゃんのしっぽからわかる今の気持ち
・しっぽを上にピンと立てている
愛猫のしっぽがピンと立っていたら、それは「甘えたい、大好き」の思いがあふれています。
駆け寄ってくるときは、「撫でて!」と言っているのかもしれません。
これは子猫のときに、お母さん猫にお尻をなめてきれいにしてもらっていた名残だと考えられます。しっぽを立てて近寄ってきたら、甘えさせてあげるといいですね。
・しっぽをバタバタと振る
ネコちゃんの場合は、「機嫌が悪い」「怒っている」気持ちの表れです。猫同士の争いが始まる前なども見られるしっぽの動きなので注意しましょう。
抱っこしているときに急にしっぽをバタバタ振りだしたら「もう自分を解放してほしい」サイン。無理に抱っこしていると、身をよじって嫌がることもあります、
ただ、いやがるからといってすぐに開放すると「しっぽをバタバタすればすぐに逃れられる」と覚えてしまいます。2秒くらい我慢させてから解放するといいでしょう。
・ゆっくりとしっぽを振っている
ゆったりとしっぽを振っているときは、リラックスしています。うとうとと眠っている状態のときに、オーナー様に名前を呼ばれてしっぽだけをゆっくり振るときもあります。これは「聞こえていますよ」の返事です。「眠気には勝てないけど、オーナー様が好き」という気持ちの表れかもしれませんね。
・しっぽを膨らませる
ネコちゃんのしっぽの毛が立って膨らんでいるようなときは「怖い」「イヤだ」「驚いた」などのサイン。動物病院に着いた時や診察時などにも見られます。そのあと警戒したり威嚇したりする場合もあります。なだめようとして触ると、かまれることがあるので注意しましょう。
まとめ
ワンちゃんやネコちゃんのしっぽには、「うれしい」「怖い」などの気持ちが表れています。しっぽの動きを観察すると愛犬・愛猫の今の心の動きをキャッチできるでしょう。
表情も併せてチェックすると、愛犬・愛猫がどんなときにうれしいか、何を怖がるかも理解できます。ぜひ愛犬・愛猫のしっぽを観察してみてくださいね。








