【獣医師・ペット資格者監修】 江戸時代もワンちゃんネコちゃんは人気のペットだった! 「犬の病気・猫の病気がわかるウィズペティ倶楽部」会報誌版

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【獣医師・ペット資格者監修】 江戸時代もワンちゃんネコちゃんは人気のペットだった! 「犬の病気・猫の病気がわかるウィズペティ倶楽部」会報誌版

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江戸時代もワンちゃんネコちゃんは人気のペットだった!

江戸時代のワンちゃんに庶民も将軍も夢中?

ワンちゃんと人の付き合いは長く、縄文時代からすでに人と暮らしていたと考えらます。江戸時代にも、そのままワンちゃんがいるのも不思議ではありませんよね。では、どのようにして人と暮らしていたのでしょうか?

・放し飼いのワンちゃんの世話をする庶民
ワンちゃんたちはきままに町中を歩き、茶店や食事処などのおこぼれの餌をもらって生きていました。特に誰が飼っているワンちゃん、という認識は薄かったと思われます。今のように各家庭で飼うというより、「みんなでかわいがる」といった感覚だったのでしょう。
適当に飼っていたわけでもなかったようで、ワンちゃんの飼育書も発刊されていた記録も残っています。飼育書を読みなら、食べ物や寝床を用意してケアしていたと思うとほほえましいですね。

・伊勢参りに行く町民のワンちゃん
なんと江戸時代は、人間の代わりにお伊勢参りに行くワンちゃんもいました。驚くのは基本的にワンちゃんの単独行動であったことです。ワンちゃんのお伊勢参りがブームになったくらいで、ちゃんとした記録も残っています。なんと安全に旅ができるように、人から人に手紙を添えて伝言していったようです。
「旅館の布団で休ませてあげて」といったサポートする体制もありました。真ん中に穴が開いているお金を通した紐を首に巻いて、そこから費用を支払っていたそうです。人々はお金を施し、お金が増えすぎて首輪が重くなったら両替して犬の負担を減らしていました。

・高貴な人には「狆(ちん)」が大人気
大名や大奥など、高貴な人々がかわいがっていたワンちゃんが「狆」です。遊郭の女性にも人気があったことがわかっています。その人気ぶりは。繁殖させるブリーダーのような人も登場するほど。町の中のワンちゃんとは異なり、ネコちゃんのように室内で飼うことが主流でした。
狆が亡くなると、悲しんでお墓も作っていた人もいたほどです。かわいがられていた様子が伝わってきますね。
ただ、狆といっても種類はそれほど厳密ではありませんでした。海外から来た小さなワンちゃんは、とにかく「狆」と呼ばれていたようです。

ネコちゃんはねずみ捕りで大活躍

江戸時代のネコちゃんは、ねずみ捕りをしてくれる貴重な存在として引っ張りだこでした。

・ネコちゃんは貴重な存在だった
平安時代は、天皇や姫など高貴な人に飼われていたネコちゃん。『枕草子』にも一条天皇が溺愛していたネコちゃん「命婦のおとど」が登場します。当時は、紐につないで外に出ないように飼う方法が主流でした。
しかし、ネズミによる穀物などへの害が増えたため、「猫を放し飼いするように」というおふれが出ました。それをきっかけにネコちゃんは自由気ままに町や人の家で暮らすようになり、ねずみをとることになったのです。
特に養蚕農家の人々にとって、ネコちゃんは蚕を守ってくれる大切な存在でした。あまりにも人気で、ネコちゃんを盗む人が出たり、高額で取引したりするほどに。手に入らない人は「ネコちゃんの絵」を絵描きから購入して家の中に貼っていたそうです。養蚕にかかわる神社には、猫が祀られているところもあります。

・招き猫やことわざが生まれたのも江戸時代
商売繁盛など、幸運を引き寄せてくれる「招き猫」も江戸時代に登場しました。今も招き猫を飾ると、いいことが起きそうな気持ちになりますよね。
本来は、蚕を守ってくれる縁起物だった招き猫は、お客さんを招く「商売繁盛」などを招いてくれる存在となったのです。
おもしろいことに、江戸時代は猫を使ったことわざもたくさん登場します。「猫に小判」「猫をかぶる」「猫の手も借りたい」などは今もなじみがありますね。
「結構毛だらけ猫灰だらけ」も有名です。江戸時代のネコちゃんは、冬になると火鉢の残るぬくもりで暖をとっていたのでしょう。灰だらけになっているネコちゃんは、江戸時代の冬の風物詩だったかもしれません。

・ネコちゃんは浮世絵のモデルにも
江戸時代といえば「浮世絵」。ネコちゃんは浮世絵の恰好のモデルであり、歌川国芳や歌川広重らが好んで描きました。国芳は大の愛猫家としても知られています。東海道五十三次の宿場を猫で表した「「其のまま地口・猫飼好五十三疋」(そのままじぐち・みょうかいこうごじゅうさんびき)」は特に有名です。この浮世絵は、書籍やインターネットなどでも観られます。どのような猫が描かれているか、1匹ずつ確認してみてはいかがでしょうか。

まとめ

江戸時代もワンちゃんやネコちゃんは、人々にかわいがられていました。庶民に飼われていたワンちゃんは町中を自由に歩き回り、小さなワンちゃん「狆」は身分の高い人と一緒に暮らしていたのです。
ねずみをとってくれるネコちゃんは引っ張りだこに。招き猫になったり、ことわざに登場したりと大活躍でした。そして浮世絵のモデルとしても愛されてきました。江戸時代の人と現代の私たちで共通しているのは、ワンちゃんやネコちゃんたちへの愛情だったといえるでしょう。愛犬・愛猫を大切にする気持ちは、時代を超えてずっと受け継がれているとわかります。

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