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監修: 葛野 宗 獣医師
[記事公開日]  [最終更新日]
[ 目次 ]

ブルテリアの特徴について

ブルドッグの力強さとテリアの粘り強さを併せ持つ犬種です

闘犬として使用する目的で、ブルドッグとテリアをかけ合わせて作出された犬種です。

そのため、大型犬としての体格や力強さはブルドッグ由来、頑固さや粘り強い性格はテリア由来とされています。

しつける際に、これらの特徴が困難となる可能性が高く、周りの犬や人に対しても大きなトラブルにつながる危険性もあるため、根気強くしっかりしつける必要があります。

顔つきが特徴です。

のっぺりしているという表現の通り、小さな目と卵型の顔が特徴的です。

闘犬が廃止され、家庭犬として愛されるようになってから、鼻筋がすっとした形容に改良が行われたとされています。

ブルテリアの性格について

闘犬時代の闘争心や警戒心が見える一面も

周りの犬や人に対して闘争心や警戒心を見せる場合があります。

この場合、大型犬で体格も大きく力もあるため、犬や人に対しての行動が大きなけがやトラブルにつながる危険性があるため注意が必要です。

闘争心や警戒心のスイッチの入るタイミングを把握し、制御できるように、飼い主さんは普段からしつけをきちんと行う必要があります。

陽気で明るい性格です

闘犬だった歴史があると聞くと、怖い犬種の印象がありますが、陽気で明るい性格を持っています。

心を開いた相手には陽気で明るく接することの犬種です。
また、信頼関係が築けると、愛情深く忠実に家族の一員としてふるまえる犬種でもあります。

ブルテリアの飼い方(日常の世話)について

テリアの性格を理解してあげましょう

体は大きいですがテリアの性格を持つ犬種です。
テリア犬種特有の頑固さや、自分の意思の強さを持つため、しっかりしつけをして信頼関係を築けないと、飼育しづらいと感じることもある可能性が高いです。

つかみにくい部分もありますが、信頼関係を築くことは可能です。

頑固さや意志の強さも賢さ故のものであることが多く、この賢さを利用して飼い主さんの生活に適応できるよう若齢の頃からきちんとしつけをしてあげましょう。

充分な運動をしてあげましょう

体を動かすことが大好きな犬種です。

発散のためにも約30分ほどの充分な散歩時間を確保し、体を動かす時間を作ってあげてください。
思い切り広い場所で遊べる時間も作ってあげるとより良いでしょう。

力があるブルテリアは引っ張りっこなども楽しめる可能性が高いです。
しかしヒートアップしてしまって攻撃につながる可能性もあるので、興奮を制御できるように普段からしつけておくとより楽しく遊べるでしょう。

良好な関係が築けると、飼い主さんに対しては愛情深く接することのできる犬種です。
一緒に体を使って遊ぶことできずなが深まる可能性が高いです。

ブルテリアの歴史・起源について

闘犬だった歴史があります

19世紀初め頃のイギリスで、ブルバイティングと呼ばれる牛いじめやベアファイティングと呼ばれる熊いじめで活躍する闘犬として作出されました。

実際には作出の過程でブルドッグを直接交配したのではなく、スタッフォードシャー・ブル・テリアが中間に介在しています。

1835年に闘犬が廃止されて、闘争心を排除する改良が行われたとされています。

新しい品種への改良

闘犬が廃止され、ドッグショーに出場するようになってから、闘争心の排除など改良がどんどん進みました。

特にこの品種改良に大きな影響を与えたのが1860年頃の白いカラーのブルテリアの出現です。

優雅な姿に大きな人気を得ました。

ブルテリアの気を付けたい病気について

皮膚トラブルに注意が必要です

皮膚のデリケートさから起こる皮膚トラブルが多い犬種とされています。

皮膚炎が起こることで痒みや違和感など犬の体にも負担がかかります。

また、スキンシップの一環としてこまめに皮膚のケア及びチェックを行うことで、負担なく皮膚トラブルの予防や早期発見につなげられます。
そのためにもこまめなブラッシングやシャンプーなどを習慣づけましょう。

関節の病気に注意

活発な犬種のため、運動量も多いです。

膝蓋骨脱臼という膝蓋骨と呼ばれる膝関節にある小さな骨の脱臼する病気や関節のトラブルなどが起こりやすいとされています。

歩き方や座り方などが普段と違うことや、犬自身が痛みや違和感を感じて気にすることなどでわかることが多いです。

変化を感じたら受診をしましょう。

体重増加やすべりやすい床による関節への負荷は状態をより悪くさせます。
負担を軽減できるよう、肥満は予防して、すべりにくい床材の使用などの生活環境の工夫をしてあげてください。

ブルテリアの価格相場について

40万円から60万円くらいの価格になります

珍しい犬種であることや大型犬であることから価格は高めです。

血統によっては価格相場よりも高くなる個体もいます。
ただし、繁殖している個体数も少なく、あまり価格や性格、容姿などで比較できる選択肢は少なくなる可能性が高いです。

ペットショップよりもブリーダーからの購入の方が一般的

ペットショップで出会える可能性は低く、繁殖を行なっているブリーダーも限られる犬種です。

大型犬は繁殖に要するスペースも必要なため、郊外を繁殖場にするブリーダーが多い傾向があります。

繁殖を行なっているブリーダーを探して、見学や購入に行く流れになるケースが多いです。
日本国内で飼育頭数も少ない犬種であるため、繁殖しているブリーダーも少ない傾向があります。

獣医師から見たブルテリアを飼う際のアドバイス

大型犬種を飼育する準備が必要です

体格が大きいため、飼育に必要なスペースも、かかる医療費も小型犬と比較すると倍以上になります。
周りの犬や人とのかかわりの中で大型犬特有のトラブルも起こり得ます。

飼育することを決める前に大型犬の性質を理解した上で、配慮しながら生活維持をすることが可能なのかなどをしっかりと考えて決める必要があります。

同時に犬と向き合う時間や手間も多くかかる傾向があります。

大型犬種と暮らせる生活なのか充分に考えたうえで迎えてあげてください。

しつけは充分に行いましょう

テリア特有の頑固さや闘犬時代の名残の警戒心や闘争心を持ち合わせる犬種です。
警戒心や本能的な判断で攻撃につながる可能性もあります。

体が大きく力も強いため、大きな事故につながる危険性もあるので注意が必要です。

飼い主さんが制御できるよう、普段から厳しくしつけをおこないましょう。

また、どんなにやさしい愛犬であっても、社会には犬が嫌いだったり、大型犬が怖いと感じてしまう人もいます。

犬が苦手な人のことも配慮しながら生活することが大切です。

ブルテリアの飼育チャートについて

犬種ならではの性質をよく勉強してきちんと理解しながら一緒に生活することが求められます。

散歩、しつけなどで犬と向き合う必要がある場面は多いですが、良好な関係が築ければ飼い主さんに対しては従順な姿勢を見せてくれる可能性が高く、愛犬との充実した生活が送れるでしょう。

特にしつけでは、大きなトラブルにつながる危険性もあるので、徹底して行なう必要がありますが、個人では難しいことも専門家に相談しながら飼育することで飼い主さんの負担を軽減しながら生活を送れる可能性が高いです。

また小さい子供や他の動物を飼育する場合にブルテリアとの関係の中で、攻撃や大きなトラブルにつながる可能性が高く適さない家庭もあります。
起こり得るトラブルを考えたうえで迎えることを決めることをおすすめします。

初心者  1 初心者には非常に飼いづらい
しつけ  1 しつけは非常に難しい
お手入れ  7 お手入れはかなり楽
気性  2 気性はやや荒い
多頭飼育  1 多頭飼育は非常に難しい
散歩  1 必要な散歩量は非常に多い(2.5~3時間程度)
病気  4 病気への強さは普通程度
抜け毛  7 抜け毛はかなり少ない
吠え方  1 非常に吠える
におい  3 やや臭う
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