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監修: 葛野 宗 獣医師
[記事公開日]  [最終更新日]
[ 目次 ]

ニューファンドランドの特徴について

日本では希少な超大型犬です

ニューファンドランドは日本では希少な超大型犬です。

カナダのような寒い地域が原産のため、豊富な被毛に覆われ、クマのような外見が特徴的です。
そり犬として活躍していたため、被毛の下には筋肉質なたくましい体が隠れています。

日本での飼育頭数も少ないため、繁殖を行なっているブリーダーも少なく、希望の時期に子犬が産まれていないようであれば、生まれるまで待つ必要がある場合もあるでしょう。

水の中が得意な犬種です

そり犬として活躍していましたが、実は水の中も得意な犬種です。

そのため、被毛も特徴的で、防水性に優れた粗く密度がある毛が密集しています。

湿度も気温も高い日本の夏などは、被毛によって熱の放散がしにくくなる場合があるので、こまめなブラッシングを行い、不要な被毛を除去する必要があります。
体も大きいため、小型犬と比較するとケアの大変さがある犬種と言えるでしょう。

ニューファンドランドの性格について

マイペースで温和です

超大型犬といわれるニューファンドランドですがとても優しく温和です。

自信があり、怖いもの知らずな一面もあるのでマイペースととらえられる部分もあります。

忠実で愛情深い一面も

飼い主さんの気持ちを察したり、献身的に接してくれる一面も見られるでしょう。

家族以外の人やものに対しても穏やかに接することのできる傾向があります。

愛情深い性格なので、信頼関係が築けると、飼い主さんが大好きなよきパートナーになるでしょう。

ニューファンドランドの飼い方(日常の世話)について

充分な運動量を確保してあげましょう

本来はそり犬として活躍していた犬種です。

体力もあり、体を動かすことが好きな傾向があります。

ストレスを溜めないよう、お散歩などで充分な運動量を確保してあげてください。

関節なども負担がかかることもあるため、体重管理も合わせて行い、その個体にとって負担にならない適切な運動量を維持してあげましょう。

しつけをきちんと行いましょう

穏やかで優しいニューファンドランドですが、体格が大きく、体力もあるため、興奮などで人を怪我させてしまうなどのトラブルにつながる危険性もあります。

普段から飼い主さんとニューファンドランドの間で信頼関係を築き、飼い主さんの言うことに従うようにしつけを行なうことが大切です。

ニューファンドランドの歴史・起源について

祖先は土着犬でした

ニューファンドランドの祖先は、カナダのニューファンドランド島に土着した犬とされています。

この犬や1100年以降にバイキングによって連れて来られた大きな黒い熊のような犬が起源となったと言われています。

ヨーロッパの漁師たちの到来とともに、交雑が行われ、現在の姿や性質に至ったとされています。

特性を活かした使役

がっしりとして力もあるニューファンドランドは漁師の補助として、綱や船を引く役割や陸ではそり犬として重荷を引いたり、猟犬として活躍した歴史もあるとされています。

水にも強い特性を活かし、水難救助犬として活躍していたとも言われています。

現在でも厳しい天候や、海の災害に耐えうることを可能にした犬種であるため、フランスでは海難救助の補助犬として活躍しています。

ニューファンドランドの気を付けたい病気について

熱中症に注意が必要な犬種です

寒い地方の原産の犬種であるため、暑さには弱く、特に熱中症には注意が必要です。

夏は室内を涼しくしたうえでの飼育などの対策が必要です。

活発で運動を好みますが、夏場の散歩時間は日の出ていない時間帯や、気温が完全に涼しくなったから行なうなどの配慮をしてあげてください。

関節の病気に注意

超大型犬種であるニューファンドランドは体重も重いため、関節にかかる負担も大きいです。

しかし、股関節の形成不全と呼ばれる股関節の病気などが見られることも多い犬種です。

関節の負担にならないよう、肥満には注意をし、歩き方や座り方などに変化が見られたら、受診や検査をして早期発見及び治療をおこなうことが大切です。

ニューファンドランドの価格相場について

40万円から60万円くらいの価格になります

珍しい犬種であることや大型犬であることから価格は高めです。

血統によっては価格相場よりも高くなる個体もいます。
ただし、繁殖している個体数も少なく、あまり価格や性格、容姿などで比較できる選択肢は少なくなる可能性が高いです。

ペットショップよりもブリーダーからの購入の方が一般的

ペットショップで出会える可能性は低く、繁殖を行なっているブリーダーも限られる犬種です。

大型犬は繁殖に要するスペースも必要なため、郊外を繁殖場にするブリーダーが多い傾向があります。

繁殖を行なっているブリーダーを探して、見学や購入に行く流れになるケースが多いです。
日本国内で飼育頭数も少ない犬種であるため、繁殖しているブリーダーも少ない傾向があります。

獣医師から見たニューファンドランドを飼う際のアドバイス

暑さに弱い犬種です

寒い地域が原産の犬種のため、暑さには弱いです。

大型犬なので外での飼育を検討しがちですが、夏は室内を涼しくしたうえでの飼育などの対策が必要です。

熱中症にも注意しましょう。

食事管理による肥満予防を

体格の大きいニューファンドランドにとって体重の増加は関節に負担をかけ、関節の疾患になる可能性を高めます。

食事の質や量は個体によって適切なものに調節して与えましょう。

筋肉を維持する組成など体質に合ったごはんを選んであげてください。

ニューファンドランドの飼育チャートについて

大型で体力もあるため、初めて犬を迎える方や、犬のためにたくさんの時間を割くことが難しい場合は、あまり飼育することをおすすめできない犬種です。

しつけや生活面で、ニューファンドランドのために時間を割いてあげられるのであれば、信頼関係を築いて一緒に活動的に遊んだり、お互いよいパートナーとなるでしょう。

初心者  0 初心者には非常に飼いづらい
しつけ  2 しつけはやや難しい
お手入れ  0 お手入れは非常に難しい
気性  8 気性はかなり穏やか
多頭飼育  5 多頭飼育のし易さは普通程度
散歩  1 必要な散歩量は非常に多い(2.5~3時間程度)
病気  2 病気にはやや弱い
抜け毛  2 抜け毛はやや多い
吠え方  2 やや吠える
におい  4 臭いは普通程度
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