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監修: 葛野 宗 獣医師
[記事公開日]  [最終更新日]
[ 目次 ]

オーストラリアンシェパードの特徴について

高い身体能力と頭の良さを持つ犬種

シェパードという種名が入っていますが、牧羊犬として活躍していた犬種です。

高い身体能力と知性を持ち、周りの状況をよく観察して空気を読むことが得意です。

体力もあるのでたくさんの運動が必要ですが、高い知能を持つので、教えてあげれば一緒にスポーツも楽しめる犬種です。

恵まれた体格をしています

中型犬ですが、がっしりとした体形をしていて、運動に適しています。

豊富な筋肉量により、身体能力も高く、スタミナも持ち合わせているためタフな印象を受ける人も多いでしょう。

普段から食事や運動の管理を行ない、筋肉量の維持や体形の維持に努めることが大切です。

オーストラリアンシェパードの性格について

忠実で人を喜ばせることが大好きです

性格は優しく温和です。

使役犬として活躍していたこともあるので、飼い主さんに対しても忠実に行動できる犬種です。

保護する本能もあるため、一緒に暮らす家族に対しても愛情深く接し、守り愛することができるため、家庭犬としても適しています。

牧羊犬としての使役に適した注意深さや聡明さ

牧畜をまとめることを仕事としていて、そのために欠かせない注意深さや聡明さなどを兼ね備えているとされています。

観察力も優れているため、飼い主さんのことや周りの環境もよく見ています。
気になる音やものがある場合は、飼い主さんよりもいち早く気付くことがあるほどです。

稀にこの警戒心が裏目に出て、周りのものや人に対して発言してしまい、トラブルにつながる危険性もあります。
充分なしつけを行ない、コントロールできるよう心がけましょう。

オーストラリアンシェパードの飼い方(日常の世話)について

しっかり適応できるようにしつけをしてあげましょう

知能の高いオーストラリアンシェパードは、注意深く、状況をよく観察し、空気を読むのが得意です。
ボーダーコリーが混乱してしまわぬよう、毅然とした態度で、一貫したしつけをしてあげることが大切です。

また、牧羊犬の性質で、動くものが気になったり、追いかけてしまう性質もあります。
生活で困ることの無いよう、コントロールできるよう、しつけることが大切です。

上手な発散の方法を考えてあげましょう

パワフルなオーストラリアンシェパードは、小型犬のように室内で過ごすだけでは発散が不充分で、ストレスが溜まってしまったり、いたずらをしてしまう場合があります。

充分な運動時間を取ってあげたり、一緒に遊ぶ時間を作ることが必要です。

思い切り広い場所で遊べる時間も作ってあげるとより良いでしょう。

オーストラリアンシェパードの歴史・起源について

祖先は羊を管理する牧羊犬でした

オーストラリアンシェパードの祖先犬については諸説あります。

一説ではオーストラリアンシェパードの祖先は、オーストラリアに移住した農民が飼育していた牧羊犬のシープドックだったとされています。

オーストラリアでかけ合わせて作出された犬種が、アメリカに持ち込まれて繁栄したため、原産国はアメリカですが、名前にオーストラリアという国名が入っています。

アメリカでの牧羊犬としての活躍

アメリカの牧場で、オーストラリアンシェパードの高い知能と優れた運動能力が評価されました。

アメリカの牧場の発展に対して、使役犬であるオーストラリアンシェパードの高い適正は強みとなり、繁殖においても多芸性、鋭い知性、強いハーディング能力、そしてその古くから賞賛されていた人目をひく容姿を維持するよう努め続けられました。

現在は牧羊犬としてだけでなく、警察犬、スポーツドッグ、災害救助犬など活躍の場は多岐にわたります。

オーストラリアンシェパードの気を付けたい病気について

犬種特有の病気もいくつかあるため注意が必要です

シェパードという種名ですが、血統はコリー種に近いです。

そのためコリーによくある視力の異常である、コリーアイ異常と呼ばれる病気などに注意が必要です。
失明に至る可能性もあるため、早期発見する必要があり、日常生活で、視力の変化などにも注意が必要です。

また、イベルメクチン中毒と呼ばれ、イベルメクチンというフィラリアなどの駆虫に用いられる薬に対して反応を起こし体調不良に陥るという犬種特異的な反応が起こる場合があるため、使用する薬剤にも注意が必要です。

てんかんに注意が必要です

脳の神経伝達の異常によって起こる、てんかんと呼ばれるけいれんなどの発作が起こりやすい犬種と言われています。

けいれん発作の状態によっては意識の消失も伴う場合もあり、発作が連続して起こると死に至る危険性もあります。

発作が一度でも見られた場合は、発作の起きた状況などの記録をして、落ち着いてからすぐに受診するようにしましょう。
発作が起きている最中は、二次的な外傷などが起こることを防ぐために、周りのものをどかすなどして、落ち着くまで待ちましょう。

オーストラリアンシェパードの価格相場について

40万円から60万円くらいの価格になります

珍しい犬種であることや中型犬であることから価格は高めです。

血統によっては価格相場よりも高くなる個体もいます。
ただし、繁殖している個体数も少なく、あまり価格や性格、容姿などで比較できる選択肢は少なくなる可能性が高いです。

ペットショップよりもブリーダーからの購入の方が一般的

ペットショップで出会える可能性は低く、繁殖を行なっているブリーダーも限られる犬種です。

繁殖に要するスペースも必要なため、郊外を繁殖場にするブリーダーが多い傾向があります。

繁殖を行なっているブリーダーを探して、見学や購入に行く流れになるケースが多いです。
日本国内で飼育頭数も少ない犬種であるため、繁殖しているブリーダーも少ない傾向があります。

獣医師から見たオーストラリアンシェパードを飼う際のアドバイス

オーストラリアンシェパードを飼育するのに適しているかを迎える前によく考えましょう

発散のために一緒に何かをする時間を確保したり、環境に適応できるようしつけをしっかり行ったりするためには、オーストラリアンシェパードに向き合う時間を多く作れる飼い主である必要があります。

一緒に生活するためには、覚悟も家族の協力も必要となる場合が多いです。

迎える前に、自分の環境で本当に飼育できるのか、家族の協力が得られるのか、よく考えてみてください。

犬種特異的な病気も多い犬種なので健康面でのフォローが必要です

コリー種に近いため、犬種特有の病気が多い犬種であるため、普段から健康チェックをこまめに行い、変化に気づいたらすぐに相談できる環境であることが、健康に長生きするためにも大切です。

特にてんかんなどは信頼できるかかりつけの先生との連携が欠かせません。

信頼できるかかりつけの動物病院を見つけ、定期的な健康チェックは欠かさず行ないましょう。

オーストラリアンシェパードの飼育チャートについて

体力の発散や、しつけに要する時間の多さ、被毛のケア大変な点もあるかもしれませんが、信頼関係を築ければ、アクティブな犬との生活を理想とする飼い主さんは満足できる犬種です。

トレーナーなどの専門家のサポートを得ながら飼育することで、初心者でもトラブルを少なく生活することが可能です。

犬のために要する時間が多い犬種と言えるため、愛犬に向き合う時間を多く作ってあげられる飼い主さんに適した犬種です。

初心者  4 初心者には普通程度の飼いやすさ
しつけ  6 しつけのし易さは普通程度
お手入れ  2 お手入れはやや難しい
気性  5 気性は普通程度
多頭飼育  7 多頭飼育はややし易い
散歩  2 必要な散歩量はやや多い(2~2.5時間程度)
病気  2 病気にはやや弱い
抜け毛  2 抜け毛はやや多い
吠え方  2 やや吠える
におい  5 臭いは普通程度
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