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監修: 葛野 宗 獣医師
[記事公開日]  [最終更新日]
[ 目次 ]

ジャーマンピンシャーの特徴について

短い被毛が特徴的です

短い被毛が特徴的な犬種です。

被毛が毛玉になったり、もつれる危険性は低いですが、皮膚のマッサージを兼ねてラバーブラシなどでブラッシングをしてあげましょう。

トリミングが必要無い犬種ですが、こまめに家庭でシャンプーをしてあげる必要はあります。
皮膚トラブル予防のためにこまめに皮膚ケアはしてあげてください。

また、被毛の短さから冬場は寒さを感じる場合もあります。
犬用の洋服を着せてあげたり、毛布を使用するなどして保温してあげることをおすすめします。

筋肉質な体形が特徴的です

無駄のない筋肉質な体形をしています。

活動的な犬種でもあることから、肥満になってしまうと関節への負担もかかり、運動の際に大きな負荷がかかってしまう危険性があります。

犬種の特性を活かして充分に運動が出来るように、健康管理の一環として体形維持も行いましょう。

ジャーマンピンシャーの性格について

陽気で明るく活発です

陽気で明るく活動的な犬種です。

慎重な部分もありますが、飼い主さんなど信頼関係が築けると友好的に一緒に遊べる犬種です。

信頼している相手に対しては忠実に行動できます。

警戒心が強く繊細な一面も

警戒心が強く繊細な一面も持っています。
飼い主さん以外の見知らぬ人や動物には強い警戒心を示す場合があります。

若齢のうちから社会性を持たせることで、周りの人や犬、環境にも神経質にならずに適応しやすい個体になる可能性が高いです。

しつけの一環として早期から環境に適応させてあげてください。

ジャーマンピンシャーの飼い方(日常の世話)について

過ごしやすい環境を整えてあげましょう

起こりやすい疾患に関節系のトラブルが挙げられますが、フローリングなどの滑りやすい床材は関節に負担がかかるため、適していません。

滑り止めのマットを敷いたり、ジャンプを必要とする家具への昇降などは負担を軽減するスロープを作るなどの過ごしやすい環境を整えてあげましょう。

充分な運動をしてあげましょう

体を動かすことが好きな犬種です。

日常的な散歩に加えて、定期的にドッグランなどの広い場所で体を動かす時間を設けてあげると、発散も出来て喜ぶ個体が多いです。

ジャーマンピンシャーの歴史・起源について

古くから存在する犬種です

ドイツで19世紀にはすでに犬種登録がされていたという記録が残っています。

農場でネズミなどの害獣を捕まえたり、番犬として活躍していました。

ジャーマンピンシャーの祖先犬はラフ・コーテッド・ピンシャーという犬種で、ジャイアントシュナウザーの祖先件でもあるとされています。

ジャーマンピンシャーは多くの犬種を作出するにあたり、土台となった犬種と言えます。

絶滅の危機の回避

ジャーマンピンシャーも他の犬種と同様に戦争中に頭数が激減し、絶滅の危機に瀕しました。

そこで、ドイツに残っていたミニチュアピンシャーを用いて、ジャーマンピンシャーの再生を行なったとされています。

現存するジャーマンピンシャーの血統をさかのぼると、すべてこのときのピンシャーにたどり着くと言われています。

ジャーマンピンシャーの気を付けたい病気について

関節の病気に注意

活発な犬種です。

先天的な股関節形成不全などの疾患が起こりやすいとされています。
歩き方や座り方に変化を感じたら受診をしましょう。

また、食欲も旺盛な犬種ですが、肥満は関節への負担をかけます。
後天的な靭帯の異常などにつながる可能性も高いです。
肥満にならぬよう、食事量をコントロールしてあげてください。

遺伝性の疾患に注意が必要です

ジャーマンピンシャーは血液の凝固機能に問題が起こるフォン・ヴィレブランド病という遺伝的な疾患に気を付ける必要があると言われています。

血液が固まりにくくなるため、程度が悪化すると、死につながる危険性もあると言われている病気です。

日常的に、体調の変化に気を付け、信頼できるかかりつけの先生を身近に探しておくことで、早期発見が出来る可能性があり、心強いでしょう。

ジャーマンピンシャーの価格相場について

40万円から60万円くらいの価格になります

珍しい犬種であり、体格も中型犬であるため価格は高めです。

血統によっては価格相場よりも高くなる個体もいます。
ただし、人気犬種と比較すると繁殖している個体数も少なく、あまり価格や性格、容姿などで比較できる選択肢は少なくなる可能性が高いです。

ペットショップよりもブリーダーからの購入の方が一般的

ペットショップで出会える可能性は低く、繁殖を行なっているブリーダーも限られる犬種です。

ジャーマンピンシャーは体格も大きめで、繁殖に要するスペースも必要なため、郊外を繁殖場にするブリーダーが多い傾向があります。

繁殖を行なっているブリーダーを探して、見学や購入に行く流れになるケースが多いです。
日本国内で飼育頭数もあまり多くない犬種であるため、繁殖しているブリーダーも人気犬種と比較すると少なめです。

獣医師から見たジャーマンピンシャーを飼う際のアドバイス

定期的な健康診断を心がけましょう

遺伝的な要素のある疾患に注意が必要な犬種であるため、定期的な健康診断によって早期発見出来ると安心です。
早期発見により、早期にケアを始めることで進行を遅らせることが出来る場合があります。

トリミングの必要性もない犬種であるため、家庭での健康チェックがより重要になりますが、専門家に定期的に状態を診てもらうことで、飼い主も気付かなかった健康面での変化を指摘してもらえる可能性があります。

動物病院に定期的に健康診断に行く習慣をつけることで、専門家からの健康面でのアドバイスも得やすくなり安心です。

食事の管理を行なってあげましょう

関節のトラブルが多い犬種です。
肥満は関節への負荷を増やし、症状を悪化させる恐れがあります。

肥満の状態での運動は、さらに関節の負荷をかけてしまうため、ダイエット方法として適切ではありません。
基本的には食事による体重管理が管理が必要です。
食事の質や量は個体によって適切なものに調節して与えましょう。

ジャーマンピンシャーの飼育チャートについて

慎重な一面を持つジャーマンピンシャーのしつけは初めて犬を迎える人にとって困難に感じる部分が多いかもしれません。
お手入れはトリミングが必要な犬種と比較すると少なくて済む犬種ですが、活発な犬種でもあるので散歩に要する時間は多くかかる犬種です。

またストレスを溜めないように、定期的に一緒に運動をする時間を作るなど、コミュニケーションの方法は室内で過ごす犬と異なりアクティブである必要がある可能性が高いです。

一緒に過ごしたり出かける時間が取れるのであれば、信頼関係を築き、良いパートナーとなり得ます。

初心者  3 初心者にはやや飼いづらい
しつけ  3 しつけはやや難しい
お手入れ  6 お手入れのし易さは普通程度
気性  3 気性はやや荒い
多頭飼育  3 多頭飼育はやや難しい
散歩  2 必要な散歩量はやや多い(2~2.5時間程度)
病気  3 病気にはやや弱い
抜け毛  5 抜け毛の量は普通程度
吠え方  2 やや吠える
におい  3 やや臭う
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