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監修: 葛野 宗 獣医師
[記事公開日]  [最終更新日]
[ 目次 ]

スキッパーキの特徴について

首周りのライオンのような被毛が特徴的です

黒い豊かな被毛が特徴的です

被毛の生え方はダブルコートと呼ばれる2層からなります。

真っ黒に見えますがオーバーコートと呼ばれる表層に生える被毛はブラックのみですが、アンダーコートと呼ばれる体に沿って生える被毛はダーク・グレーも認められています。

首周りの長めのオーバーコートは体から立つように生えており、ライオンのように飾り毛になっています。

小型犬ですが活発です

小さな牧羊犬という呼び名を持つスキッパーキは小型犬ですが、活動的な犬種です。

充分な散歩や広い場所での運動による発散が必要です。

遊びも大好きな犬種であるため、室内でもスキンシップの一環としておもちゃなどを用いて一緒に遊ぶ時間を増やすと、よりきずなが深まります。

スキッパーキの性格について

陽気で明るい性格です

好奇心旺盛で活発な性格をしています。

家族や信頼関係が築けた相手に対しては忠実に接することが出来ます。

警戒心が強い一面もあるため、知らない人や動物に対しては強い警戒を見せる可能性があります。
警戒が攻撃につながらないよう、普段からしつけを徹底しましょう。

頑固で独立心の強い一面も

陽気で明るい性格である反面、独立心が強く頑固な一面も持っています。
しつける際もこの頑固さのせいで困難に感じる場合があります。

自分の意思をしっかり持ち、自分で決めた通りにしようとする頑固な一面もあるため、しつけで飼い主さんがリードできるように関係性を築く必要があります。

スキッパーキの飼い方(日常の世話)について

こまめなお手入れを

豊かな被毛はお手入れを欠かすとトラブルの原因にもなります。

毛玉になると皮膚トラブルの原因になり、関節付近などは動きづらくなるため、活発なスキッパーキにとって負担になる可能性が高いです。
家庭での定期的なシャンプーや、こまめなブラッシングを心がけましょう。

充分な運動をしてあげましょう

体力がある犬種です。

小型犬ですが、活動的な犬種で、運動も好みます。
散歩や広い場所で思い切り運動する機会を定期的に設け、発散させてあげましょう。

豊富な被毛を持つ犬種なので、夏場の暑い時間は避けるなどの対策も取ることが大切です。

スキッパーキの歴史・起源について

牧羊犬種を祖先に持ちます

スキッパーキはベルギーで小型の牧羊犬種を祖先犬として作出された犬種です。

起源は約17世紀にまで遡ります。

ネズミなどの害獣を駆除する犬として労働者や靴の修繕屋に人気のある犬種だったとされています。

王室で愛されて人気に

19世紀にベルギー王室のマリー・アンリエット王妃に愛され、流行しました。

その後、イギリスやアメリカにも紹介されました。

同時期にベルギー国内のブリードクラブにて犬種のスタンダードが作られたとされています。
当時は様々な系統が混在していましたが、その後統一されたと言われています。

スキッパーキの気を付けたい病気について

関節の病気に注意が必要です

パテラと呼ばれる、膝のお皿である膝蓋骨が正しい位置からずれてしまう疾患に注意が必要です。
後肢を挙上する、触ると嫌がる、後肢を引きずって歩くなどの症状が見られます。

肥満や滑りやすいフローリングの床などは関節に負担がかかる危険性があるため、注意が必要です。

甲状腺の病気に注意が必要です

代謝などに関連する甲状腺ホルモンを分泌する機能が低下する、甲状腺機能低下症という病気が起こりやすい犬種と言われています。

脱毛や腸運動の低下による便秘や下痢などの症状、筋力の低下などが見られます。

定期的に健康診断を行うことで、早期発見及び治療をおこなうことが可能です。
家庭で症状の有無をチェックするとともに、健康診断を定期的に受けることが大切です。

スキッパーキの価格相場について

40万円から60万円くらいの価格になります

珍しい犬種であるため、小型犬ですが価格は高めです。

血統によっては価格相場よりも高くなる個体もいます。
ただし、人気犬種と比較すると繁殖している個体数も少なく、あまり価格や性格、容姿などで比較できる選択肢は少なくなる可能性が高いです。

ペットショップよりもブリーダーからの購入の方が一般的

ペットショップで出会える可能性は低く、繁殖を行なっているブリーダーも限られる犬種です。

繁殖を行なっているブリーダーを探して、見学や購入に行く流れになるケースが多いです。
日本国内で飼育頭数もあまり多くない犬種であるため、繁殖しているブリーダーも人気犬種と比較すると少なめです。

獣医師から見たスキッパーキを飼う際のアドバイス

肥満に注意しましょう

膝の関節などの疾患が多い犬種です。

また小型犬であるため、骨も細く、骨格も華奢です。
肥満によって関節への負担がかかる危険性が高いです。

他にもマズルが短いため呼吸器のトラブルにもなりやすく、肥満になることで気管が圧迫され、より呼吸をしづらくなることで呼吸器トラブルや熱中症などにもなりやすくなります。

過ごしやすい環境を整えてあげましょう

起こりやすい病気の一つである膝蓋骨脱臼はフローリングなどの滑りやすい床材は関節に負担がかかるため、適していません。

滑り止めのマットを敷いたり、ジャンプを必要とする家具への昇降などは負担を軽減するスロープを作るなどの過ごしやすい環境を整えてあげましょう。

スキッパーキの飼育チャートについて

陽気で明るく活動的なスキッパーキは比較的初心者の飼い主さんでも迎えやすい犬種です。

必要な運動量の多さや、被毛のケアの大変さ、頑固さゆえのしつけの困難さなどは、犬と向き合う時間を多く作れる飼い主さんであれば乗り越えられる要素と言えます。

活動的な犬種であるため、愛犬との時間をより多く作れる飼い主さんや、一緒にアクティブに遊びたい飼い主さんには向いている犬種です。

初心者  8 初心者でもかなり飼いやすい
しつけ  4 しつけのし易さは普通程度
お手入れ  3 お手入れはやや難しい
気性  7 気性はかなり穏やか
多頭飼育  5 多頭飼育のし易さは普通程度
散歩  2 必要な散歩量はやや多い(2~2.5時間程度)
病気  5 病気への強さは普通程度
抜け毛  3 抜け毛はやや多い
吠え方  2 やや吠える
におい  5 臭いは普通程度
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