ベドリントンテリアの特徴について

顔にも豊富な被毛があるのが特徴的です

顔にも豊富な被毛が生えており、もこもことした形をしているのが特徴的な犬種です。

定期的なブラッシングやトリミングを行なうことで皮膚や被毛を清潔に保ち、美しい容姿が維持できます。

皮膚トラブル防止のためにも家庭でのシャンプーや定期的なプロによるトリミングでケアを行うようにしましょう。

体力のあるテリア犬種です

猟犬としても活躍しているテリア犬種のため、小型ですが身体能力が高く、体力もあります。

猟では狙った獲物を追い続ける執念深さとスタミナを発揮させていました。

そのため、普段はおっとりしていますがスイッチが入ると素早く活発に動きます。

日常的に運動量を要する犬種です。
小型犬とアクティブに楽しみたい飼い主さんには向いている犬種です。

ベドリントンテリアの性格について

おっとりしていますが遊ぶときは活発です

普段はおっとりしていますが、活発な傾向があります。

信頼関係が築けると飼い主さんに対して甘えたり、遊びを好む個体が多いとされています。

活動的な犬種であるため、広い場所で素早く動く活発さが見られるでしょう。
瞬発な部分を制御できるようしつけることも大切です。

頑固な一面も

比較的テリア犬種の中では飼育しやすい犬種ですが頑固で気の強い性質を持っている犬種です。
しつけなどの面で頑固さが垣間見える場面もあるかもしれません。

自分の意思をしっかり持ち、自分で決めた通りにしようとする頑固な一面もあるため、しつけで飼い主さんがリードできるように関係性を築く必要があります。

ベドリントンテリアの飼い方（日常の世話）について

テリアの性格を理解してあげましょう

テリア犬種が本来持つ頑固さや、自分の意思の強さを残す犬種のため、しっかりしつけをして信頼関係を築けないと、飼育しづらいと感じることもある可能性が高いです。

独立心が強く、慣れるまでは友好的な犬種ではないため、つかみにくい部分もありますが、信頼関係を築くことは可能です。

頑固さや意志の強さも賢さ故のものであることが多く、この賢さを利用して飼い主さんの生活に適応できるよう若齢の頃からきちんとしつけをしてあげましょう。

充分な運動をしてあげましょう

小型犬ですが高い運動能力を持つ犬種です。

発散のためにも充分な散歩時間を確保し、体を動かす時間を作ってあげてください。
思い切り走ることが好きな犬種のため、ただ歩く散歩だけではなく、思い切り広い場所で走れる時間も作ってあげるとより良いでしょう。

信頼関係が築けると聡明な犬種であるため、一緒に体を使って遊ぶことで絆が深まる可能性が高いです。

ベドリントンテリアの歴史・起源について

起源についてわからない部分が多い犬種です

他にも多くいるテリアと同様、発生について不明瞭な犬種です。

イギリスのべドリントン市周辺の炭鉱労働者からペットとして愛されたことからこの名前が付いたとされています。

ドッグショーでの活躍

1870年代にはじめてドッグショーへ出陳した際はトリミングをされていなかったと言われています。

その後、ナショナル・ベドリントン・テリア・クラブ が創立されてからは容姿も洗練されていきました。

子羊のような独特のカットは多くの注目を集めました。

日本でべドリントンテリアが広められたのは1960年代とまだ歴史は浅いですが、長脚テリアの愛好家から人気を集めています。

ベドリントンテリアの気を付けたい病気について

皮膚トラブルに注意が必要です

豊富な被毛を持ち、活動的な犬種であるために、毛玉やもつれができやすく、皮膚トラブルにつながりやすい傾向があります。

こまめに皮膚ケアを行い、皮膚チェックもおこなう習慣をつけましょう。

違和感に気付いたら早めに受診して早期治療をしてもらうよう心がけましょう。

犬種特有の病気があるため注意が必要です

先天的に網膜を正常に形成できない網膜異常形成という病気が起こりやすいとされています。

この病気を予防することは出来ませんが、異常に早期に気づくことで、ケアを行い負担を軽減してあげられる可能性が高いです。

日常的な行動変化に注意するとともに、定期的な検診を行なうことで早期に発見できると安心です。

ベドリントンテリアの価格相場について

40万円から60万円くらいの価格になります

珍しい犬種であり、体格も小型犬の中では大型であるため価格は高めです。

血統によっては価格相場よりも高くなる個体もいます。
ただし、人気犬種と比較すると繁殖している個体数も少なく、あまり価格や性格、容姿などで比較できる選択肢は少なくなる可能性が高いです。

ペットショップよりもブリーダーからの購入の方が一般的

ペットショップで出会える可能性は低い犬種です。

繁殖を行っているブリーダーも人気犬種と比較すると少ないです。

繁殖を行なっているブリーダーを探して、見学や購入に行く流れになるケースが多いです。
国内で繁殖を行なっているブリーダーが少ないため、海外のブリーダーから仔犬を輸入してもらうことになる場合もあります。

獣医師から見たベドリントンテリアを飼う際のアドバイス

定期的な健康診断を心がけましょう

犬種特有の病気が起こり得る犬種です。

体に変化が起こり始めた場合でも、定期的に受診をしておくことで早期発見が可能な場合もあります。

健康でも定期的に受診をする習慣をつけましょう。

何かトラブルが起きたときに信頼できる専門家が身近にいると安心です。

被毛や皮膚のケアをこまめに行って清潔に保ちましょう

被毛が豊富なため、こまめにブラッシングをして、もつれの原因となるいらない毛を除去する必要があります。

もつれや毛玉になると、皮膚疾患につながる恐れもあります。
こまめにブラッシングやシャンプーを自宅でも行なう習慣をつけましょう。

また、顔周りは特に汚れやすく、家庭でのカットでの維持は難しいです。
定期的にプロにケアをしてもらうよう心がけてください。

ベドリントンテリアの飼育チャートについて

頑固で意志の強さのあるテリア犬種の中でもべドリントンテリアは比較的飼育しやすい犬種と言われています。
こまめなお手入れなどの大変さはありますが、性格などの面で、初心者でも飼育しやすい犬種と言えるでしょう。

小型犬ですが、体格も大きめで体力のある犬種なので、一緒にアクティブに遊びたい飼い主さんには向いている犬種と言えます。

活発で遊び好きな犬種であるため、若齢のうちから周りの人や犬への社会性を持たせ、きちんとコントロールできるように、どんな子であってもしつけは行うことが大切です。