プチバセグリフォンバンデアンについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
プチバセグリフォンバンデアンの特徴について
猟をする際に適した特性を持ちます
野うさぎの猟に使用されていました。
活発な性格と長い胴を支える太い脚を持っています。
また猟の際、イバラや灌木などから身体を守る硬い被毛で覆われています。
猟犬としても活躍する活発な犬種です
穏やかそうな外見ですが猟犬としての適性を持つ活発な犬種です。
外でたっぷりと運動することを好み、体力があるため、家庭で穏やかに過ごすためにも充分な発散が必要な犬種です。
一緒にアクティブに楽しんで絆を深めたい場合に適していると言えます。
プチバセグリフォンバンデアンの性格について
友好的で温和な性格です
友好的で明るく、愛情深く接することが出来る犬種です。
信頼関係が築けると、従順に過ごしてくれて一緒に楽しく遊んでくれる子に育つ可能性が高いです。
意志が強く、マイペースな一面もあるため、早い段階で社会に適応できるようしつけを充分に行う必要があります。
マイペースで探求心が旺盛な一面も
温和な性格ですが、探求心が旺盛な一面もあり、気になることがあると、追いかけ続けてしまうことがあるのが猟犬の特性を持つプチバセグリフォンバンデアンです。
気になっても飼い主さんの指示で、スイッチを切り替えられるように、普段から信頼関係を築き、しつける必要があります。
また、叱られてもへこたれずにマイペースで過ごしている可能性も高いです。
粘り強くしつける必要はがあります。
プチバセグリフォンバンデアンの飼い方(日常の世話)について
しつけをきちんと行いましょう
探求心が旺盛で、興奮しやすい犬種です。
興奮した際にまわりの犬や人とトラブルにつながる危険性もあります。
けがをさせてしまう可能性もあるので、興奮や探求心をコントロールできるよう、普段からしつけをきちんと行う必要があります。
上手な発散の方法を考えてあげましょう
体力をもつプチバセグリフォンバンデアン小型犬のように室内で過ごすだけでは発散が不充分で、ストレスが溜まってしまったり、いたずらをしてしまう場合があります。
充分な運動時間を取ってあげたり、一緒に遊ぶ時間を作ることが必要です。
思い切り広い場所で遊べる時間も作ってあげるとより良いでしょう。
プチバセグリフォンバンデアンの歴史・起源について
猟のために作出された犬種です
16世紀頃のフランスで、猟のお供としてバセット・ハウンドや土着の猟犬を掛け合わせて作出されました。
以前はラージサイズのグラン・バセット・グリフォン・バンデーンも存在し、そのサイズに近いプチバセグリフォンバンデアンも存在しましたが、体重の重さなどから猟に対する適正は見出せなかったとされています。
その後、調和を保つ比重でのプチバセグリフォンバンデアンのスタンダードの制定が行われ、別の犬種として認定されました。
世界への広がり
プチバセグリフォンバンデアンの原産国はフランスです。
この犬種の世界への広がりは、フランスが海外へ紹介し始めてから、見られ始めました。
アメリカではAKCに1990年代に、日本でも20世紀後半になってから知られるようになったとされています。
現在でも徐々に知名度が上がってきています。
プチバセグリフォンバンデアンの気を付けたい病気について
垂れ耳に起こりやすい外耳炎に注意しましょう
暑くて湿度の高い夏場は、垂れ耳のせいで耳の中が蒸れてしまい、細菌繁殖などが起こって外耳炎につながる可能性があります。
こまめに耳の中のチェックを行い、汚れが増えたり、匂いが変わるようであれば治療が必要なケースが多いです。
定期的な耳の掃除などのケアも欠かせません。
椎間板ヘルニアに注意しましょう
胴が長く足が短い、特徴的な体形です。
椎間板ヘルニアと呼ばれる病気になりやすい傾向があります。
椎間板ヘルニアとは、椎骨間のクッションの役割を果たす椎間板が変性することにより神経を圧迫し、麻痺や痛みを生じる疾患です。
プチバセグリフォンバンデアンの価格相場について
40万円から60万円くらいの価格になります
珍しい犬種であるため、中型犬ですが価格は高めです。
血統によっては価格相場よりも高くなる個体もいます。
ただし、人気犬種と比較すると繁殖している個体数も少なく、あまり価格や性格、容姿などで比較できる選択肢は少なくなる可能性が高いです。
また国内での繁殖が少ない犬種です。
海外のブリーダーからの輸入を依頼しなければいけない可能性が高く、その場合は手数料などでさらに価格が高くなる可能性もあります。
ペットショップよりもブリーダーからの購入の方が一般的
繁殖を行なっているブリーダーを探して、見学や購入に行く流れになるケースが多いです。
日本国内で飼育頭数もあまり多くない犬種であるため、繁殖しているブリーダーも人気犬種と比較すると少なめです。
また、存在している場合でも小型犬と異なり体格も大きめで、繁殖に要するスペースも必要な犬種であるため、郊外を繁殖場にするブリーダーである可能性もあります。
事前に繁殖を行なっているブリーダーを調べたり、購入のためにどのような方法があるのか調べたりする必要があります。
獣医師から見たプチバセグリフォンバンデアンを飼う際のアドバイス
こまめにお手入れを
垂れ耳が外耳炎につながりやすいプチバセグリフォンバンデアンは、早期発見のためにも、こまめなチェックやお手入れが大切です。
活発で外で遊ぶことで汚れが付着する可能性が高く、皮膚トラブルを予防するためにも家庭での定期的なシャンプーなどのケアが必要です。
スキンシップの一環として、シャンプーや耳掃除をしながら、状態のチェックをすることで病気の早期発見につながります。
徹底的な食事管理の元で肥満を予防しましょう
椎間板ヘルニアに注意すべき犬種です。
椎間板ヘルニアは肥満によってより起こりやすくなる傾向もあり、予防のためにも肥満にならないことが大切です。
犬の肥満予防は運動だけでは成り立ちません。
食事管理を徹底することで肥満の予防が可能です。
カロリーのコントロールだけでなく、低脂質など個体に合った食事の質を選びましょう。
プチバセグリフォンバンデアンの飼育チャートについて
体力の発散や、しつけに要する時間の多さ、被毛のケア大変な点もあるかもしれませんが、信頼関係を築ければ、アクティブな犬との生活を理想とする飼い主さんは満足できる犬種です。
友好的な犬種ではあるので、信頼関係が築けると良いパートナーとなってくれるでしょう。
犬のために要する時間が多い犬種と言えるため、愛犬に向き合う時間を多く作ってあげられる飼い主さんに適した犬種です。
| 初心者 | 2 初心者にはやや飼いづらい |
|---|---|
| しつけ | 2 しつけはやや難しい |
| お手入れ | 3 お手入れはやや難しい |
| 気性 | 8 気性はかなり穏やか |
| 多頭飼育 | 8 多頭飼育はややし易い |
| 散歩 | 2 必要な散歩量はやや多い(2~2.5時間程度) |
| 病気 | 2 病気にはやや弱い |
| 抜け毛 | 3 抜け毛はやや多い |
| 吠え方 | 2 やや吠える |
| におい | 3 やや臭う |











