ドゴーアルヘンティーノについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
ドゴーアルヘンティーノの特徴について
がっしりとした体形が特徴的です
闘犬として活躍していた歴史もあることから、筋肉量や骨量が多いのが特徴的です。
力もあるため、攻撃でなくても興奮による飛びつきなどで周りの人や犬に大けがを負わせてしまう危険性もあります。
噛む力の強さなどからも高い破壊力も持っているため、注意が必要です。
日常的に制御できるよう厳しくしつける必要があります。
勇猛果敢なところは猛獣にも負けません
闘犬としての利用もありましたが、猪などの大型獣の猟犬として活躍していた犬種です。
犬種の特性でもある力強さ、粘り強さ、鋭い嗅覚及び勇敢さがいのしし、ペッカリーやピューマなどの大型獣の狩猟において特に優れていると言われています。
ピューマにも対等する気の強さを持っています。
ドゴーアルヘンティーノの性格について
闘犬時代の闘争心や警戒心が見える一面も
周りの犬や人に対して闘争心や警戒心を見せる場合があります。
この場合、大型犬で体格も大きく力もあるため、犬や人に対しての行動が大きなけがやトラブルにつながる危険性があるため注意が必要です。
気が強く勇敢な部分もあり、支配力を示すために、同性間でなわばり争いを行なう習性もあるので注意しましょう。
闘争心や警戒心のスイッチの入るタイミングを把握し、制御できるように、飼い主さんは普段からしつけをきちんと行う必要があります。
陽気で控えめな性格です
闘犬だった歴史があると聞くと、怖い犬種の印象がありますが、陽気で控えめな性格を持っています。
心を開いた相手には陽気で忠実に接することのできる犬種です。
また、賢さも併せ持っているため、しつけをして信頼関係が築けると、愛情深く忠実に家族の一員としてふるまえる犬種でもあります。
ドゴーアルヘンティーノの飼い方(日常の世話)について
運動量を充分に確保しましょう
体も大きく、筋肉量の維持が必要な犬種です。
散歩の時間は長めに確保してあげてください。
激しい運動は必要のない犬種です。
ゆっくり長距離を時間をかけて歩く散歩が好ましいです。
体重や関節の状態によって、適切な運動量は異なります。
かかりつけの先生と相談しながら運動量を決めてください。
大型犬種を飼育する充分な準備が必要です
体格が大きいため、飼育に必要なスペースも、かかる医療費も小型犬と比較すると倍以上になります。
日常を普通に過ごすだけでも、体の大きさから、小型犬ではできないような床ずれが、できやすく床材にも配慮するなどの大型犬特有のトラブルも起こり得ます。
飼育することを決める前に大型犬の性質を理解した上で、配慮しながら生活維持をすることが可能なのかなどをしっかりと考えて決める必要があります。
同時に犬と向き合う時間や手間も多くかかる傾向があります。
大型犬種と暮らせる生活なのか充分に考えたうえで迎えてあげてください。
ドゴーアルヘンティーノの歴史・起源について
闘犬をベースに作出された犬種です
アルゼンチンのコルドバ地方でマスティフ、ブルドッグ、ブル・テリアなどの交配により作出された犬種です。
当初は闘犬として考えられていましたが、嗅覚や粘り強さ、賢さなどの点から狩猟犬としての能力も発見されました。
闘犬としてだけでなく、猪やピューマなどの大型獣を捕らえるための狩猟犬として活躍したとされています。
医師であるアントニオ・ノーレス・マルティネス博士が自身の趣味である狩猟のために、情熱をもって作出したとされています。
スタッドブックへの登録
1960年代に、アルゼンチンKC及びアルゼンチン・ルーラル・ソサエティによって公認されました。
その後1970年代にFCIに初めてのアルゼンチン原産の犬種として登録され、現在に至ります。
ドゴーアルヘンティーノの気を付けたい病気について
股関節形成不全などの関節の病気に注意
先天的な股関節形成不全などの股関節の形状が異常になる疾患が起こりやすいとされています。
歩き方や座り方に変化を感じたら受診をしましょう。
また、日常生活の中でも、肥満やすべりやすいフローリングの床などの環境は関節への負担をかけます。
後天的な靭帯の異常などにつ体重の思いながる可能性も高いです。
筋肉量や骨量も多く体重の重い犬種ですが、体重が増えすぎると関節に負担になります。
肥満にならぬよう、食事量をコントロールし、滑りにくい床にするなどの配慮をしてあげてください。
胃拡張胃捻転症候群に注意
体型や食事の際の興奮などから、胃拡張胃捻転症候群に注意が必要です。
食事の際に空気を一緒にたくさん吸い込んだり、食後すぐに激しい運動をした場合などに起こりやすくなるとされています。
手術の必要な病気で、ひどい場合死につながる危険性もあります。
日常的な行動の中で予防を行い、腹部の膨満感や呼吸の異常、行動の変化など見られたらすぐに受診してあげてください。
ドゴーアルヘンティーノの価格相場について
30万円から50万円くらいの価格になります
超大型犬であるため価格は高めです。
血統によっては価格相場よりも高くなる個体もいます。
ただし、珍しい犬種であるため、あまり価格や性格、容姿などで比較できる選択肢は少なくなる可能性が高いです。
国内での繁殖も少ない犬種であるため、選択肢も少なく、海外のブリーダーに輸入の代行を依頼するなどが必要な可能性も高いです。
その場合、手数料などでさらに価格が高くなる場合があります。
ペットショップよりもブリーダーからの購入の方が一般的
ペットショップで出会える可能性は低く、繁殖を行なっているブリーダーも限られる犬種です。
大型犬種で繁殖に要するスペースも必要なため、大型犬種を繁殖する場合、郊外を繁殖場にするブリーダーが多い傾向があります。
繁殖を行なっているブリーダーを探して、見学や購入に行く流れになるケースが多いです。
日本国内で飼育頭数もあまり多くない犬種であるため、繁殖しているブリーダーも人気犬種と比較すると少なめです。
海外のブリーダーからの輸入を依頼する必要があるケースも考えられます。
獣医師から見たドゴーアルヘンティーノを飼う際のアドバイス
しつけは充分に行いましょう
闘犬時代の名残の警戒心や闘争心を持ち合わせる犬種です。
警戒心や本能的な判断で攻撃につながる可能性もあります。
力が強いため、大きな事故につながる危険性もあるので注意が必要です。
飼い主さんが制御できるよう、普段から厳しくしつけをおこないましょう。
また、どんなにやさしい愛犬であっても、社会には犬が嫌いだったり、犬が怖いと感じてしまう人もいます。
犬が苦手な人のことも配慮しながら生活することが大切です。
食事の管理をしてあげましょう
股関節形成不全などの先天的な関節の異常も起こりやすいと言われる犬種です。
体格も大きいため、体重を支えるために関節に負担がかかります。
肥満になると、関節に大きな負担をかけてしまう可能性があります。
食事の質や量は個体によって適切なものに調節して与えましょう。
ドゴーアルヘンティーノの飼育チャートについて
防衛力や警戒心の強さなど、犬種ならではの性質をきちんと理解しながら一緒に生活することが求められます。
体も大きく力も強いため、飼い主さんが精神的にも肉体的にも制御できるようになる必要があります。
また、攻撃力の高さから、相手を死に至らしめる事故を起こすこともある犬種です。
飼い主さんには大きな責任が伴うことを理解し、自分自身の飼育の適正を慎重に判断たうえで決断してから迎えましょう。
犬の性質やしつけについて正しい知識を頭に入れ、訓練士など信頼できる専門家に頼れる環境かどうかもよく考えた上で、家族に迎えることが大切です
| 初心者 | 0 初心者には非常に飼いづらい |
|---|---|
| しつけ | 0 しつけは非常に難しい |
| お手入れ | 6 お手入れのし易さは普通程度 |
| 気性 | 0 気性は非常に荒い |
| 多頭飼育 | 0 多頭飼育は非常に難しい |
| 散歩 | 5 必要な散歩量は普通程度(30分~1時間程度) |
| 病気 | 2 病気にはやや弱い |
| 抜け毛 | 3 抜け毛はやや多い |
| 吠え方 | 2 やや吠える |
| におい | 4 臭いは普通程度 |











