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ブリアードについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑

監修: 葛野 宗 獣医師
[最終更新日]
[ 目次 ]

ブリアードの特徴について

豊富な被毛が特徴的な犬種です

ダブルコートと呼ばれる被毛は硬めのオーバーコートとふわふわとしたアンダーコートの二層から成ります。

優雅なウェーブがかった被毛が特徴的です。

活動的な犬種であるため、汚れが付着したりもつれができやすい傾向があります。
こまめに家庭でもシャンプーをしたりブラッシングを行うなどのケアが大切です。

実はがっしりとした体形です

ふわふわした毛でわかりにくいのですが、作業犬だったこともあり、体つきは太い骨にしっかりとした筋肉が引き締まっています。

運動量も多く要し、長めの散歩や広い場所で思い切り走るなどの運動も楽しめる犬種です。

力も強いので、飼い主さんが制御できるように普段からしつける必要があります。

ブリアードの性格について

飼い主さんには忠実です

安定していて優しい犬種です。

賢さを持つ犬種であるため、家族が信頼できることがわかると愛情深く接することが出来ます。
大きな体を持ちますが、信頼できる飼い主には忠実に行動します。

警戒心や独立心が強い一面も

牧羊犬として活躍した犬種でもあり、とても知的で警戒心が強く勇敢です。

独立心も強く、自分の意思で行動することを好む場合もあります。

問題につながらないよう、制御できるようにしつけることが大切です。
犬の特性を理解した上で、制御の仕方や社会環境へ適応させてあげるようにしましょう。

ブリアードの飼い方(日常の世話)について

充分な運動をしてあげましょう

体格も大きく、高い運動能力を持つ犬種です。

約1時間程度など充分な散歩時間を確保し、体を動かす時間を作ってあげてください。
思い切り走ることが好きな犬種のため、ただ歩く散歩だけではなく、思い切り広い場所で走れる時間も作ってあげるとより犬にとっても満足のいく時間となるでしょう。

また、個体の関節の状態などにより、適切な運動量は様々です。
かかりつけの先生と相談しながら適切な運動量を維持するよう心がけましょう。

しっかり適応できるようにしつけをしてあげましょう

攻撃的な犬種ではありませんが、警戒や興奮した際に強い力で行動する可能性があります。
その場合、大型犬のため、周りの人に与えた影響が大きな問題につながってしまう危険性があります。

飼い主さんが制御できるよう、普段から厳しくしつけをおこないましょう。

また、どんなにやさしい愛犬であっても、社会には大型犬が怖いと感じてしまう人もいます。

犬が苦手な人のことも配慮しながら生活することが大切です。

ブリアードの歴史・起源について

フランス原産の牧羊犬です

フランス原産の牧羊犬で、フレンチ・ローランド・シープドッグという名前で知られていました。

古い歴史を持ち、持ち前の賢さを活かして、羊の群れを狼から守る役割を果たしていました。

勇敢さもあるため、群れを集めるだけでなく、羊を守る番犬としても適したと言われています。

牧羊犬として以外の活躍

牧羊犬としての、賢さや勇敢さから、番犬としての活躍を評価されました。

そのため、軍用犬としても活躍した時代がありました。
番犬としてだけでなく、負傷した兵士を見つけるための救護犬としても活躍しました

現在では豊かな被毛の優雅な容姿によって、ドッグショーでも活躍しています。

ブリアードの気を付けたい病気について

股関節形成不全などの関節の病気に注意

先天的な股関節形成不全などの股関節の形状が異常になる疾患が起こりやすいとされています。
歩き方や座り方に変化を感じたら受診をしましょう。

また、日常生活の中でも、肥満やすべりやすいフローリングの床などの環境は関節への負担をかけます。
後天的な靭帯の異常などにつながる可能性も高いです。

また、体重が増えすぎると関節に負担になります。
肥満にならぬよう、食事量をコントロールし、滑りにくい床にするなどの配慮をしてあげてください。

胃拡張胃捻転症候群に注意

ブリアードは胃拡張胃捻転症候群に注意が必要とされています。

食事の際に空気を一緒にたくさん吸い込んだり、食後すぐに激しい運動をした場合などに起こりやすくなるとされています。

手術の必要な病気で、ひどい場合死につながる危険性もあります。

日常的な行動の中で予防を行い、腹部の膨満感や呼吸の異常、行動の変化など見られたらすぐに受診してあげてください。

ブリアードの価格相場について

国内ではほとんど流通していない犬種です

国内での飼育頭数は少なく、繁殖を行なっているブリーダーもほとんどいない犬種です。

そのため、ペットショップやブリーダーを探して購入することが難しいことが多いです。

海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。

海外からの輸入の場合にかかる費用

国内でのブリーダーやペットショップで購入することが難しい場合、海外で繁殖を行なっているブリーダーからの輸入を検討しなければいけません。

その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。

また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。

獣医師から見たブリアードを飼う際のアドバイス

被毛や皮膚のケアをこまめに行って清潔に保ちましょう

被毛が豊富なため、こまめにブラッシングをして、もつれの原因となるいらない毛を除去する必要があります。

もつれや毛玉になると、皮膚疾患につながる恐れもあります。
こまめにブラッシングやシャンプーを自宅でも行なう習慣をつけましょう。

食事の管理をしてあげましょう

胃拡張・胃捻転症候群を起こしやすい犬種です。
空気を一緒に吸い込むような食べ方は、胃を拡張させ、胃捻転につながりやすくなる危険性があります。

空気を一緒に吸い込むような早食い行動が見られる場合、早食い防止の食器を使用するなど工夫するようにしてください。

また、肥満になると、四肢に大きな負担をかけてしまう可能性があります。
食事の質や量は個体によって適切なものに調節して与えましょう。

ブリアードの飼育チャートについて

体も大きく体力もある犬種です。
犬種ならではの性質をよく勉強してきちんと理解しながら一緒に生活することが求められます。

散歩、しつけなどで犬と向き合う必要がある場面は多いですが、良好な関係が築ければ飼い主さんに対しては従順な姿勢を見せてくれる可能性が高く、愛犬との充実した生活が送れるでしょう。

特にしつけでは、大きなトラブルにつながる危険性もあるので、徹底して行なう必要がありますが、個人では難しいことも専門家に相談しながら飼育することで飼い主さんの負担を軽減しながら生活を送れる可能性が高いです。

初心者  0 初心者には非常に飼いづらい
しつけ  1 しつけは非常に難しい
お手入れ  5 お手入れのし易さは普通程度
気性  2 気性はやや荒い
多頭飼育  1 多頭飼育は非常に難しい
散歩  1 必要な散歩量は非常に多い(2.5~3時間程度)
病気  1 病気には非常に弱い
抜け毛  2 抜け毛はやや多い
吠え方  0 非常に吠える
におい  1 非常に臭う
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