アメリカンスタッフォードシャーテリアについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
アメリカンスタッフォードシャーテリアの特徴について
比較的手入れのしやすい短い被毛を持ちます
体にぴったりと張り付いた短い被毛を持ちます。
特別にトリミングなどは必要が無く、手入れもしやすいですが、マッサージもかねてラバーブラシなどの皮膚を傷付けにくいブラシで定期的にブラッシングをしてあげると良いでしょう。
皮膚トラブルや脱毛も起こりやすい犬種であるため、スキンシップの一環として、ブラッシングや皮膚チェックを行えると安心です。
がっしりとした体形が特徴的です
闘犬として活躍していた歴史もあることから、筋肉量や骨量が多いのが特徴的です。
体高と体重のバランスが比例する関係にあるのが理想的な体型と言われています。
力もあるため、攻撃でなくても興奮による飛びつきなどで周りの人や犬に大けがを負わせてしまう危険性もあります。
日常的に制御できるよう厳しくしつける必要があります。
アメリカンスタッフォードシャーテリアの性格について
闘犬時代からの改良によって飼育しやすい性格になったとされています
闘犬が廃止されてからは、攻撃性や闘争心を押さえるための改良が行われました。
家庭犬としても飼育されやすい性格へと変化し、信頼関係が充分に築けると、犬や人に対して人なつこさを見せることもあると言われています。
充分に社会化を行い、本来持つ攻撃性や興奮を上手に制御できると、良き家族となり得る犬種です。
闘犬時代の闘争心や警戒心が見える一面も
周りの犬や人に対して闘争心や警戒心を見せる場合があります。
この場合、体格も大きく力もあるため、犬や人に対しての行動が大きなけがやトラブルにつながる危険性があるため注意が必要です。
闘争心や警戒心のスイッチの入るタイミングを把握し、制御できるように、飼い主さんは普段からしつけをきちんと行う必要があります。
アメリカンスタッフォードシャーテリアの飼い方(日常の世話)について
運動量を充分に確保しましょう
体も大きく、筋肉量の維持が必要な犬種です。
散歩の時間は長めに確保してあげてください。
激しい運動は必要のない犬種です。
ゆっくり長距離を時間をかけて歩く散歩が好ましいです。
体重や関節の状態によって、適切な運動量は異なります。
かかりつけの先生と相談しながら運動量を決めてください。
食事の管理を行なってあげましょう
興奮や摂食時に勢いよく食べてしまう習慣が見られる子が多いです。
空気を一緒に吸い込むような早食い行動が見られる場合、胃の膨満や満腹感の薄れなどにもつながる可能性があるため、早食い防止の食器を使用するなど工夫するようにしてください。
また、肥満になると、四肢に大きな負担をかけてしまう可能性があります。
食事の質や量は個体によって適切なものに調節して与えましょう。
アメリカンスタッフォードシャーテリアの歴史・起源について
強さのために色々な犬種の交雑によって作出された犬種です
アメリカンスタッフォードシャーテリアの起源は、イギリスからのスタッフォードシャーブルテリアとされており、そこから色々なテリア、マスティフ、、ダルメシアンなどの犬種を交配して作出されたとされています。
このときにより強い闘犬を作り出す目的で交配されました。
結果、スタミナが豊富で知性も持ち合わせるため、強い攻撃力と防衛力を持ち合わせた犬種となりました。
家庭犬への改良
闘犬が廃止された後、攻撃性や興奮などを抑えて家庭犬としても飼育しやすいように改良が行われました。
闘犬時代からの名残である肉体美や、精神力などを評価する愛好家は多く、ドッグショーや家庭犬として愛されるようになりました。
現在では日本でもアメリカンスタッフィーの名で親しまれています。
アメリカンスタッフォードシャーテリアの気を付けたい病気について
皮膚トラブルに注意が必要です
皮膚のデリケートさから起こる皮膚トラブルが多い犬種とされています。
皮膚炎が起こることで痒みや違和感など犬の体にも負担がかかります。
また、スキンシップの一環としてこまめに皮膚のケア及びチェックを行うことで、負担なく皮膚トラブルの予防や早期発見につなげられます。
そのためにもこまめなブラッシングやシャンプーなどを習慣づけましょう。
股関節形成不全などの関節の病気に注意
先天的な股関節形成不全などの股関節の形状が異常になる疾患が起こりやすいとされています。
歩き方や座り方に変化を感じたら受診をしましょう。
また、日常生活の中でも、肥満やすべりやすいフローリングの床などの環境は関節への負担をかけます。
後天的な靭帯の異常などにつ体重の思いながる可能性も高いです。
筋肉量や骨量も多く体重の重い犬種ですが、体重が増えすぎると関節に負担になります。
肥満にならぬよう、食事量をコントロールし、滑りにくい床にするなどの配慮をしてあげてください。
アメリカンスタッフォードシャーテリアの価格相場について
30万円から50万円くらいの価格になります
珍しい犬種であり、体格も中型犬であるため価格は高めです。
血統によっては価格相場よりも高くなる個体もいます。
ただし、人気犬種と比較すると繁殖している個体数も少なく、あまり価格や性格、容姿などで比較できる選択肢は少なくなる可能性が高いです。
ペットショップよりもブリーダーからの購入の方が一般的
ペットショップで出会える可能性は低く、繁殖を行なっているブリーダーも限られる犬種です。
スタッフォードシャーブルテリアは体格も大きめで、繁殖に要するスペースも必要なため、郊外を繁殖場にするブリーダーが多い傾向があります。
繁殖を行なっているブリーダーを探して、見学や購入に行く流れになるケースが多いです。
日本国内で飼育頭数もあまり多くない犬種であるため、繁殖しているブリーダーも人気犬種と比較すると少なめです。
獣医師から見たアメリカンスタッフォードシャーテリアを飼う際のアドバイス
しつけは充分に行いましょう
闘犬時代の名残の警戒心や闘争心を持ち合わせる犬種です。
警戒心や本能的な判断で攻撃につながる可能性もあります。
力が強いため、大きな事故につながる危険性もあるので注意が必要です。
飼い主さんが制御できるよう、普段から厳しくしつけをおこないましょう。
また、どんなにやさしい愛犬であっても、社会には犬が嫌いだったり、犬が怖いと感じてしまう人もいます。
犬が苦手な人のことも配慮しながら生活することが大切です。
皮膚ケアをしっかりしてあげましょう
顔や首周りなどに皮膚が豊富でしわがたくさんある犬種です。
口周りはよだれなどでも汚れやすい傾向があります。
しわの間によだれの汚れや皮脂が残ってしまい、皮膚トラブルにつながることがあります。
こまめに皮膚ケアを行い、清潔にしてあげましょう。
アメリカンスタッフォードシャーテリアの飼育チャートについて
防衛力や警戒心の強さなど、犬種ならではの性質をきちんと理解しながら一緒に生活することが求められます。
体も大きく力も強いため、飼い主さんが精神的にも肉体的にも制御できるようになる必要があります。
また、攻撃力の高さから、相手を死に至らしめる事故を起こすこともある犬種です。
飼い主さんには大きな責任が伴うことを理解し、自分自身の飼育の適正を慎重に判断たうえで決断してから迎えましょう。
犬の性質やしつけについて正しい知識を頭に入れ、訓練士など信頼できる専門家に頼れる環境かどうかもよく考えた上で、家族に迎えることが大切です
| 初心者 | 1 初心者には非常に飼いづらい |
|---|---|
| しつけ | 1 しつけは非常に難しい |
| お手入れ | 3 お手入れはやや難しい |
| 気性 | 1 気性は非常に荒い |
| 多頭飼育 | 1 多頭飼育は非常に難しい |
| 散歩 | 1 必要な散歩量は非常に多い(2.5~3時間程度) |
| 病気 | 1 病気には非常に弱い |
| 抜け毛 | 1 抜け毛が非常に多い |
| 吠え方 | 1 非常に吠える |
| におい | 2 やや臭う |











