アザワクについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
アザワクの特徴について
視力に優れた猟犬のサイトハウンドです
サイトハウンドとは優れた視覚を持ち、その視覚によって獲物を追跡捕獲できる能力を持っていたとされています。
アザワクは南アフリカでサイトハウンドとして猟で活躍していました。
優れた視力と脚力を持ち合わせています。
優れた運動能力を持ちます
猟犬として活躍していた歴史を持つように、獲物を見つけると俊足で駆け抜けます。
俊敏さを持っている犬種として位置づけられています。
最高時速が50kmを超えることもあるという説もあります。
アザワクの性格について
繊細な一面も持ち合わせるため注意が必要です
繊細で神経質な一面も持ち合わせています。
ライオンなどの捕食動物を撃退する使役も担っていたため、用心深い傾向も見られる場合があります。
そのため、警戒心を強く持ったり、観察力や感受性が高さゆえに、恐怖や不安で神経質になる個体も多くいます。
この繊細な性質を理解して接してあげることが大切です。
落ちついていて優しいです
狩猟犬として活躍していた歴史があると、活発で落ち着きがないのではと懸念しがちですが、室内では穏やかに過ごせる犬種です。
落ち着いた一面も持ち、家族など信頼関係が築けると愛情深い一面を見せることもあります。
繊細さや用心深さがありますが、穏やかに過ごせる犬種です。
アザワクの飼い方(日常の世話)について
徹底的な食事管理の元で肥満を予防しましょう
しなやかな曲線を描く胴体や細く長い手足は走るためにも最適な体形と言えます。
肥満になることで、関節に負担がかかり、本来が持つ走る能力が発揮できず、ストレスにもなり得ます。
健康の管理としてだけでなく、本来の運動性も損なわぬよう肥満は予防しましょう。
充分な運動をしてあげましょう
高い運動能力を持つ犬種です。
室内にずっといることでストレスが溜まる可能性もあります。
充分な散歩時間を確保し、体を動かす時間を作ってあげてください。
歩く時間を長くするだけでなく、思い切り広い場所で走る機会も定期的に設けてあげると発散も出来て理想的です。
また、高い運動能力を持ち、瞬発性なども優れています。
逃走なども気を付けながら運動しましょう。
アザワクの歴史・起源について
アフリカで生まれたサイトハウンドです
サハラ砂漠の古くからある壁画にも残されているアフリカンサイトハウンドの子孫と言われています。
アフリカの遊牧民とともに生活し、その名の通り秀でた視覚で狩猟を行ない、時にはライオンやハイエナなどの捕食動物を撃退する使役を行なっていました。
優れた身体能力を遺伝させるために、交配に使用される優秀な個体と狩猟やペットとしての個体と選別し、コンパニオンドッグとしても重宝されたという説もあります。
ヨーロッパへの広がり
美しい肉体美を持ち、優秀な体力をもつアザワクは、ヨーロッパの愛好家たちにも称賛されました。
1900年代にヨーロッパへ輸入し、ブリーダーたちを中心に血統を選別しながら広めていきました。
1900年代後半には国際畜犬連盟でも犬種として認められました。
アザワクの気を付けたい病気について
関節や骨のトラブルに注意
細く長い手足が特徴的ですが、運動能力も高く、運動での骨折や肥満や加齢による関節への負担に注意が必要です。
肥満は関節への負担をかけるため、食事量をコントロールしてあげてください。
負担にならないよう、体重や関節の状態によって個体に適した運動量を維持してあげましょう。
関節に負荷をかけやすいフローリングの床を避けるなどの配慮も大切です。
激しい運動や接触などの事故による骨折やケガにも注意してあげてください。
胃拡張胃捻転症候群に注意
胸が深い犬種は、胃拡張胃捻転症候群に注意が必要です。
食事の際に空気を一緒にたくさん吸い込んだり、食後すぐに激しい運動をした場合などに起こりやすくなるとされています。
手術の必要な病気で、ひどい場合死につながる危険性もあります。
日常的な行動の中で予防を行い、腹部の膨満感や呼吸の異常、行動の変化など見られたらすぐに受診してあげてください。
アザワクの価格相場について
国内ではほとんど流通していない犬種です
国内での飼育頭数は少なく、繁殖を行なっているブリーダーもほとんどいない犬種です。
そのため、ペットショップやブリーダーを探して購入することが難しいことが多いです。
海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。
海外からの輸入の場合にかかる費用
国内でのブリーダーやペットショップで購入することが難しい場合、海外で繁殖を行なっているブリーダーからの輸入を検討しなければいけません。
その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。
また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。
獣医師から見たアザワクを飼う際のアドバイス
大型犬種を飼育する準備が必要です
体格が大きいため、飼育に必要なスペースも、食べるごはんの量も、かかる医療費も小型犬と比較すると倍以上になります。
飼育することを決める前に、充分な準備が出来るのか、大型犬の生活を維持することが可能なのかなどをしっかりと考えて決める必要があります。
同時に犬と向き合う時間や手間も多くかかる傾向があります。
大型犬種と暮らせる生活なのか充分に考えたうえで迎えてあげてください。
体を動かすことでの発散を考えてあげましょう
体を動かすことが好きな犬種です。
定期的にドッグランなどの広い場所で思いっきりは知らせてあげる時間を作るなどすると発散にもつながります。
また、関節への負担を軽減するためにも肥満を予防すると同時に、後肢などの筋肉量を維持することも大切です。
アザワクの飼育チャートについて
用心深い性格のアザワクは、犬と生活することが初めての飼い主さんにとっては、距離を縮めたりしつけをして良好な関係を築くことが難しく感じる場合があります。
また、ストレスを溜めないように、定期的に一緒に運動をする時間を作るなど、コミュニケーションの方法は室内で過ごす犬と異なりアクティブである必要がある可能性が高いです。
一緒に過ごしたり出かける時間が取れるのであれば、信頼関係を築き、良いパートナーとなり得ます。
骨折などのトラブルのなりやすさもあるため、家庭内でも気を付けながら触れ合わなければならないなどの難点はありますが、環境さえ整えられれば、飼育しやすい犬種と言えます。
| 初心者 | 2 初心者にはやや飼いづらい |
|---|---|
| しつけ | 2 しつけはやや難しい |
| お手入れ | 7 お手入れはかなり楽 |
| 気性 | 8 気性はかなり穏やか |
| 多頭飼育 | 2 多頭飼育はやや難しい |
| 散歩 | 1 必要な散歩量は非常に多い(2.5~3時間程度) |
| 病気 | 1 病気には非常に弱い |
| 抜け毛 | 5 抜け毛の量は普通程度 |
| 吠え方 | 2 やや吠える |
| におい | 4 臭いは普通程度 |











