ブランブルについて【獣医師執筆監修】猫種辞典・猫図鑑
ブランブルの特徴について
ワイヤーヘアが特徴の猫です。
ブランブルはピーターボールドとベンガルを元に作られた新しい猫種です。
その最大の特徴は被毛で、犬のワイヤーフォックステリアの被毛に似たワイヤコートを持ちます。
体は一般的な猫に比べると少し大きめで、筋肉質です。
ピーターボールドから受け継いだ大きめの耳も特徴の一つです。
被毛は特徴的なワイヤーヘアですが、地肌にはベンガルのようなロゼッタパターンがあることが多く、光が当たると被毛の間からそのロゼッタパターンが透けて見えます。
毛色は様々なカラーが存在しています。
ブランブルの性格について
人懐こく友好的です。
ヒトによく懐くフレンドリーな猫で人見知りをしないと言われています。
来客に対してもあまり強い警戒心を示さずに接します。
家族に対しては特にお気に入りの一人に対して強い絆を築くことが多いようです。
大らかな性格のため、小さな子供がいる家庭でもストレスを感じずに生活できます。
野性的な一面もあります。
明るい性格で、ベンガルの血を引いているためか少しワイルドな面もあります。
動きは素早く身体能力も高いため、活発によく遊びます。
犬のような賢い猫です。
勇敢で知的な猫で、非常に賢いためしつけはしやすく、中には犬のようにリードを付けてお散歩することもできる個体もいます。
また猫にしては珍しく水遊びも大好きで、泳ぎも上手です。
ブランブルの飼い方(日常の世話)について
被毛のお手入れは比較的容易です。
短毛のワイヤーヘアのため、もつれにくく抜け毛もあまりありません。
お手入れに神経質になる必要はなさそうです。
週に1~2回程度ブラッシングしてあげるだけで十分です。
たっぷり運動できる環境を整えましょう。
ベンガル譲りのやや野性的な一面を残す猫ですので、運動量はある程度多めです。
活発なブランブルが思い切り遊べるような広いスペースを確保できれば良いですが、上下運動できるようにキャットタワーなどを設置してあげるのも良いでしょう。
ブランブルの歴史・起源について
アメリカで作出された比較的新しい猫種です。
ブランブルはアメリカにあるMagnoliachat Catteryで誕生した新しい猫種です。
無毛のピーターボールドとベンガルを交配させて生まれた猫を、さらにほかの猫種と掛け合わせて誕生しました。
名前はブランブルを作り出したゲイリー・ブラムレットという人物の名前と英語の「いばら(bramble)」に由来してつけられたということです。
その個体数は世界的にみてもまだ少なく、レアな猫種を登録する団体REFRにも登録されているほどです。
世界的な猫種登録団体TICAには実験的猫種として登録されています。
ブランブルの気を付けたい病気について
遺伝性疾患などは報告されていません。
ブランブルに起こりやすい好発疾患や遺伝性疾患などについては、現在のところ特に報告されているものはありません。
ただし一般的に猫に起こりやすいとされているような疾患については同様に注意が必要です。
子猫期に感染しやすい感染症や、全年齢で起こりやすい尿路疾患、中~高齢期に多く見られる腎臓病などに気を付けましょう。
予防接種は定期的に受け、基本的には室内飼育を徹底し、健康診断等をうまく活用して病気の早期発見・早期治療に努めることをお勧めします。
ブランブルの価格相場について
希少種のためなかなか手に入りません。
ブランブルは世界的にみてもまだまだ数の少ない非常に希少な猫です。
日本国内ではまず手に入れることはできません。
飼育を希望する場合には海外のブリーダーから購入して輸入することが必要ですが、個体数が少ないためタイミングによってはなかなか子猫に出会えない可能性もあります。
猫の輸入に精通した信頼できる輸入代行業者さんを探して依頼するのが良いかと思いますが、入手までにはある程度時間がかかることが予想されます。
またそれだけ希少な猫ですので猫の生体価格がもともと少し高額になると考えられ、さらに輸送費や輸入代行業者への仲介料などが加算されると考えると、非常に高額になる可能性があります。
価格の詳細は不明ですが、かなり高額になることを覚悟しておく必要がありそうです。
獣医師から見たブランブルを飼う際のアドバイス
未知の部分が多い猫種です。
ブランブルは新しい猫種のため、起こりやすい疾患や適した生活環境などについてまだよくわかっていない部分の多い猫種です。
日本の高温多湿な夏や、寒さの厳しい冬などに順応できるかどうか、どのように乗り切って行けばよいのかなどといった情報はほぼありません。
そのため、季節の変わり目などには体調の変化に特に気を付けてみてあげるようにしましょう。
ブランブルの飼育チャートについて
人懐こく賢い犬のような猫のため、しつけもしやすく比較的飼いやすい猫種です。
ただし野性的な一面も残しているため、小鳥やハムスターなど狩りの対象になってしまうような小動物と一緒に飼育するのはやめておきましょう。
現在はまだ世界的に個体数が少なく、入手自体が難しい状況です。
| 初心者 | 4 初心者には普通程度の飼いやすさ |
|---|---|
| しつけ | 7 しつけはかなり簡単 |
| お手入れ | 7 お手入れはかなり楽 |
| 気性 | 8 気性はかなり穏やか |
| 多頭飼育 | 5 多頭飼育のし易さは普通程度 |
| 運動量 | 3 運動量はやや多い |
| 病気 | 5 病気への強さは普通程度 |
| 抜け毛 | 7 抜け毛はかなり少ない |
| 鳴き方 | 5 普通程度に鳴く |
| におい | 5 臭いは普通程度 |











