マンダレイについて【獣医師執筆監修】猫種辞典・猫図鑑
マンダレイの特徴について
ツヤツヤの黒い被毛をまとった美しい猫です。
マンダレイは日本ではまだあまり知られていない猫種の一つかもしれません。
ニュージーランドで誕生したバーミーズの血を引く猫で、特徴として挙げられるのはサテンのように輝く美しい黒い被毛です。
体の大きさは中型で体重は3.5~6.5kgほど、体型は筋肉質なコビータイプです。
頭は少し丸く、目と目の間が少し離れているのはバーミーズ譲りで、その人懐こい性格もまたバーミーズから受け継いでいます。
漆黒の被毛に琥珀色の目が代表的なカラーですが、実は毛色は比較的バリエーションが豊富で、エボニー(ブラック)の他にブルー、チョコレート、クリーム、ラベンダー(ライラック)、それぞれのカラーのトーティシェルなどがあります。
また1990年代にはキャラメルとシナモンカラーを生み出すためにアビシニアンとの繁殖計画が始まっているようです。
マンダレイはバーミーズとの交配も認められていますが、バーミーズのようなポインテッドカラーは認められておらずフルカラーのみの個体がマンダレイとなるため、子猫の時の被毛の色でマンダレイとなるかバーミーズとなるかが決まります。
マンダレイの性格について
人懐こい社交的な猫です。
マンダレイは元猫となったバーミーズ同様、人懐こく明るい性格で、飼い主にもよく懐く猫です。
社交性・順応性も高く他のペットとも仲良くすることができるため、多頭飼育や来客の多い家庭にも向いています。
頭が良い猫です。
マンダレイは頭が良く、しつけに困ることはありません。
鳴き声は静かなことが多いため、集合住宅などでの飼育も可能です。
マンダレイの飼い方(日常の世話)について
こまめなお手入れで美しい被毛を保ちましょう。
マンダレイの被毛は短毛で、抜け毛はあまり多くはありません。
毛のお手入れは週に1~2回でのブラッシングでも十分ですが、せっかくの美しいツヤツヤとした光沢の被毛を保つためには、こまめにブラッシングしてあげる方が良いでしょう。
運動量は比較的多めです。
マンダレイは非常に活発な猫で、寝ているとき以外は常に動いているような印象を受ける猫です。
室内でも十分に運動できるように広いスペースを確保し、また上下運動できるようにキャットタワーなどを設置してあげると良いでしょう。
また飼い主さんと遊ぶことも大好きです。
時間のある時にはおもちゃで一緒に遊んであげましょう。
マンダレイの歴史・起源について
ニュージーランドで偶然誕生した猫種と考えられています。
マンダレイは1980年頃に誕生した比較的新しい品種です。
バーミーズとミックス猫の掛け合わせで誕生しましたが、その交配は意図的に行われたものではなく偶然によっておこりました。
ニュージーランドで飼育されていた雌のバーミーズのチャンピオン猫が逃げ出した際、偶然出会った短毛の黒猫と交配してしまいます。
その結果、生まれた子猫たちは全身漆黒の被毛と琥珀色の瞳を持っており、その美しさがブリーダー達の注目を集め、この猫たちを元にマンダレイという品種が作出されました。
現在、マンダレイはニュージーランドのNZCFという団体でのみ公認されています。
マンダレイの気を付けたい病気について
遺伝性疾患などは報告されていません。
マンダレイには特に好発疾患や遺伝性疾患は報告されていません。
ただし品種としての歴史は浅いため、好発疾患などに関するデータが十分に集積されていない可能性があります。
猫に一般的に多いとされる病気には気を付けましょう。
子猫期の感染症や全年齢で罹患しやすい泌尿器疾患、中~高齢期に発症しやすい腎臓病など、猫が一般的にかかりやすい病気には他の猫と同様に注意が必要です。
特に泌尿器疾患はバーミーズが罹患しやすい傾向があるため、マンダレイも発症するリスクが高いと考えられます。
室内飼育を徹底し、予防接種や健康診断を定期的に受けるなど病気の予防・早期発見に努めましょう。
マンダレイの価格相場について
日本ではなかなか出会えない猫種です。
マンダレイは日本ではあまり知られていない猫で、国内ではブリーダーや販売しているペットショップの情報は見つかりません。
飼育を希望する場合には海外からの輸入が必要になります。
子猫の価格は月齢や毛色、ブリーダーによって変動するようです。
輸入する場合には子猫の生体価格に加え、輸送費や輸入を代行して行ってくれる業者などへの仲介料なども必要になるため、総額ではさらに20~30万円前後加算されて高額になると予想されます。
獣医師から見たマンダレイを飼う際のアドバイス
運動量の多い猫です。
マンダレイは筋肉質な体から想像される通り、活発で運動量の多い猫です。
運動不足にならないように運動できる環境を整え、時間のある時にはできるだけ遊んであげましょう。
やんちゃな子猫期には事故などに気を付けましょう。
特に活発な子猫期には、入ってほしくない場所に入り込んでしまったり不適切な場所での爪とぎするなどいたずらが多くなりがちなため、小さい頃からしつけをしっかり行いましょう。
また誤食や誤飲を防ぐために生活環境は整理整頓して、飲み込んでしまう可能性のあるものは出しておかないように気を付けましょう。
マンダレイの飼育チャートについて
バーミーズ譲りの人懐こさと賢さを持つマンダレイは、様々な家庭で飼育しやすい猫と考えられます。
鳴き声も比較的静かなため、集合住宅での飼育もできそうです。
日本国内ではなかなか出会えないため、海外からの輸入が必要になります。
| 初心者 | 8 初心者でもかなり飼いやすい |
|---|---|
| しつけ | 7 しつけはかなり簡単 |
| お手入れ | 7 お手入れはかなり楽 |
| 気性 | 8 気性はかなり穏やか |
| 多頭飼育 | 8 多頭飼育はややし易い |
| 運動量 | 4 運動量は普通程度 |
| 病気 | 7 病気にはかなり強い |
| 抜け毛 | 7 抜け毛はかなり少ない |
| 鳴き方 | 3 やや鳴く |
| におい | 5 臭いは普通程度 |











