キャバリアキングチャールズスパニエルについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
キャバリアキングチャールズスパニエルの特徴について
スパニエルの名称を持ちますが愛玩犬です
スパニエルの名称を持つ犬種は猟犬であるケースが多いですが、その要素は無く、愛玩犬として古くから愛されてきた犬種です。
穏やかで優しい性格なので、信頼関係を築くと室内でも一緒に遊んで楽しめるでしょう。
飼育しやすい犬種です
穏やかな性格や、必要な運動量などを含め、日本の環境にも適応しやすく、初めて犬を飼育する人でも飼育しやすい犬種です。
犬種的に、なりやすい病気や気を付けるべきこともありますが、しつけなどへの覚えやすさや人に対する反応を考慮しても、人と一緒に生活しやすい犬種と言えるでしょう。
キャバリアキングチャールズスパニエルの性格について
陽気で明るい性格です
小型犬で愛玩犬ですが、遊びが大好きで、活発な性格をしています。
家族や信頼関係が築けた相手に対しては友好的に接することが出来ます。
愛情深い一面を持ちます
古くから愛玩犬として飼育されているように、上手に信頼関係が築けると、愛情深く接してくれます。
甘えん坊な性格でもあるので、家庭で飼い主さんとゆっくり過ごすことを楽しめる子が多いです。
若齢のころから社会性を持たせることで、飼い主さん以外の人や動物にも慣らすことができる可能性が高いです。
キャバリアキングチャールズスパニエルの飼い方(日常の世話)について
被毛や皮膚のケアをこまめに行って清潔に保ちましょう
飾り毛が豊かなため、こまめにブラッシングをして、もつれの原因となるいらない毛を除去する必要があります。
もつれや毛玉になると、皮膚疾患につながる恐れもあります。
こまめにブラッシングやシャンプーを自宅でも行なう習慣をつけましょう。
肥満に注意しましょう
膝の関節などの疾患が多い犬種です。
また小型犬であるため、骨も細く、骨格も華奢です。
肥満によって関節への負担がかかる危険性が高いです。
キャバリアキングチャールズスパニエルの歴史・起源について
イギリスで古くから存在する犬種です
イギリスで古くから存在するキングチャールズスパニエルの変種と言われています。
16~19世紀に、イギリス王朝での寵愛を受けていた小型のスパニエル種です。
中世の頃の面影が一時期失われてしまったと嘆かれていましたが、本来の形に戻すべく、クラブが設立されました。
キャバリアキングチャールズスパニエルという名前からもわかるように、復活したキングチャールズスパニエルという、本来のタイプの復活が示されています。
家庭で愛されてきた犬種です
スパニエルというと猟犬のイメージが強いですが、愛玩犬として古くから愛されてきた犬種です。
古くから英国の王朝でも愛されてきたことからも家庭犬として適していることがわかります。
キングチャールズスパニエルは「カーペットドッグ」と言われたのに対し、キャバリアキングチャールズスパニエルは屋外でも飼育できるように改良されたと言われています。
キャバリアキングチャールズスパニエルの気を付けたい病気について
耳の病気に注意
垂れた耳により湿度の高い時期の蒸れや脂っぽくなることで起こる外耳炎や、さらに波及すると内側の部分で起こる中耳炎や内耳炎などに進行することがあります。
耳のケアを定期的に行うこと、湿度の高い時期はヘアバンドなどで耳を持ち上げて通気を良くすることや、首を振ったり耳を気にするなどの変化が見られたら受診するよう心がけるなどすることで悪化することを防げます。
心疾患に注意が必要です
心臓の4つある部屋のうちの、全身へと血液を送り出す左心室と呼ばれる部屋と肺から循環される血液が戻ってくる左心房と呼ばれる部屋を区切る僧帽弁と呼ばれる部分の異常を僧帽弁閉鎖不全症と呼びます。
キャバリアキングチャールズスパニエルは加齢とともに僧帽弁閉鎖不全症になりやすい犬種と言われています。
僧帽弁閉鎖不全症になると、肺水腫と呼ばれる肺に水が溜まってしまう異常や全身への循環の異常などが起こる危険性があります。
症状が悪化すると死に至る危険性があるため、早期発見が必要です。
定期的な健康診断や、小さな変化に気付けるよう、家庭での様子を観察する習慣をつけましょう。
キャバリアキングチャールズスパニエルの価格相場について
10~40万円程度になります。
10~40万円程度で、平均20万円前後のようです。
小型犬の中でも体格は大きめになるため、他の小型犬と比較すると少し高めの価格である可能性が高いです。
ペットショップで見かけることが多いですが、専門のブリーダーさんからお迎えすることで、色々な子と出会える可能性は高くなるでしょう。
毛色や顔つき、体系などで価格も変わります。
血統によっては価格も高くなる可能性があります
ドッグショーでチャンピオンになった個体を両親に持つ場合は価格が高くなる傾向があります。
骨格や毛並みなどで賞の獲得などは判断される傾向があります。
理想の骨格や毛質などがある場合は、チャンピオンである両親がいるブリーダーに問い合わせることで、自分の理想の子に出会える可能性が高いです。
獣医師から見たキャバリアキングチャールズスパニエルを飼う際のアドバイス
こまめなケアを欠かさず
優雅な被毛をもちますが、夏場は暑さを体に蓄えやすくなったり、皮膚トラブルの原因になることもあります。
デザインカットも外見の優雅さのためには大切ですが夏場の毛量調節を含め、毛玉の予防などのために、定期的なトリミングが必要です。
皮脂の分泌バランスの崩れなどで皮膚トラブルにつながることもあるので、個体に適したシャンプーでこまめな皮膚ケアを行うことをおすすめします。
起こりやすい病気も考えられる犬種なので健康面でのフォローが必要です
先天的な病気も多い犬種であるため、普段から健康チェックをこまめに行い、変化に気づいたらすぐに相談できる環境であることが、健康に長生きするためにも大切です。
信頼できるかかりつけの動物病院を見つけ、定期的な健康チェックは欠かさず行ないましょう。
変化に気づいたら、条件を記録する、動画を撮影するなどの工夫で、診察時に変化について詳細を伝えやすくなるためおすすめです。
キャバリアキングチャールズスパニエルの飼育チャートについて
性格は明るく友好的なので、信頼関係も築きやすく、愛犬との楽しい生活を送れるでしょう。
初めて犬と生活する人でも迎えやすい犬種と言えます。
皮脂の分泌や、被毛のケアなど、お手入れに慣れるまでは大変かもしれませんが、信頼できるトリミングサロンなどを見つけて協力してもらうことで、飼い主さんの負担も減らせる可能性が高いです。
| 初心者 | 8 初心者でもかなり飼いやすい |
|---|---|
| しつけ | 8 しつけはかなり簡単 |
| お手入れ | 2 お手入れはやや難しい |
| 気性 | 8 気性はかなり穏やか |
| 多頭飼育 | 8 多頭飼育はややし易い |
| 散歩 | 7 必要な散歩量はやや少ない(10分以内) |
| 病気 | 1 病気には非常に弱い |
| 抜け毛 | 2 抜け毛はやや多い |
| 吠え方 | 5 吠え方は普通程度 |
| におい | 2 やや臭う |











