グレイハウンドについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
グレイハウンドの特徴について
サイトハウンドとして活躍していました
グレイハウンドは「サイトハウンド」に属します。
サイトハウンドとは優れた視覚を持ち、その視覚によって獲物を追跡捕獲できる能力を持っていたとされています。
優れた運動能力を持ちます
深い胸や細く華奢で長い脚を持つことが特徴的です。
脚力も長けているため俊敏に走ることのできる犬種です。
運動能力が優れているだけでなく、貴族からも愛された犬種で優雅な容姿も持ち合わせているのが特徴です。
グレイハウンドの性格について
落ちついていて優しいです
狩猟犬として活躍していた歴史があると、活発で落ち着きがないのではと懸念しがちですが、室内では穏やかに過ごせる犬種です。
落ち着いた一面も持ち、あまり攻撃性などにはつながらない犬種と言えるでしょう。
甘えん坊で従順です
賢く、飼い主さんへの愛情深い部分もあります。
きちんとしつければ、理解をして従順な行動をとれるでしょう。
一方で警戒心が強く繊細な一面も持っています。
飼い主さん以外の見知らぬ人には強い警戒心を示す場合があります。
グレイハウンドの飼い方(日常の世話)について
普段から制御できるしつけを
狩猟犬としても活躍をし、優れた瞬発力と身体能力を持つ犬種です。
好奇心を持ったものに対して、勢いよく追従をし、執着したり、周りを水に突進をする場合があります。
思いがけず事故やトラブルになる危険性もあるため注意が必要です。
普段から飼い主さんがしっかりと制御できるようにしつけることが大切です。
充分な運動を
体を動かすことが好きな犬種です。
日常的な散歩に加えて、定期的にドッグランなどの広い場所で体を動かす時間を設けてあげると、発散も出来て喜ぶ個体が多いです。
機械的に発散を行うのではなく、スキンシップの方法の一つに、一緒に運動することを選択すると、グレイハウンドにとっても好きなことであるため、よりきずなが深まる可能性が高いです。
グレイハウンドの歴史・起源について
古くからの歴史のある犬種です
グレイハウンドの起源はとても古いとされており、祖先は中東にいた犬種なのではないかとされています。
この説は、紀元前4000年の古代エジプトの壁画の中にグレイハウンドによく似た犬種の絵が記されているからです。
この犬種が祖先に関連していそうな犬種は、ヨーロッパに多く存在しますが、標準化を行ったのはイギリスでした。
猟犬からレーシングハウンド、そして家庭犬へ
猟犬としての活躍が主であったグレイハウンドでしたが、瞬発力や足の速さに着目され、レーシングドッグとしても活躍しました。
レース用のグレイハウンドを上回れる動物はチーターしかいないとされており、時速45マイルを超える個体もいるとされています。
現代では家庭犬としても愛されている犬種です。
グレイハウンドの気を付けたい病気について
関節や骨のトラブルに注意
細く長い手足が特徴的ですが、運動能力も高く、運動での骨折や肥満や加齢による関節への負担に注意が必要です。
肥満は関節への負担をかけるため、食事量をコントロールしてあげてください。
負担にならないよう、体重や関節の状態によって個体に適した運動量を維持してあげましょう。
関節に負荷をかけやすいフローリングの床を避けるなどの配慮も大切です。
激しい運動や接触などの事故による骨折やケガにも注意してあげてください。
胃拡張胃捻転症候群に注意
胸が深い犬種は、胃拡張胃捻転症候群に注意が必要です。
食事の際に空気を一緒にたくさん吸い込んだり、食後すぐに激しい運動をした場合などに起こりやすくなるとされています。
手術の必要な病気で、ひどい場合死につながる危険性もあります。
日常的な行動の中で予防を行い、腹部の膨満感や呼吸の異常、行動の変化など見られたらすぐに受診してあげてください。
グレイハウンドの価格相場について
国内ではほとんど流通していない犬種です
国内での飼育頭数は少なく、繁殖を行なっているブリーダーもほとんどいない犬種です。
そのため、ペットショップやブリーダーを探して購入することが難しいことが多いです。
海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。
海外からの輸入の場合にかかる費用
国内でのブリーダーやペットショップで購入することが難しい場合、海外で繁殖を行なっているブリーダーからの輸入を検討しなければいけません。
その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。
また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。
獣医師から見たグレイハウンドを飼う際のアドバイス
徹底的な食事管理の元で肥満を予防しましょう
しなやかな曲線を描く胴体や細く長い手足は走るためにも最適な体形と言えます。
肥満になることで、関節に負担がかかり、グレイハウンド本来が持つ走る能力が発揮できず、ストレスにもなり得ます。
健康の管理としてだけでなく、本来の運動性も損なわぬよう肥満は予防しましょう。
寒さ対策を充分に
被毛も短く脂肪も少ないグレーハウンドにとって冬の寒さの中で体温を上げることは体力の消耗にもつながる場合があります。
活発な犬種であるため、ずっと室内にいることも難しいでしょう。
しっかりと室内を温めたり、外へ出る時は洋服を着るなどの寒さ対策を充分に行いましょう。
グレイハウンドの飼育チャートについて
賢くて従順なグレイハウンドは、ケアやしつけ、性格も一般的なことが多く、犬と生活することが初めての方でも過ごしやすい犬種と言えるでしょう。
ただし、ストレスを溜めないように、定期的に一緒に運動をする時間を作るなど、コミュニケーションの方法は室内で過ごす犬と異なりアクティブである必要がある可能性が高いです。
一緒に過ごしたり出かける時間が取れるのであれば、信頼関係を築き、良いパートナーとなり得ます。
骨折などのトラブルのなりやすさもあるため、家庭内でも気を付けながら触れ合わなければならないなどの難点はありますが、環境さえ整えられれば、飼育しやすい犬種と言えます。
| 初心者 | 3 初心者にはやや飼いづらい |
|---|---|
| しつけ | 2 しつけはやや難しい |
| お手入れ | 8 お手入れはかなり楽 |
| 気性 | 8 気性はかなり穏やか |
| 多頭飼育 | 2 多頭飼育はやや難しい |
| 散歩 | 2 必要な散歩量はやや多い(2~2.5時間程度) |
| 病気 | 2 病気にはやや弱い |
| 抜け毛 | 7 抜け毛はかなり少ない |
| 吠え方 | 2 やや吠える |
| におい | 7 あまり臭いがない |











