ジャックラッセルテリアについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
ジャックラッセルテリアの特徴について
テリアとしての猟での活躍
テリア犬種はもともとは小型獣用の猟犬でした。
そのため、猟犬としての性質を受け継いでおり、小型でもたくましい肉体に加え、スタミナもあり、とても好奇心が強く賢い性格を持っています。
ジャックラッセルテリアも日本では家庭犬のイメージが強いですが、猟犬らしい体力や性格などが特徴としてあげられ、そのため興奮して吠えやすいなどのデメリットもあげられます。
体力のあるテリア犬種です
従来の猟犬としての歴史からもわかるように、猟で活躍していた活発な犬種です。
愛らしい外見ですが小型犬の中でも筋肉質であることが触ってみるとよくわかります。
活発でスタミナもあることも特徴的な犬種と言えます。
そのため、小型犬ですが十分な体力の発散が必要であり、長めの散歩や、定期的に広い場所での運動などを好む犬種です。
ジャックラッセルテリアの性格について
陽気で明るく活発です
陽気で明るく、活発な傾向があります。
とてもパワフルで人を喜ばせることも大好きです。
飼い主さんなど信頼関係が築けると友好的に一緒に遊べる犬種です。
信頼している相手に対しては忠実に行動できます。
しかし元気すぎて吠え声が気になることもあります。
若齢のうちからきちんとしつけることが大切です。
勇敢で意志の強い一面も
猟犬としての活躍からもわかるように、勇敢でとても賢い犬種です。
テリア犬種特有の頑固さもあり、自分の意志が強い一面も持ちます。
しかし賢さを兼ね備えているため、きちんとトレーニングを行って信頼関係を築いてあげると、良いパートナーとなり得ます。
勇敢で意志の強い部分は、トラブルや事故などにつながることもあるので、若齢のうちからきちんと信頼関係を築けるよう、接し方を学び、しつけを行いましょう。
ジャックラッセルテリアの飼い方(日常の世話)について
充分な運動をしてあげましょう
小型犬ですが活発な犬種です。
発散のためにも充分な散歩時間を確保し、体を動かす時間を作ってあげてください。
思い切り走ることが好きな犬種のため、ただ歩く散歩だけではなく、思い切り広い場所で走れる時間も作ってあげるとより良いでしょう。
信頼関係が築けると聡明な犬種であるため、一緒に体を使って遊ぶアジリティなど、飼い主さんと楽しめるスポーツなども、より絆を深めることもできる可能性が高いです。
関節も悪くしやすい犬種であるため、適切な運動量を確認したうえで運動することがおすすめです。
関節の状態があまり良くない場合に過度の運動をさせると状態の悪化が見られる場合もあるので、注意が必要です。
テリアの性格を理解してあげましょう
テリア犬種が本来持つ頑固さや、自分の意思の強さを残す犬種のため、しっかりしつけをして信頼関係を築けないと、飼育しづらいと感じることもある可能性が高いです。
独立心が強く、べたべたすることをそれほど好まないため、つかみにくい部分もありますが、信頼関係を築くことは可能です。
頑固さや意志の強さも賢さ故のものであることが多く、この賢さを利用して飼い主さんの生活に適応できるよう若齢の頃からきちんとしつけをしてあげましょう。
ジャックラッセルテリアの歴史・起源について
イングランドで作出されました
1900年代後半に、フォックステリアとともに狐などの狩りを行う犬種として作出されました。
キツネなどの小型獣の巣穴に潜り込み、追い込むために必要な身体能力や体のつくりになるよう、フォックステリアの血統をもとに作出されたとされています。
この際に発展した犬種が体形によって2種に分かれることになりました。
少し胴が長いのがジャックラッセルテリア、体高が高く四角い体形をしているのがパーソンラッセルテリアと呼ばれています。
猟犬以外としての注目
1990年代以降になると映画やテレビ出演などにより、多くの人に注目されることとなりました。
日本でもテレビでの出演などを経て、多くの人からの人気を得ました。
現代では猟犬としてだけでなく、家庭犬としても多くの人から愛されています。
ジャックラッセルテリアの気を付けたい病気について
関節の病気に注意
小型犬に多い膝蓋骨と呼ばれる膝関節にある小さな骨の脱臼する病気やレッグペルテスと呼ばれる股関節の病気などが起こりやすいとされています。
歩き方や座り方などが普段と違うことや、犬自身が痛みや違和感を感じて気にすることなどでわかることが多いです。
変化を感じたら受診をしましょう。
この病気の場合、体重増加やすべりやすい床による関節への負荷は状態をより悪くさせます。
負担を軽減できるよう、肥満は予防して、すべりにくい床材の使用などの生活環境の工夫をしてあげてください。
いたずらによる誤食や好奇心によって起こる事故やケガに注意してあげましょう
小型犬で身体能力も高く、好奇心旺盛な犬種です。
室内でのいたずらや、狭い空間に入り込んで口にしてはいけないものを誤食してしまう危険性があります。
普段から体力やストレスを発散させる努力や、いたずらなどをしないしつけを行なうことが大切です。
また、猟犬としての性質から、好奇心のあるものに対して周りを気にせず追いかけたり、瞬発的に動き出したりする傾向も見られます。
普段から飼い主さんが制御できるよう、しつけを行うことも事故やケガの対策につながります。
ジャックラッセルテリアの価格相場について
40万円から50万円くらいの価格になります
ペットショップなどに並ぶヨークシャーテリアなどの人気のあるテリア系の犬種と比較して小型犬の中では高めの価格と言えるでしょう。
血統によっては価格相場よりも高くなる個体もいます。
ペットショップよりもブリーダーからの購入の方が一般的
ペットショップで出会える可能性は低く、繁殖を行なっているブリーダーも人気の小型犬種と比較すると少ない犬種です。
活発なジャックラッセルテリアは繁殖に要するスペースも必要なため、郊外を繁殖場にするブリーダーが多い傾向があります。
繁殖を行なっているブリーダーを探して、見学や購入に行く流れになるケースが多いです。
獣医師から見たジャックラッセルテリアを飼う際のアドバイス
食事の管理を行なってあげましょう
膝や股関節などの関節の疾患が多い犬種です。
肥満は関節への負荷を増やし、症状を悪化させる恐れがあります。
肥満の状態での運動は、さらに関節の負荷をかけてしまうため、ダイエット方法として適切ではありません。
基本的には食事による体重管理が管理が必要です。
食事の質や量は個体によって適切なものに調節して与えましょう。
いたずらによる誤食に注意してあげましょう
小型犬で身体能力も高く、好奇心旺盛な犬種です。
室内でのいたずらや、狭い空間に入り込んで口にしてはいけないものを誤食してしまう危険性があります。
普段から体力やストレスを発散させる努力や、いたずらなどをしないしつけを行なうことが大切です。
いたずらできないよう、生活環境も扉にロックをかけたり、ゲートを着けて入れなくするなどの工夫が必要です。
誤食は状態によっては死に至る場合もあります。
気付いたらすぐに受診するよう心がけましょう。
ジャックラッセルテリアの飼育チャートについて
賢さに由来する勇敢さや意志の強さが特徴であるため、関係性を築くためには犬の特性を理解して生活する必要があります。
一般的な小型の家庭犬と少し異なる面も多いため、初心者には難しく感じる場合もあるでしょう。
体力のある犬種なので、一緒にアクティブに遊びたい飼い主さんには向いている犬種と言えます。
テリア犬種特有の性格や猟犬としての性格ゆえのしつけづらさや一緒に体を動かしてあげる必要性から、犬に向き合う時間を要する犬種ですが、信頼関係が築けると良いパートナーになり得ます。
| 初心者 | 2 初心者にはやや飼いづらい |
|---|---|
| しつけ | 2 しつけはやや難しい |
| お手入れ | 7 お手入れはかなり楽 |
| 気性 | 3 気性はやや荒い |
| 多頭飼育 | 5 多頭飼育のし易さは普通程度 |
| 散歩 | 1 必要な散歩量は非常に多い(2.5~3時間程度) |
| 病気 | 3 病気にはやや弱い |
| 抜け毛 | 2 抜け毛はやや多い |
| 吠え方 | 2 やや吠える |
| におい | 3 やや臭う |











