ビションフリーゼについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
ビションフリーゼの特徴について
白いふわふわのお顔が特徴的です。
綿毛のようにふわふわとした純白の被毛で、コークスクリュー状の巻き毛が特徴です。ふわふわで大きな頭のパウダーパフスタイルが20世紀に開発され、たちまち人気を集めたとされています。
ビションフリーゼ、マルチーズ、ハバニーズ、ボロニーズなどは祖先が共通するとされ、容姿はよく似ています。
ビションフリーゼの性格について
陽気で明るい性格です
誰に対してでも明るく友好的に接することが出来るのがビションフリーゼの特徴です。
小さな子にも友好的に接することが出来る犬種です。
愛情深さを持ち合わせているので、信頼関係を築くと良いパートナーとなり得ます。
賢さも併せ持っています
友好的で明るいだけでなく、賢さも併せ持っています。
聡明なため、しつけで社会性を持てるようにするだけでなく、教えられることが好きな性格もあるため、本来は愛玩犬ですが番犬としても容易にしつけられる犬種です。
スキンシップの一つとしてたくさんのことを教えてあげることで、社会性も持ち、友好的な長所を生かして家族以外の人や動物ともかかわりを持つことが可能です。
ビションフリーゼの飼い方(日常の世話)について
一緒に遊ぶ時間を作ってあげましょう
長時間の運動や、外遊びなどは必要のない犬種です。
しかし、友好的で甘えん坊な性格のビションフリーゼとは、一緒に室内で遊ぶなどのスキンシップの時間を作ってあげることが必要です。
愛玩犬としての歴史もあり、しつけやすい犬種ではありますが、信頼関係を築くためにも、遊ぶ時間を多く作ってあげると良いでしょう。
関節に負担のかかりにくい環境づくりを
関節のトラブルが起こりやすい犬種です。
陽気な性格もあり、室内で遊ぶことも多いでしょう。
フローリングの滑りやすい床などは関節に負担がかかりやすいため、注意が必要です。
関節に負担のかかりにくいようにマットを敷くなどの環境への配慮をしてあげてください。
ビションフリーゼの歴史・起源について
フランス原産の愛玩犬です。
ビション・フリーゼはルネッサンス時代にイタリアからフランスに持ち込まれたとされています。17世紀及び18世紀に多くの著名な画家が王、貴族及び他の特筆すべき人物に付き添うそれらの小さな犬たちを描写したとされ、19世紀に再び流行し、フランス、ベルフギーで愛される犬種となりました。
第1次世界大戦及び第2次世界大戦後にほぼ消滅したとされていますが、少数のフランス、ベルギーのブリーダーたちによって、その個体数が維持されました。
ビションフリーゼの気を付けたい病気について
関節の病気に注意
小型犬に多い膝蓋骨と呼ばれる膝関節にある小さな骨の脱臼する病気などが起こりやすいとされています。
歩き方や座り方などが普段と違うことや、犬自身が痛みや違和感を感じて気にすることなどでわかることが多いです。
変化を感じたら受診をしましょう。
この病気の場合、体重増加やすべりやすい床による関節への負荷は状態をより悪くさせます。
負担を軽減できるよう、肥満は予防して、すべりにくい床材の使用などの生活環境の工夫をしてあげてください。
皮膚や耳のトラブルに注意
被毛の多さから、暑くて湿度の高い夏場は、耳の中が蒸れてしまい、細菌繁殖などが起こって外耳炎につながる可能性があります。
こまめに耳の中のチェックを行い、汚れが増えたり、匂いが変わるようであれば治療が必要なケースが多いです。
定期的な耳の掃除などのケアも欠かせません。
また、目周りの皮膚も被毛により、細菌繁殖が起こりトラブルにつながる場合もあります。
涙や目やになどをこまめにケアし、変化があったら速やかに受診のうえ、治療をするようにしましょう。
ビションフリーゼの価格相場について
30万円前後の価格になります。
ビションフリーゼの価格は、おおよそ30万円前後のようです。
血統によっては価格相場よりも高くなる個体もいます。
トイプードル、チワワ、ミニチュアダックスフンドなどの人気犬種と比較すると繁殖している個体数も少なく、あまり価格や性格、容姿などで比較できる選択肢は少なくなる可能性が高いです。
獣医師から見たビションフリーゼを飼う際のアドバイス
こまめなお手入れを
垂れ耳が外耳炎につながりやすいため、早期発見のためにも、こまめなチェックやお手入れが大切です。
定期的なトリミングで被毛の管理を行なう必要の犬種ですが、豊富な被毛のため、家庭でもこまめなブラッシングや、汚れた口周りや目周りのふきとり、汚れたらシャンプーを行うなどのお手入れが必要です。
スキンシップの一環として、シャンプーや耳掃除をしながら、状態のチェックをすることで病気の早期発見につながります。
食事の管理を行なってあげましょう
膝や股関節などの疾患が多い犬種です。
肥満は関節への負荷を増やし、症状を悪化させる恐れがあります。
肥満の状態での運動は、さらに関節の負荷をかけてしまうため、ダイエット方法として適切ではありません。
基本的には食事による体重管理が管理が必要です。
食事の質や量は個体によって適切なものに調節して与えましょう
過ごしやすい環境を整えてあげましょう
起こりやすい病気の一つである膝蓋骨脱臼はフローリングなどの滑りやすい床材は関節に負担がかかるため、適していません。
滑り止めのマットを敷いたり、ジャンプを必要とする家具への昇降などは負担を軽減するスロープを作るなどの過ごしやすい環境を整えてあげましょう。
ビションフリーゼの飼育チャートについて
友好的で愛情深く、かつ聡明な犬種であるためしつけのしやすさなどもあります。
初心者でも向き合いやすい犬種ですが、定期的なトリミングやこまめなブラッシングなど被毛や皮膚のケアがこまめに必要で欠かせません。
一緒に過ごす時間を設け、手間をかけることが苦にならない飼い主さんであれば、良いパートナーになり得る犬種です。
| 初心者 | 8 初心者でもかなり飼いやすい |
|---|---|
| しつけ | 8 しつけはかなり簡単 |
| お手入れ | 5 お手入れのし易さは普通程度 |
| 気性 | 5 気性は普通程度 |
| 多頭飼育 | 8 多頭飼育はややし易い |
| 散歩 | 8 必要な散歩量はやや少ない(1日おき) |
| 病気 | 5 病気への強さは普通程度 |
| 抜け毛 | 10 抜け毛は非常に少ない |
| 吠え方 | 5 吠え方は普通程度 |
| におい | 8 あまり臭いがない |











