スタンダードダックスフントについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
スタンダードダックスフントの特徴について
あまり見かけない大きなダックスフンドです。
ダックスフンドはサイズと被毛のタイプによって合計9つのタイプに分類されます。体の大きさからスタンダード、ミニチュア、カニーンヘンに分けられ、被毛のタイプは長毛のロング、短毛のスムース、針金状のワイアーに分けられます。
大きいスタンダードダックスフンドはアナグマ猟に、小さいミニチュアダックスフンドやカニーンヘンダックスフンドはウサギやテンの猟に使われていました。
スタンダードダックスフンドは、あまり見かけないサイズのダックスフンドであり、人気犬種であるミニチュアダックスフンドと比較すると非常に少ないようです。
スタンダードダックスフントの性格について
お利口ですがやんちゃな部分があります。
仔犬の頃からあまり人見知りせず人懐っこく、穏やかで明るい性格で、飼い主の後をよくついていきます。お利口で物覚えが良いですが、やんちゃで気が強い一面もありますので、甘やかさずにしっかりしつけしましょう。
諸説ありますが、被毛のタイプによって若干性格が異なると言われています。ロングは温厚で甘えん坊、スムースは明るくて人懐っこい、ワイヤーは好奇心旺盛で気が強いと言われています。
スタンダードダックスフントの飼い方(日常の世話)について
適度な運動と体重管理をおこないましょう。
毎日の健康管理として、適度な運動をおこなうようにしましょう。また、よく食べる子や偏食の子は太りやすいため、食事管理によって適切な体重を維持しましょう。
ダックスフンドは背骨のトラブルが多い傾向があります。運動が足りないと胴回りの筋肉が減少して、長い背骨を支えられなくなり、老犬期を迎える前に歩けなくなることがあります。また、肥満になってしまいますと、背骨に負担がかかり、椎間板ヘルニアにかかりやすくなります。
スタンダードダックスフントの歴史・起源について
アナグマなどの猟に使われていました。
諸説ありますが、古代エジプト時代やローマ時代にはすでに存在していたとされています。もともとはアナグマやキツネの猟に使われていましたが、ウサギやテンなどの小動物の猟でも使えるように小型化していき、現在のようなサイズの違いが発生することになりました。
スタンダードダックスフントの気を付けたい病気について
背骨のトラブルに注意しましょう。
胴長短足の外見が魅力的ではあるのですが、この体型を原因としたトラブルに注意しなければなりません。また、耳が垂れているため、耳のトラブルにも注意する必要があります。
・椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアにはHansen Ⅰ型とHansen Ⅱ型があり、Hansen Ⅰ型は椎骨と椎骨の間のクッションの役割である椎間板の弾力性の低下によって変性した髄核が脱出する急性の疾患です。Hansen Ⅱ型は椎間板の加齢性変化によって線維輪が背側へ突出する慢性の疾患です。
椎間板ヘルニアの発生個所には頚部と胸腰部があります。頚部椎間板ヘルニアでは、頚部痛、四肢の歩行異常などが見られます。胸腰部椎間板ヘルニアでは、背部痛、両後肢の歩行異常、深部痛覚の消失などが見られます。
・外耳炎
耳の入り口から鼓膜までを外耳と言い、外耳の炎症を外耳炎といいます。犬がよくかかる病気のうちの一つです。外耳炎の犬は耳が痒いため、耳をよく掻く、頭を大きく振る、頭を傾け続ける、などの症状が見られます。マラセチア性外耳炎、細菌性外耳炎、アレルギー性外耳炎、ミミヒゼンダニ症などがあります。
スタンダードダックスフントの価格相場について
20~40万円程度の価格になります。
20~40万円程度の価格になるようですが、血統によっては価格相場よりも高くなる個体もいます。
ただし、ミニチュアダックスフンドのような人気犬種と比較すると繁殖している個体数も少なく、あまり価格や性格、容姿などで比較できる選択肢は少なくなる可能性が高いです。
獣医師から見たスタンダードダックスフントを飼う際のアドバイス
とくに体重管理に気をつけましょう。
背骨のトラブルが多いため、体重管理を徹底し、背骨に負担のかかる動きはなるべくさせないようにしましょう。高い所から飛び降りる、ジャンプする、などは背骨に負担がかかります。スタンダードダックスフンドはやんちゃな子も多いため、興奮して背骨に負担になる動きをしてしまう場合は、なるべく興奮させない遊びを心がけましょう。
また、アナグマ狩りをしていた名残か、スタンダードダックスフンドはよく吠える犬種であると言えます。吠え声も大きく、番犬としては大変優秀なのですが、集合住宅ではご近所からクレームが来てしまう可能性もあります。インターホンに吠える場合や要求吠えが多い場合は、その対策をしっかりとりましょう。
スタンダードダックスフントの飼育チャートについて
スタンダードダックスフンドのしつけやお手入れなどに関しましては、大きな問題は無いと言えますが、ミニチュアダックスフンドと比較しますとかなり大きくなります。大きい分、大変な部分があるかと思います。mた、体が大きい分吠える声も大きいため注意が必要です。
| 初心者 | 6 初心者には普通程度の飼いやすさ |
|---|---|
| しつけ | 7 しつけはかなり簡単 |
| お手入れ | 7 お手入れはかなり楽 |
| 気性 | 8 気性はかなり穏やか |
| 多頭飼育 | 7 多頭飼育はややし易い |
| 散歩 | 4 必要な散歩量は普通程度(1~1.5時間程度) |
| 病気 | 5 病気への強さは普通程度 |
| 抜け毛 | 3 抜け毛はやや多い |
| 吠え方 | 2 やや吠える |
| におい | 5 臭いは普通程度 |











