オーストラリアンケルピーについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
オーストラリアンケルピーの特徴について
穏やかですが警戒心が強い牧羊犬です。
引き締まったコンパクトなボディにすらっとした長い肢を持っています。三角の立ち耳と長い尾を持ち、滑らかなスムースコートで、毛色はブラック、チョコ、イザベラなどがあります。性格は普段は大人しくあまり吠えないことが多いですが、警戒心が強いため見知らぬ犬や人に対しては吠えることがあります。
オーストラリアンケルピーの性格について
穏やかですが警戒心が強いです。
オーストラリアンケルピーは、賢く穏やかな犬種であると言えます。家族に対しては穏やかで従順な気質ですが、見知らぬ犬や人に対しては用心深くなります。
牧羊犬として使役される時や家族と遊ぶときは活発になり、仕事や遊ぶ事を生きがいとする犬種です。
オーストラリアンケルピーの飼い方(日常の世話)について
しつけをきちんと行いましょう
賢く、穏やかな性格の犬種ではありますが、警戒心が強い一面もあります。興奮した際にまわりの犬や人とトラブルにつながる危険性もあります。
けがをさせてしまう可能性もあるので、興奮や警戒心をコントロールできるよう、普段からしつけをきちんと行う必要があります。
充分な運動をしてあげましょう
高い運動能力を持つ犬種ですので、室内にずっといることでストレスが溜まる可能性もあります。
充分な散歩時間を確保し、体を動かす時間を作ってあげてください。
歩く時間を長くするだけでなく、思い切り広い場所で走る機会も定期的に設けてあげると発散も出来て理想的です。
また、高い運動能力を持ち、瞬発性なども優れています。
逃走なども気を付けながら運動しましょう。
オーストラリアンケルピーの歴史・起源について
オーストラリアで牧羊犬として活躍していました。
スコットランド人がオーストラリアに入植した際に持ちこんだスムースコリーとオーストラリアの野生犬であるディンゴが混血したという説がります。しかしながら、それを否定する説もあります。
「ケルピー」とはスコットランドの伝説の水の精のことであり、オーストラリアンケルピーの誕生にスコットランド人がかかわったことを示しています。
オーストラリアンケルピーの気を付けたい病気について
関節の病気に注意
牧羊犬であるため、活発な犬種と言えます。
先天的な股関節形成不全などの疾患が起こりやすいとされています。
歩き方や座り方に変化を感じたら受診をしましょう。
また、食欲も旺盛な犬種ですが、肥満は関節への負担をかけます。
後天的な靭帯の異常などにつながる可能性も高いです。
肥満にならぬよう、食事量をコントロールしてあげてください
眼の疾患に注意が必要です
オーストラリアンケルピーは、進行性網膜萎縮症などの眼の疾患が比較的よく見られるとされています。
このような疾患は遺伝的な素因があるとされており、罹患しているオーストラリアンケルピーの繁殖を制限することで罹患犬の増加をコントロールすることができる可能性があります。
犬の遺伝性疾患は罹患犬の同系交配を避けることで罹患する犬の増加を抑制することが可能となり、継続して遺伝性疾患の繁殖制限をすることが全ての遺伝性疾患の根本治療につながると言えます。
オーストラリアンケルピーの価格相場について
多くはありませんが、国内でも流通しているようです。
国内では多くはありませんが、流通しているようです。流通量は少ないため、ペットショップやブリーダーを探して購入することは難しい犬種であると言えます。
海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。
その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。
また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。
獣医師から見たオーストラリアンケルピーを飼う際のアドバイス
食事の管理を行なってあげましょう
関節の疾患や骨折などの骨格系のトラブルが見られる犬種です。肥満や筋肉量の低下などの体型の変化は関節に負担をかけてしまいます。食事の量や質などその個体に適したものを選択して与えるようにしましょう。
肥満は健康面への問題だけでなく、運動が好きな犬種にとって、好きなことを行いづらくすることで負担になる危険性もあります。
肥満を予防すべく、食事の管理は大切です。
しっかり発散させてあげましょう。
牧羊犬であるため、高い運動能力を持ちます。室内にずっといることでストレスが溜まる可能性もあります。ストレスからさまざまな問題行動を起こす可能性があるため、しっかり発散させてあげましょう。
オーストラリアンケルピーの飼育チャートについて
穏やかで、吠える犬種ではありませんが、警戒心が強いためしつけには気を付ける必要があります。また、牧羊犬であるため、運動量は多く必要になります。
| 初心者 | 3 初心者にはやや飼いづらい |
|---|---|
| しつけ | 3 しつけはやや難しい |
| お手入れ | 5 お手入れのし易さは普通程度 |
| 気性 | 7 気性はかなり穏やか |
| 多頭飼育 | 5 多頭飼育のし易さは普通程度 |
| 散歩 | 2 必要な散歩量はやや多い(2~2.5時間程度) |
| 病気 | 5 病気への強さは普通程度 |
| 抜け毛 | 3 抜け毛はやや多い |
| 吠え方 | 8 あまり吠えない |
| におい | 5 臭いは普通程度 |











