ゴードンセッターについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
ゴードンセッターの特徴について
セッターの中で最大の犬種です。
セッターの中では新しい犬種ではありますが、セッターの中で最大の犬種です。重量感のある狩猟犬の体躯構成をしています。
被毛はブラックアンドタンの毛色で、ウエーブしていて柔らかく、防寒性にも優れています。
ゴードンセッターの性格について
陽気で明るい性格です。
性格は陽気で人懐こく、好奇心が旺盛な犬種です。外交的であり、見慣れない人や犬に対しても友好的な場合が多く、しつけの飲み込みも良いとされています。性格の面では初心者の飼育にも適した犬種であると言えますが、体が大きいため日本ではあまり飼育されていません。
ゴードンセッターの飼い方(日常の世話)について
しつけをきちんと行いましょう
人懐こい犬種であり、好奇心が旺盛な犬種でもあります。
興奮してしまった際にまわりの犬や人とトラブルにつながる危険性もあります。
体が大きいため、けがをさせてしまう可能性もあるので、好奇心や興奮をコントロールできるよう、普段からしつけをきちんと行う必要があります。
充分な運動をしてあげましょう
体格も大きく、高い運動能力を持つ犬種です。
室内にずっといることでストレスが溜まる可能性もあります。
充分な散歩時間を確保し、体を動かす時間を作ってあげてください。
歩く時間を長くするだけでなく、思い切り広い場所で走る機会も定期的に設けてあげると発散も出来て理想的です。
また、高い運動能力を持ち、瞬発性なども優れています。
逃走なども気を付けながら運動しましょう。
ゴードンセッターの歴史・起源について
ゴードン公爵4世が作出したセッターです。
セッターの中では最も新しく公認された犬種ではありますが、ゴードンセッターのもととなった犬種は1600年頃から存在していたスコティッシュセッターであるとされています。スコティッシュセッターをゴードン公爵4世が独自に改良してゴードンセッターが誕生したとされています。悪条件でも長時間猟ができるように力の強いゴードンセッターが作出されました。
スコティッシュセッターにコリーやブラッドハウンドなどを掛け合わせて1770年に作出が開始され、1820年に完成したとされています。
ゴードンセッターの気を付けたい病気について
関節の病気に注意
体格が大きく、活発な犬種です。
先天的な股関節形成不全などの疾患が起こりやすいとされています。
歩き方や座り方に変化を感じたら受診をしましょう。
また、食欲も旺盛な犬種ですが、肥満は関節への負担をかけます。
後天的な靭帯の異常などにつながる可能性も高いです。
肥満にならぬよう、食事量をコントロールしてあげてください。
胃拡張胃捻転症候群に注意
胃拡張胃捻転症候群に注意が必要です。
食事の際に空気を一緒にたくさん吸い込んだり、食後すぐに激しい運動をした場合などに起こりやすくなるとされています。
興奮しながらごはんを食べることも多いゴードンセッターは食事の際に空気をたくさん吸い込みがちとされています。
手術の必要な病気で、ひどい場合死につながる危険性もあるため注意が必要です。
日常的な行動の中で早食い防止食器を使用するなどの予防を行い、腹部の膨満感や呼吸の異常、行動の変化などが見られたらすぐに受診してあげてください。
垂れ耳に起こりやすい外耳炎に注意しましょう
暑くて湿度の高い夏場は、垂れ耳のせいで耳の中が蒸れてしまい、細菌繁殖などが起こって外耳炎につながる可能性があります。
こまめに耳の中のチェックを行い、汚れが増えたり、匂いが変わるようであれば治療が必要なケースが多いです。
定期的な耳の掃除などのケアも欠かせません。
ゴードンセッターの価格相場について
国内ではほとんど流通していない犬種です
国内での飼育頭数は少なく、繁殖を行なっているブリーダーもほとんどいない犬種です。
そのため、ペットショップやブリーダーを探して購入することが難しいことが多いです。
海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。
海外からの輸入の場合にかかる費用
国内でのブリーダーやペットショップで購入することが難しい場合、海外で繁殖を行なっているブリーダーからの輸入を検討しなければいけません。
その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。
また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。
獣医師から見たゴードンセッターを飼う際のアドバイス
食事の管理を行なってあげましょう
胸が深い体型をしており、胃拡張・胃捻転症候群に注意が必要な犬種です。
空気を一緒に吸い込むような食べ方は、胃を拡張させ、胃捻転につながりやすくなる危険性があります。
空気を一緒に吸い込むような早食い行動が見られる場合、早食い防止の食器を使用するなど工夫するようにしてください。
また、肥満になると、四肢に大きな負担をかけてしまう可能性があります。
食事の質や量は個体によって適切なものに調節して与えましょう。
大型犬種を飼育する充分な準備が必要です
体格が大きいため、飼育に必要なスペースも、かかる医療費も小型犬と比較すると倍以上になります。
日常を普通に過ごすだけでも、体の大きさから、小型犬ではできないような床ずれが、できやすく床材にも配慮するなどの大型犬特有のトラブルも起こり得ます。
飼育することを決める前に大型犬の性質を理解した上で、配慮しながら生活維持をすることが可能なのかなどをしっかりと考えて決める必要があります。
同時に犬と向き合う時間や手間も多くかかる傾向があります。
大型犬種と暮らせる生活なのか充分に考えたうえで迎えてあげてください。
ゴードンセッターの飼育チャートについて
しつけ、性格の面では飼育しやすい犬種ですが、大型ですので初心者には飼いにくい犬種かもしれません。
| 初心者 | 2 初心者にはやや飼いづらい |
|---|---|
| しつけ | 8 しつけはかなり簡単 |
| お手入れ | 4 お手入れのし易さは普通程度 |
| 気性 | 8 気性はかなり穏やか |
| 多頭飼育 | 5 多頭飼育のし易さは普通程度 |
| 散歩 | 2 必要な散歩量はやや多い(2~2.5時間程度) |
| 病気 | 5 病気への強さは普通程度 |
| 抜け毛 | 4 抜け毛の量は普通程度 |
| 吠え方 | 5 吠え方は普通程度 |
| におい | 5 臭いは普通程度 |











