アメリカンヘアレステリアについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
アメリカンヘアレステリアの特徴について
被毛の無い珍しいタイプの犬種です
様々な犬種が短毛種か長毛種で分かれることが多いですが、アメリカンヘアレステリアは無毛種と呼ばれる被毛の無い珍しいタイプの犬種です。
稀にパウダータイプと呼ばれる被毛のあるタイプのアメリカンヘアレステリアも存在するとされていますが、一般的には被毛の無いタイプの方が多く見られます。
非常に希少な犬種です
日本国内での飼育はほとんど見られない犬種です。
名前の通り、アメリカが原産の犬種ですが、原産国のアメリカでも飼育頭数は少なく、希少な犬種とされています。
アメリカ以外での飼育もほとんど見られないとされる非常に希少な犬種と言えるでしょう。
そのため、ご家庭に迎えるための方法も他の犬種と比較すると少ない傾向があります。
アメリカンヘアレステリアの性格について
明るく友好的な性格です
好奇心旺盛で体を動かすことが大好きな明るい性格です。
猟犬として活躍した歴史もあり体力があるため、楽しくなると興奮が高まってしまったり、好奇心を持ったものに対して執着してしまうなどの行動が見られる場合もあります。
飼い主さんを喜ばせることが好きな性格もあり、信頼関係が築けると、一緒に遊んだり楽しいパートナーとなり得ます。
テリア特有の気の強さを持っています
アメリカンヘアレステリアは祖先がテリア犬種であるため、特有の気の強さを持っています。
問題行動をとろうとしたときに飼い主さんが普段から制御できるようなしつけを行なうこと及び信頼関係を築くことが大切です。
気の強さから、しつけづらく感じたり、信頼関係が築きにくいと感じる場合もあるかもしれません。
その場合はトレーナーなどの専門家に相談しましょう。
アメリカンヘアレステリアの飼い方(日常の世話)について
寒さ対策が必要です
被毛のある犬種と比較すると、被毛の無いアメリカンヘアレスドッグは紫外線や寒さの影響を受ける可能性が高いです。
体を動かすことが大好きな犬種でもあるので、洋服などを着させて、寒さや紫外線から身を守る習慣をつけましょう。
飼い主さんと身につけるカラーリングを同じにするなど、おしゃれが好きな飼い主さんにとっては楽しみが広がるかもしれません。
洋服を着ることを嫌がったり違和感を感じる個体もいる可能性が高いです。
若齢のうちから少しずつ慣らすことをおすすめします。
適切な皮膚ケア方法を
冬場などは皮膚が乾燥の影響を強く受ける可能性が高いです。
また皮膚を覆う被毛がない分、影響を受けて皮膚炎などにつながる危険性も高いです。
こまめな皮膚チェックと併せて保湿や皮膚の乾燥方法など、個体の皮膚の状態に合った方法を見つけてあげてください。
シャンプーの頻度なども、被毛の多い子と比較すると調整が必要な可能性があるため、注意が必要です。
アメリカンヘアレステリアの歴史・起源について
突然変異によって生まれた犬種と言われています
アメリカンヘアレステリアはアメリカ原産の犬種です。
アメリカンラットテリアと呼ばれる犬種が突然変異でヘアレスになったことで、ヘアレスの遺伝子を残すべく交配を行なってきました。
何代も交配を繰り返すことで、ヘアレス個体を基礎犬とし、現在の被毛がないという特徴を固定したとされています。
世界で飼育頭数の少なさに注目されています
アメリカンヘアレステリアはアメリカ原産の犬種です。
日本はもちろんですが他の海外の国々でも飼育頭数は少ないとされています。
アメリカでは現在も飼育されている犬種ですが、アメリカの国内でも飼育頭数は少ない希少な犬種です。
近年、犬種としても認定されましたが、希少犬種を統括する「American Rare Breeds Association」でも公認されました。
アメリカンヘアレステリアの気を付けたい病気について
外傷に注意が必要です
被毛が薄く、皮膚の露出が多いヘアレスタイプなどは、外傷に注意が必要です。
衣服を着せて保護をするなどの対策を取れると安心です。
外傷から感染や傷口部分の違和感などの負担がかかってしまう危険性があるため、気づいたら受診するようにしましょう。
歯の病気に注意
マズルが細く顎が小さいため、歯が密集して生えている個体が多いです。
そのため歯の間に汚れが蓄積して、細菌が繁殖することによって歯周病などのトラブルに陥る可能性があります。
進行すると、口腔内だけでなく、顎の問題や、全身のトラブルにつながる危険性があるため、定期的なケアやチェックを欠かさず行ないましょう。
アメリカンヘアレステリアの価格相場について
国内ではほとんど流通していない犬種です
国内での飼育頭数は少なく、繁殖を行なっているブリーダーもほとんどいない犬種です。
そのため、ペットショップやブリーダーを探して購入することが難しいことが多いです。
海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。
海外でも飼育頭数の少ない犬種であるため入手ルートを見つけることは困難であるかもしれません。
海外からの輸入の場合にかかる費用
国内でのブリーダーやペットショップで購入することが難しい場合、海外で繁殖を行なっているブリーダーからの輸入を検討しなければいけません。
その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。
また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。
獣医師から見たアメリカンヘアレステリアを飼う際のアドバイス
けがのないよう環境を整えましょう
皮膚を守る被毛が少ないため、ケガをする可能性が高いです。
遊ぶ場所や通り道に鋭いものや障害物があると、遊んでいるうちにけがをしてしまう危険性があります。
よく遊ぶ場所は障害物を少なくしたり、皮膚を傷付けそうなものは犬のいるスペースから排除するなどの配慮が必要です。
飼育頭数の少なさゆえの未知の部分に注意を
国内では飼育頭数の少ない犬種です。
犬種の体質やかかりやすい病気などの傾向がわかりづらい部分があります。
若齢のうちからこまめに健康診断や健康チェックを定期的に行い、個体の健康状態を把握してあげてください。
何か変化があった場合に相談できる専門家として、信頼できるかかりつけの獣医さんを見つけておくと安心です。
アメリカンヘアレステリアの飼育チャートについて
テリア犬種特有の気の強さなどを持つ個体もいるため、関係性を築くためには犬の特性を理解して生活する必要があります。
他の犬種と比較すると、被毛がないため、お手入れの負担などは軽度である可能性が高いです。
小型犬ですが、活発で友好的な犬種なので、一緒にアクティブに遊びたい飼い主さんには向いている犬種と言えます。
テリア犬種特有の性格を受け継いだことによるしつけづらさや一緒に体を動かしてあげる必要性から、犬に向き合う時間を要する犬種ですが、信頼関係が築けると良いパートナーになり得ます。
また希少犬種であるため前例が少なく、専門家との協力が大切と言えます。
信頼できる専門家が身近にいると安心です。
| 初心者 | 1 初心者には非常に飼いづらい |
|---|---|
| しつけ | 1 しつけは非常に難しい |
| お手入れ | 5 お手入れのし易さは普通程度 |
| 気性 | 2 気性はやや荒い |
| 多頭飼育 | 2 多頭飼育はやや難しい |
| 散歩 | 2 必要な散歩量はやや多い(2~2.5時間程度) |
| 病気 | 2 病気にはやや弱い |
| 抜け毛 | 10 抜け毛は非常に少ない |
| 吠え方 | 2 やや吠える |
| におい | 1 非常に臭う |











