アルトワハウンドについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
アルトワハウンドの特徴について
フランス原産の嗅覚ハウンドです
フランス原産のハウンドドッグです。
色々な犬種の中でも優れた嗅覚を持っているとされ、匂いで存在を察知して追いかけます。
獣を用いた狩猟で活躍する猟犬でした。
がっしりとした体格で、体力もある犬種です。
他の犬種の作出に関連した犬種とも言われています
タフで優れた嗅覚を持ったアルトワハウンドは猟でも活躍を見せました。
アルトワハウンドの優秀な才能は、同じくフランス原産の猟犬であるビーグルやバセットハウンドなどにも影響しているのではないかとされています。
アルトワハウンドの性格について
探求心が旺盛な一面も
探求心が旺盛な一面もあり、気になることがあると、追いかけ続けてしまうことがあるのがバセットハウンドです。
気になっても飼い主さんの指示で、スイッチを切り替えられるように、普段から信頼関係を築き、しつける必要があります。
勇敢で忠実な性格をしています
勇敢な性格を持ちます。
大好きな家族を守ろうとする行動や、警戒心から敵とみなした相手には攻撃につながるなどの問題が起こる可能性があります。
勇敢な性格を短所にしないよう、普段から信頼関係を築く努力をすることや、しっかりとしつけることが大切です。
アルトワハウンドの飼い方(日常の世話)について
充分な運動をしてあげましょう
体格も大きく、豊富なスタミナを持つ犬種です。
室内にずっといることでストレスが溜まる可能性もあります。
充分な散歩時間を確保し、体を動かす時間を作ってあげてください。
また、個体の関節の状態などにより、適切な運動量は様々です。
過度の運動になると関節などに負担がかかる恐れもあるので、かかりつけの先生と相談しながら適切な運動量を維持するよう心がけましょう。
しつけは充分に行いましょう
攻撃的な犬種ではありませんが、警戒心や恐怖が攻撃に代わってしまう場合もあります。
また攻撃的なマイナスの感情はなくても、喜びや興奮による行動が大きく、人や犬を驚かせてしまったり、トラブルにつながることもあります。
その際に大型犬のため、力も強く顎も大きく、けがが大きな問題につながってしまう危険性があります。
飼い主さんが制御できるよう、普段から厳しくしつけをおこないましょう。
また、どんなにやさしい愛犬であっても、社会には大型犬が怖いと感じてしまう人もいます。
犬が苦手な人のことも配慮しながら生活することが大切です。
アルトワハウンドの歴史・起源について
起源ははっきりしませんが古い犬種とされています
アルトワハウンドの起源ははっきりしていませんが、1600年くらいの古くから存在する犬種とされています。
基礎犬はブラッドハウンドと呼ばれる、古くから存在するハウンドドッグという説があります。
1800年になり、他国からの猟犬も輸入され、それらの犬種との交雑によってアルトワハウンドの血統の純粋さは低くなりましたが、その後血統を維持すべく起こった活動により純粋なアルトワハウンドの姿形は取り戻されました。
絶滅の危機と犬種としての認知度
第二次世界大戦を迎え、戦時中そして戦後、アルトワハウンドの頭数は激減しました。
しかし1970年代に、血統の再興計画が立てられ、また徐々に頭数も増えてきたとされています。
原産国のフランスでは猟犬として活躍する犬種ですが、日本を含め飼育頭数は少なく希少な犬種と言えるでしょう。
FCIと呼ばれる国際畜犬連盟での登録はありますが、猟犬以外での活躍はあまり見られない犬種であるため、認知度も比較的低い犬種です。
アルトワハウンドの気を付けたい病気について
関節の病気に注意
体格が大きく、関節にかかる負担も大きい犬種です。
また、先天的な股関節形成不全などの疾患にも注意が必要です。
歩き方や座り方に変化を感じたら受診をしましょう。
また、食欲も旺盛な犬種ですが、肥満は関節への負担をかけます。
後天的な靭帯の異常などにつながる可能性も高いです。
肥満にならぬよう、食事量をコントロールしてあげてください。
垂れ耳に起こりやすい外耳炎に注意しましょう
暑くて湿度の高い夏場は、垂れ耳のせいで耳の中が蒸れてしまい、細菌繁殖などが起こって外耳炎につながる可能性があります。
こまめに耳の中のチェックを行い、汚れが増えたり、匂いが変わるようであれば治療が必要なケースが多いです。
定期的な耳の掃除などのケアも欠かせません。
アルトワハウンドの価格相場について
国内ではほとんど流通していない犬種です
国内での飼育頭数は少なく、繁殖を行なっているブリーダーもほとんどいない犬種です。
そのため、ペットショップやブリーダーを探して購入することが難しいことが多いです。
海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。
海外からの輸入の場合にかかる費用
国内でのブリーダーやペットショップで購入することが難しい場合、海外で繁殖を行なっているブリーダーからの輸入を検討しなければいけません。
その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。
また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。
獣医師から見たアルトワハウンドを飼う際のアドバイス
こまめにお手入れを
垂れ耳が外耳炎につながりやすいアルトワハウンドは、早期発見のためにも、こまめなチェックやお手入れが大切です。
短毛でトリミングの要らない犬種ですが、活発な犬種であり活動をする際に汚れも付着しやすい為、皮膚トラブルを予防するためにも家庭での定期的なシャンプーなどのケアが必要です。
スキンシップの一環として、シャンプーや耳掃除をしながら、状態のチェックをすることで病気の早期発見につながります。
食事の管理をしてあげましょう
股関節形成不全などの先天的な関節の異常も起こりやすいと言われる犬種です。
体格も大きいため、体重を支えるために関節に負担がかかります。
活発な犬種のため、肥満によって行動が制限される場合もあり、犬はストレスを感じる場合もあります。
肥満になると、関節に大きな負担をかけてしまう可能性があります。
食事の質や量は個体によって適切なものに調節して与えましょう。
アルトワハウンドの飼育チャートについて
犬種ならではの特性をしっかりと理解する必要があるため、初心者向きとはいいづらい犬種です。
猟犬としての適性を強く持った犬種であるため一般的な家庭犬とは異なり、大きなトラブルにつながる危険性があるため、その危険性を十分に理解したうえで飼育する必要があります。
しつけや管理にもたくさんの時間を費やす必要があり、犬との生活に慣れていないと難しい可能性も高いです。
大型犬へのあこがれだけで、知識が不十分なまま飼い始めると、飼育に困難を感じるケースもあります。
飼育するにあたって迎え入れる覚悟が必要な犬種と言えます。
| 初心者 | 1 初心者には非常に飼いづらい |
|---|---|
| しつけ | 1 しつけは非常に難しい |
| お手入れ | 3 お手入れはやや難しい |
| 気性 | 2 気性はやや荒い |
| 多頭飼育 | 3 多頭飼育はやや難しい |
| 散歩 | 0 必要な散歩量は非常に多い(3時間以上) |
| 病気 | 2 病気にはやや弱い |
| 抜け毛 | 5 抜け毛の量は普通程度 |
| 吠え方 | 1 非常に吠える |
| におい | 2 やや臭う |











