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カネコルソについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑

監修: 葛野 宗 獣医師
[最終更新日]
[ 目次 ]

カネコルソの特徴について

イタリア出身のガードドッグ。

カネコルソの「コルソ」の意味には、護衛という意味のラテン語に由来するという説や、頑丈という意味の方言に由来するという説があります。
引き締まった強靭な筋肉を持ちます。モロシア系犬種(古代ローマで戦争に使用されていた軍用犬)の特徴である皮膚のたるみはありません。耳は短く断耳して立たせ、尾も短く断尾することが多いです。

カネコルソの性格について

愛情深く、独立心旺盛です。

財産、家族及び家畜を守るガードドッグです。牛追いや大きな獲物の狩猟犬として活躍していました。
家族に対しては愛情深く優しい傾向がありますが、軍用犬出身ということもあり、きちんとした訓練が無ければ独立心旺盛で攻撃的になりやすいとされています。

カネコルソの飼い方(日常の世話)について

しつけをきちんと行いましょう

愛情深い犬種であり、独立心が旺盛な犬種でもあります。
興奮してしまった際にまわりの犬や人とトラブルにつながる危険性もあります。

体が大きいため、けがをさせてしまう可能性もあるので、好奇心や興奮をコントロールできるよう、普段からしつけをきちんと行う必要があります。

充分な運動をしてあげましょう

体格も大きく、高い運動能力を持つ犬種です。

室内にずっといることでストレスが溜まる可能性もあります。

充分な散歩時間を確保し、体を動かす時間を作ってあげてください。
歩く時間を長くするだけでなく、思い切り広い場所で走る機会も定期的に設けてあげると発散も出来て理想的です。

また、高い運動能力を持ち、瞬発性なども優れています。
逃走なども気を付けながら運動しましょう。

カネコルソの歴史・起源について

イタリアの軍用犬が元になっています。

カネコルソは絶滅した古代イタリアのモロシア系犬種(古代ローマで戦争に使用されていた軍用犬)を復活させた種であるとされています。

第二次世界大戦後、イタリア南東に残存したカネコルソから数が増やされ、1994年にイタリアケンネルクラブにて犬種スタンダードが公認されました。国際畜犬連盟には2007年に登録されました。

カネコルソの気を付けたい病気について

関節の病気に注意

体格が大きく、機動性のある犬種です。

先天的な股関節形成不全などの疾患が起こりやすいとされています。
歩き方や座り方に変化を感じたら受診をしましょう。

また、食欲も旺盛な犬種ですが、肥満は関節への負担をかけます。
後天的な靭帯の異常などにつながる可能性も高いです。
肥満にならぬよう、食事量をコントロールしてあげてください。

胃拡張胃捻転症候群に注意

胃拡張胃捻転症候群に注意が必要です。

食事の際に空気を一緒にたくさん吸い込んだり、食後すぐに激しい運動をした場合などに起こりやすくなるとされています。
興奮しながらごはんを食べることも多いカネコルソは食事の際に空気をたくさん吸い込みがちとされています。

手術の必要な病気で、ひどい場合死につながる危険性もあるため注意が必要です。

日常的な行動の中で早食い防止食器を使用するなどの予防を行い、腹部の膨満感や呼吸の異常、行動の変化などが見られたらすぐに受診してあげてください。

カネコルソの価格相場について

国内ではほとんど流通していない犬種です

国内での飼育頭数は少なく、繁殖を行なっているブリーダーもほとんどいない犬種です。

そのため、ペットショップやブリーダーを探して購入することが難しいことが多いです。

海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。

海外からの輸入の場合にかかる費用

国内でのブリーダーやペットショップで購入することが難しい場合、海外で繁殖を行なっているブリーダーからの輸入を検討しなければいけません。

その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。

また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。

獣医師から見たカネコルソを飼う際のアドバイス

大型犬種を飼育する充分な準備が必要です

体格が大きいため、飼育に必要なスペースも、かかる医療費も小型犬と比較すると倍以上になります。
日常を普通に過ごすだけでも、体の大きさから、小型犬ではできないような床ずれが、できやすく床材にも配慮するなどの大型犬特有のトラブルも起こり得ます。

飼育することを決める前に大型犬の性質を理解した上で、配慮しながら生活維持をすることが可能なのかなどをしっかりと考えて決める必要があります。

同時に犬と向き合う時間や手間も多くかかる傾向があります。

食事の管理を行なってあげましょう

胸が深い体型をしており、胃拡張・胃捻転症候群に注意が必要な犬種です。
空気を一緒に吸い込むような食べ方は、胃を拡張させ、胃捻転につながりやすくなる危険性があります。

空気を一緒に吸い込むような早食い行動が見られる場合、早食い防止の食器を使用するなど工夫するようにしてください。

また、肥満になると、四肢に大きな負担をかけてしまう可能性があります。
食事の質や量は個体によって適切なものに調節して与えましょう。

カネコルソの飼育チャートについて

体が大きく、独立心旺盛であるため、初心者には飼いづらい犬種であると言えます。

初心者  0 初心者には非常に飼いづらい
しつけ  0 しつけは非常に難しい
お手入れ  5 お手入れのし易さは普通程度
気性  2 気性はやや荒い
多頭飼育  2 多頭飼育はやや難しい
散歩  2 必要な散歩量はやや多い(2~2.5時間程度)
病気  5 病気への強さは普通程度
抜け毛  2 抜け毛はやや多い
吠え方  5 吠え方は普通程度
におい  5 臭いは普通程度
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