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オーストリアンピンシャーについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑

監修: 葛野 宗 獣医師
[最終更新日]
[ 目次 ]

オーストリアンピンシャーの特徴について

オーストリアで飼育されているピンシャーです。

オーストリアンピンシャーの大半はオーストリアで飼育されています。番犬などの使役犬としてだけでなくペットやショードッグとしても親しまれています。国際畜犬連盟(FCI)公認後は他のヨーロッパ圏内の国でも飼育されるようになりましたが、世界的には非常に珍しい犬種であると言えます。

オーストリアンピンシャーの性格について

警戒心が強く番犬に向いています。

性格は明るく陽気とされていますが、警戒心が強い一面もあります。番犬として働くために吠え声が発達しており、鳴きやみにくいとされています。家族に対しては友好的であり、遊び好きな性格ではありますが、見知らぬ人には懐きにくいとされています。

オーストリアンピンシャーの飼い方(日常の世話)について

しつけをしっかり行いましょう

中型犬に分類されてはいますが、力が強く、警戒心が強いため、興奮や攻撃のスイッチが入ってしまったときに人や動物に致命的なけがをさせてしまうことがあります。

大きなトラブルにつながる可能性が高いため、飼い主さんが制御できる関係性を築くことが必要です。

興奮や警戒心などをコントロールできるよう、普段からしつけをきちんと行う必要があります。

充分な運動をしてあげましょう

番犬として活躍していら歴史もあることから、多くの運動量が必要であるというわけではありませんが、室内にずっといることでストレスが溜まる可能性もあります。

充分な散歩時間を確保し、体を動かす時間を作ってあげてください。
歩く時間を長くするだけでなく、思い切り広い場所で走る機会も定期的に設けてあげると発散も出来て理想的です。

オーストリアンピンシャーの歴史・起源について

19世紀頃から様々な作業をこなしてきました。

19世紀頃にはすでに犬種として存在していたとされていますが、はっきりとしたことはわかっていません。ドイツ原産のジャーマンピンシャーの血が入っているとされています。

農場の見張りをする番犬、ネズミ、ウサギ、キツネなどを仕留める狩猟犬、羊や牛を誘導する牧羊犬および牧牛犬、夜間に家畜を泥棒から守る護畜犬、など様々な役割を担ってきました。

1900年代には絶滅寸前となりますが、1921年に保護活動が開始され絶滅は免れました。第二次世界大戦の戦禍により再び減ってしまいますが、純血犬を保護して各地に疎開するなどして守り抜き、頭数を回復することに成功しました。

オーストリアンピンシャーの気を付けたい病気について

関節の病気に注意

運動量を多く必要とする犬種ではありませんが、関節疾患にかかりやすいとされています。

先天的な股関節形成不全などの疾患が起こりやすいとされています。
歩き方や座り方に変化を感じたら受診をしましょう。

また、食欲も旺盛な犬種ですが、肥満は関節への負担をかけます。
後天的な靭帯の異常などにつながる可能性も高いです。
肥満にならぬよう、食事量をコントロールしてあげてください。

オーストリアンピンシャーの価格相場について

国内ではほとんど流通していない犬種です

国内での飼育頭数は少なく、繁殖を行なっているブリーダーもほとんどいない犬種です。

そのため、ペットショップやブリーダーを探して購入することが難しいことが多いです。

海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。

海外からの輸入の場合にかかる費用

国内でのブリーダーやペットショップで購入することが難しい場合、海外で繁殖を行なっているブリーダーからの輸入を検討しなければいけません。

その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。

また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。

獣医師から見たオーストリアンピンシャーを飼う際のアドバイス

食事の管理を行なってあげましょう

関節のトラブルが多い犬種です。
肥満は関節への負荷を増やし、症状を悪化させる恐れがあります。

肥満の状態での運動は、さらに関節の負荷をかけてしまうため、ダイエット方法として適切ではありません。
基本的には食事による体重管理が管理が必要です。
食事の質や量は個体によって適切なものに調節して与えましょう。

初心者  5 初心者には普通程度の飼いやすさ
しつけ  4 しつけのし易さは普通程度
お手入れ  7 お手入れはかなり楽
気性  6 気性は普通程度
多頭飼育  5 多頭飼育のし易さは普通程度
散歩  6 必要な散歩量は普通程度(10~30分程度)
病気  5 病気への強さは普通程度
抜け毛  4 抜け毛の量は普通程度
吠え方  0 非常に吠える
におい  5 臭いは普通程度
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