オッターハウンドについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
オッターハウンドの特徴について
カワウソ猟で活躍した犬種です。
イギリス原産のセントハウンド犬種であり、カワウソ(オッター)の猟犬として活躍していました。川沿いをカワウソのにおいを嗅ぎまわったり追跡していました。現在はカワウソが保護動物に指定されたため、猟犬としてはあまり活動していません。
オッターハウンドの性格について
陽気で明るい性格です
オッターハウンド性格は明るく、愛情深いとされています。
また、非常に活動的であり、泳ぐことが大好きです。
オッターハウンドの飼い方(日常の世話)について
しつけをきちんと行いましょう
明るく愛情深い犬種ではありますが、体格の大きな犬種です。
興奮してしまった際にまわりの犬や人とトラブルにつながる危険性もあります。
体が大きいため、けがをさせてしまう可能性もあるので、好奇心や興奮をコントロールできるよう、普段からしつけをきちんと行う必要があります。
充分な運動をしてあげましょう
体格も大きく、高い運動能力を持つ犬種です。
室内にずっといることでストレスが溜まる可能性もあります。
充分な散歩時間を確保し、体を動かす時間を作ってあげてください。
歩く時間を長くするだけでなく、思い切り広い場所で走る機会も定期的に設けてあげると発散も出来て理想的です。
また、高い運動能力を持ち、瞬発性なども優れています。
逃走なども気を付けながら運動しましょう。
オッターハウンドの歴史・起源について
古い犬種であり、カワウソ猟で活躍していました。
古い犬種ではありますが、作出の過程は定かではありません。ブラッドハウンド、フォックスハウンド、エアデールテリア等の血を引いているとされています。
犬種が確立されるうちに、寒さと水に強い被毛を持ち、水かきが発達して泳ぎが上手く、非常に鋭い嗅覚を持つハウンドとなりました。狩猟犬として使われていたため、ショードッグとなることを嫌い、ケネルクラブ等には登録されなかったそうです。
イギリスでカワウソの頭数が激減した結果、1970年代にはカワウソ猟は廃れてしまいました。そのため狩猟目的での繁殖は廃れ、多くのハンターがオッターハウンドを処分したため、数が激減してしまいました。
オッターハウンドの気を付けたい病気について
関節の病気に注意
体格が大きく、関節にかかる負担も大きい犬種です。
また、先天的な股関節形成不全などの疾患が起こりやすいとされています。
歩き方や座り方に変化を感じたら受診をしましょう。
また、食欲も旺盛な犬種ですが、肥満は関節への負担をかけます。
後天的な靭帯の異常などにつながる可能性も高いです。
肥満にならぬよう、食事量をコントロールしてあげてください。
皮膚トラブルに注意が必要です
過剰な湿気で地肌が蒸れることで、皮膚病が起こりやすいとされています。
こまめに皮膚ケアを行い、皮膚チェックもおこなう習慣をつけましょう。
違和感に気付いたら早めに受診して早期治療をしてもらうよう心がけましょう。
オッターハウンドの価格相場について
国内ではほとんど流通していない犬種です
国内での飼育頭数は少なく、繁殖を行なっているブリーダーもほとんどいない犬種です。
そのため、ペットショップやブリーダーを探して購入することが難しいことが多いです。
海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。
海外からの輸入の場合にかかる費用
国内でのブリーダーやペットショップで購入することが難しい場合、海外で繁殖を行なっているブリーダーからの輸入を検討しなければいけません。
その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。
また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。
獣医師から見たオッターハウンドを飼う際のアドバイス
大型犬種を飼育する充分な準備が必要です
体格が大きいため、飼育に必要なスペースも、かかる医療費も小型犬と比較すると倍以上になります。
日常を普通に過ごすだけでも、体の大きさから、小型犬ではできないような床ずれが、できやすく床材にも配慮するなどの大型犬特有のトラブルも起こり得ます。
飼育することを決める前に大型犬の性質を理解した上で、配慮しながら生活維持をすることが可能なのかなどをしっかりと考えて決める必要があります。
同時に犬と向き合う時間や手間も多くかかる傾向があります。
大型犬種と暮らせる生活なのか充分に考えたうえで迎えてあげてください。
食事の管理をしてあげましょう
股関節形成不全などの先天的な関節の異常も起こりやすいと言われる犬種です。
体格も大きいため、体重を支えるために関節に負担がかかります。
肥満になると、関節に大きな負担をかけてしまう可能性があります。
食事の質や量は個体によって適切なものに調節して与えましょう。
オッターハウンドの飼育チャートについて
大型であり、長毛であることから、日常のケアは大変であると言えます。初心者向けの犬種とは言えません。
| 初心者 | 2 初心者にはやや飼いづらい |
|---|---|
| しつけ | 4 しつけのし易さは普通程度 |
| お手入れ | 2 お手入れはやや難しい |
| 気性 | 5 気性は普通程度 |
| 多頭飼育 | 5 多頭飼育のし易さは普通程度 |
| 散歩 | 2 必要な散歩量はやや多い(2~2.5時間程度) |
| 病気 | 5 病気への強さは普通程度 |
| 抜け毛 | 5 抜け毛の量は普通程度 |
| 吠え方 | 5 吠え方は普通程度 |
| におい | 5 臭いは普通程度 |











