カナーンドッグについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
カナーンドッグの特徴について
イスラエルの国犬です。
地雷探知犬として作出され、現在は警察犬、盲導犬、番犬と幅広く活躍しています。イスラエルの国犬であり、イスラエルでは人気の犬種です。
カナーンドッグの性格について
繊細で警戒心が強いですが、能力の高い犬種と言えます。
カナーンドッグの性格は、内向的で大人しく繊細であり、警戒心と防衛本能が強いとされています。
見知らぬ人に対しては心を開かず、怖がって吠えてしまう事も多いとされています。しつけが入りにくいと言われることがありますが、褒めてしつけることで飲み込みが早くなり、様々な場面で活躍することができます。
カナーンドッグの飼い方(日常の世話)について
運動量を充分に確保しましょう
体も大きく、筋肉量の維持が必要な犬種です。
散歩の時間は長めに確保してあげてください。
激しい運動は必要のない犬種です。
軽いジョギングなどを加えた散歩などが理想的です。
体重や関節の状態によって、適切な運動量は異なります。
かかりつけの先生と相談しながら運動量を決めてください。
しつけをきちんと行いましょう
内向的で繊細ですが、警戒心と防衛本能が強いという一面もあります。
興奮してしまった際にまわりの犬や人とトラブルにつながる危険性もあります。
体が大きいため、けがをさせてしまう可能性もあるので、警戒心、興奮をコントロールできるよう、普段からしつけをきちんと行う必要があります。
カナーンドッグの歴史・起源について
地雷探知犬として作出されました。
1935年頃、地雷探知犬として訓練が出来る犬種を作出するため、イスラエルやパレスチナの野生化した犬をもとに改良され、新しい品種が完成しました。
カナーンドッグは地雷探知犬として活躍し、嗅覚で地雷を爆発させることなく探し出し、多くの人命を救いました。さらに、警察犬として治安の維持や事件の解決に協力したり、盲導犬や番犬としても活躍しています。
イスラエルの国犬、及びイスラエルケネルクラブのシンボルとしても認定されています。原産地では国民的な人気が非常に高く、飼育されている頭数もかなり多いそうです。
カナーンドッグの気を付けたい病気について
大型犬であるため関節の病気には注意しましょう
カナーンドッグには、かかりやすい病気は無いとされ、体の強い犬種と言えます。
ただし、大型犬であるため、関節にかかる負担も大きいと言えます。
歩き方や座り方に変化を感じたら受診をしましょう。
肥満は関節への負担をかけ、後天的な靭帯の異常などにつながる可能性も高いです。
肥満にならぬよう、食事量をコントロールしてあげてください。
カナーンドッグの価格相場について
国内ではほとんど流通していない犬種です
国内での飼育頭数は少なく、繁殖を行なっているブリーダーもほとんどいない犬種です。
そのため、ペットショップやブリーダーを探して購入することが難しいことが多いです。
海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。
海外からの輸入の場合にかかる費用
国内でのブリーダーやペットショップで購入することが難しい場合、海外で繁殖を行なっているブリーダーからの輸入を検討しなければいけません。
その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。
また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。
獣医師から見たカナーンドッグを飼う際のアドバイス
大型犬種を飼育する充分な準備が必要です
体格が大きいため、飼育に必要なスペースも、かかる医療費も小型犬と比較すると倍以上になります。
日常を普通に過ごすだけでも、体の大きさから、小型犬ではできないような床ずれが、できやすく床材にも配慮するなどの大型犬特有のトラブルも起こり得ます。
飼育することを決める前に大型犬の性質を理解した上で、配慮しながら生活維持をすることが可能なのかなどをしっかりと考えて決める必要があります。
同時に犬と向き合う時間や手間も多くかかる傾向があります。
大型犬種と暮らせる生活なのか充分に考えたうえで迎えてあげてください。
食事の管理をしてあげましょう
体格も大きいため、体重を支えるために関節に負担がかかります。
肥満になると、関節に大きな負担をかけてしまう可能性があります。
食事の質や量は個体によって適切なものに調節して与えましょう。
カナーンドッグの飼育チャートについて
病気には強いとされていますが、体は大きく、性格は内向的で繊細、警戒心と防衛本能が強いため、初心者には飼いにくい犬種と言えます。
| 初心者 | 2 初心者にはやや飼いづらい |
|---|---|
| しつけ | 2 しつけはやや難しい |
| お手入れ | 5 お手入れのし易さは普通程度 |
| 気性 | 3 気性はやや荒い |
| 多頭飼育 | 5 多頭飼育のし易さは普通程度 |
| 散歩 | 3 必要な散歩量はやや多い(1.5~2時間程度) |
| 病気 | 10 病気には非常に強い |
| 抜け毛 | 4 抜け毛の量は普通程度 |
| 吠え方 | 5 吠え方は普通程度 |
| におい | 5 臭いは普通程度 |











