スカイテリアについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
スカイテリアの特徴について
イギリス原産の猟犬です。
イギリス原産のテリア犬種で、アナグマや野ウサギを捕らえる地中猟犬として活躍していました。
眼を毛で覆う特徴的な容姿をしています。
かつては世界的に人気のある犬種でしたが、現在は全世界でも3000匹程度(原産国イギリスでも1000匹に満たない)しか飼育されておらず、絶滅も危惧されています。
スカイテリアの性格について
気の強い一面を持ちます
アナグマや野ウサギを捕獲する際の高い戦闘能力からもわかるように頑固で気の強い性質を持っている犬種です。
しつけなどの面で頑固さが垣間見える場面もあるかもしれません。
自分の意思をしっかり持ち、自分で決めた通りにしようとする頑固な一面もあるため、しつけで飼い主さんがリードできるように関係性を築く必要があります。
また、気の強さから他の犬とのトラブルにつながる危険性もあるので、飼い主さんがしっかりと制御できるようにしつけましょう。
スカイテリアの飼い方(日常の世話)について
充分な運動をしてあげましょう
小型犬ですが高い運動能力を持つ犬種です。
発散のためにも充分な散歩時間を確保し、体を動かす時間を作ってあげてください。
思い切り走ることが好きな犬種のため、ただ歩く散歩だけではなく、思い切り広い場所で走れる時間も作ってあげるとより良いでしょう。
信頼関係が築けると聡明な犬種であるため、一緒に体を使って遊ぶことで絆が深まる可能性が高いです。
テリアの性格を理解してあげましょう
テリア犬種特有の頑固さや、気の強さを持つため、しっかりしつけをして信頼関係を築けないと、飼育しづらいと感じることもある可能性が高いです。
気が強い一面を持ち、自分の意志を持つ犬種であるため、つかみにくい部分もありますが、信頼関係を築くことは可能です。
頑固さや意志の強さも賢さ故のものであることが多く、この賢さを利用して飼い主さんの生活に適応できるよう若齢の頃からきちんとしつけをしてあげましょう。
スカイテリアの歴史・起源について
イギリス原産の古いテリア犬種です。
スカイテリアはテリアの中で最も古い犬種のひとつとされていますが、詳しい生い立ちは分かっていません。
スコットランド版の忠犬ハチ公であるグレーフライアーズ・ボビーと呼ばれる犬は、主人の死後14年間ずっと主人の墓守を続けたとされ、いくら追い払われても戻ってきて離れない忠犬だったそうです。グレーフライアーズ・ボビーの死後、スカイテリアの人気が過熱したとされています。
スカイテリアの気を付けたい病気について
背骨のトラブルに注意しましょう。
胴長短足の外見が魅力的ではあるのですが、この体型を原因としたトラブルに注意しなければなりません。
椎間板ヘルニアにはHansen Ⅰ型とHansen Ⅱ型があり、Hansen Ⅰ型は椎骨と椎骨の間のクッションの役割である椎間板の弾力性の低下によって変性した髄核が脱出する急性の疾患です。Hansen Ⅱ型は椎間板の加齢性変化によって線維輪が背側へ突出する慢性の疾患です。
椎間板ヘルニアの発生個所には頚部と胸腰部があります。頚部椎間板ヘルニアでは、頚部痛、四肢の歩行異常などが見られます。胸腰部椎間板ヘルニアでは、背部痛、両後肢の歩行異常、深部痛覚の消失などが見られます。
スカイテリアの価格相場について
国内ではほとんど流通していない犬種です
国内での飼育頭数は少なく、繁殖を行なっているブリーダーもほとんどいない犬種です。
そのため、ペットショップやブリーダーを探して購入することが難しいことが多いです。
海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。
海外からの輸入の場合にかかる費用
国内でのブリーダーやペットショップで購入することが難しい場合、海外で繁殖を行なっているブリーダーからの輸入を検討しなければいけません。
その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。
また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。
獣医師から見たスカイテリアを飼う際のアドバイス
食事の管理を行なってあげましょう
椎間板ヘルニアなどの骨格系のトラブルが見られる犬種です。肥満や筋肉量の低下などの体型の変化は関節に負担をかけてしまいます。食事の量や質などその個体に適したものを選択して与えるようにしましょう。
肥満は健康面への問題だけでなく、運動が好きな犬種にとって、好きなことを行いづらくすることで負担になる危険性もあります。
肥満を予防すべく、食事の管理は大切です。
過ごしやすい環境を整えてあげましょう
起こりやすい疾患に関節系のトラブルが挙げられますが、フローリングなどの滑りやすい床材は関節に負担がかかるため、適していません。
滑り止めのマットを敷いたり、ジャンプを必要とする家具への昇降などは負担を軽減するスロープを作るなどの過ごしやすい環境を整えてあげましょう。
スカイテリアの飼育チャートについて
テリア犬種らしく頑固で気の強い一面があるため、飼いにくいところはありますが、忠実であるため良いパートナーになってくれるでしょう。
| 初心者 | 5 初心者には普通程度の飼いやすさ |
|---|---|
| しつけ | 5 しつけのし易さは普通程度 |
| お手入れ | 3 お手入れはやや難しい |
| 気性 | 3 気性はやや荒い |
| 多頭飼育 | 5 多頭飼育のし易さは普通程度 |
| 散歩 | 3 必要な散歩量はやや多い(1.5~2時間程度) |
| 病気 | 5 病気への強さは普通程度 |
| 抜け毛 | 5 抜け毛の量は普通程度 |
| 吠え方 | 5 吠え方は普通程度 |
| におい | 5 臭いは普通程度 |











