キンタマーニバリドッグについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
キンタマーニバリドッグの特徴について
インドネシア原産の犬種です
インドネシアのキンタマーニ地方原産の犬種です。
犬種の生まれた地方の名前をとってキンタマーニバリドッグという名前が付けられました。
この犬種の祖先はチャウチャウはディンゴなどが関連しているという説がありましたが、DNAを調べてみるとキンタマーニ地方の野犬のDNAが一番類似していたという結果があります。
カラーバリエーションが豊富でダブルコートを持ちます
ダブルコートの被毛を持ちます。
白っぽい被毛が主流ですが、実はカラーバリエーションは豊富で黒や茶色を含むフォーン、ブリンドルなども存在します。
ふわふわとした短めのアンダーコートと中程度の被毛の長さで少しごわごわとしたオーバーコートから成ります。
一見短めの被毛に首周りや肩回りの少し長めの飾り毛が特徴的です。
運動も好きな活発な犬種であるため、定期的なブラッシングが必要です。
キンタマーニバリドッグの性格について
飼い主さんに対して忠実に接します
基本的には穏やかな性格ですが、警戒心の強さから、飼い主さんにのみ忠実に接することのできる犬種と言われています。
信頼関係を築くまでに時間がかかる可能性は高いですが、より良い関係が築けると素晴らしいパートナーとなるでしょう。
警戒心が強く慎重な一面も
警戒心が強く慎重な一面も持っています。
とても繊細な感覚を持っているので、小さな音の変化や環境の変化に対して警戒することもあります。
他人に対しても慎重な部分があり、ペットらしさとは違って本能的な部分が残る犬種であるため、恐怖などから攻撃に変わってトラブルにつながることもあるため、日常生活の身のまわりの音に対して慣れるようにしたり、パニックになった時に制御できるように普段からしつける必要があります。
キンタマーニバリドッグの飼い方(日常の世話)について
適切な運動量を保ちましょう
筋肉質な体形を持ち、体力のある犬種です。
広い場所での運動や、30分から1時間程度の少し長めの散歩などの発散の方法を考えてあげてください。
また、関節への負担を軽減するためにも肥満を予防すると同時に、後肢などの筋肉量を維持することも大切です。
しつけを適切に行いましょう
攻撃的な犬種ではありませんが、警戒心も強く野性的な一面を持つため、周囲の人や犬を攻撃してしまった場合はトラブルになる可能性が高いです
犬の特性や性格を理解し、適切なしつけを行ない制御できるようにしましょう。
周囲とのトラブルを予防すべく、飼い主さんが制御できるよう四国犬と充分な信頼関係を築くことが大切です。
キンタマーニバリドッグの歴史・起源について
インドネシアの土着犬を元に発展した犬種です
キンタマーニバリドッグの由来は、はっきりと証明されていません。
インドネシアのキンタマーニ地方にもともと存在する土着犬がもとになった犬種と言われています。
現地の古い記録で、おそらくキンタマーニバリドッグを示すのではとされる表記も確認されています。
普段は火山や森林地帯のような自然の多い地域で生息してきました。
犬種としての公認
1980年代にインドネシア国内で初めてドッグショーを開催したことをきっかけに、国内でも犬種として認知されることになりました。
その後、家庭でも愛されるカンパニードッグとして国内でも広まりつつあります。
2010年代にはFCIと呼ばれる国際畜犬連盟でも、暫定的ではありますが、インドネシア原産の犬種として初めて公認される結果となりました。
しかし、世界でも飼育頭数は少ない希少な犬種と言えるでしょう。
キンタマーニバリドッグの気を付けたい病気について
飼育頭数の少なさゆえの未知の部分に注意を
国内だけでなく、世界でも飼育頭数の少ない犬種です。
犬種の体質やかかりやすい病気などの傾向がわかりづらい部分があります。
若齢のうちからこまめに健康診断や健康チェックを定期的に行い、個体の健康状態を把握してあげてください。
何か変化があった場合に相談できる専門家として、信頼できるかかりつけの獣医さんを見つけておくと安心です。
関節の病気に注意
活発で運動が好きな犬種です
関節に負担がかかり関節のトラブルになりやすい傾向があります。
歩き方や座り方に変化を感じたら受診をしましょう。
また、食欲も旺盛な犬種ですが、肥満は関節への負担をかけます。
後天的な靭帯の異常などにつながる可能性も高いです。
肥満にならぬよう、食事量をコントロールしてあげてください。
キンタマーニバリドッグの価格相場について
国内ではほとんど流通していない犬種です
国内での飼育頭数は少なく、繁殖を行なっているブリーダーもほとんどいない犬種です。
そのため、ペットショップやブリーダーを探して購入することが難しいことが多いです。
海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。
海外からの輸入の場合にかかる費用
国内でのブリーダーやペットショップで購入することが難しい場合、海外で繁殖を行なっているブリーダーからの輸入を検討しなければいけません。
その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。
また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。
獣医師から見たキンタマーニバリドッグを飼う際のアドバイス
飼育頭数が少なく前例があまりない犬種なので健康面でのフォローが必要です
飼育頭数が少なく、犬種の体質の傾向などの前例があまりないため、普段から健康チェックをこまめに行い、変化に気づいたらすぐに相談できる環境であることが、健康に長生きするためにも大切です。
信頼できるかかりつけの動物病院を見つけ、定期的な健康チェックは欠かさず行ないましょう。
若齢のうちから定期的に健康診断に通う習慣を作ると、警戒心の強いキンタマーニバリドッグの性格でもなれることが出来てストレスになりにくい可能性があります。
肥満に注意しましょう
土着犬の血統が入っていて、本来活動的な犬種です。
肥満になると、より関節への負荷は大きくなり、関節疾患になりやすくなったり、元々の状態が悪化する傾向があります。
食事量や質はその個体に合ったものにしましょう。
個体の関節の状態などにより、適切な運動量は様々です。
肥満の状態で過度の運動になると関節などに負担がかかる恐れもあるので、かかりつけの先生と相談しながら適切な運動量を維持するよう心がけましょう。
キンタマーニバリドッグの飼育チャートについて
キンタマーニバリドッグは、この犬種ならではの特性をしっかりと理解する必要があるため、初心者向きとはいいづらい犬種です。
土着犬から派生した犬種であるため、野犬の本質を強く持つキンタマーニバリドッグに合わせた環境や生活に変えることが必要です。
家庭犬のような穏やかな生活を強いることでキンタマーニバリドッグに強いストレスがかかる可能性もあります。
しつけや管理にもたくさんの時間を費やす必要があり、犬との生活に慣れていないと難しい可能性も高いです。
犬種へのあこがれだけで、知識が不十分なまま飼い始めると、飼育に困難を感じるケースもあります。
初めて飼う場合は、しつけや健康面などでサポートしてくれる専門家が身近にいると安心です。
| 初心者 | 1 初心者には非常に飼いづらい |
|---|---|
| しつけ | 1 しつけは非常に難しい |
| お手入れ | 2 お手入れはやや難しい |
| 気性 | 7 気性はかなり穏やか |
| 多頭飼育 | 5 多頭飼育のし易さは普通程度 |
| 散歩 | 1 必要な散歩量は非常に多い(2.5~3時間程度) |
| 病気 | 2 病気にはやや弱い |
| 抜け毛 | 2 抜け毛はやや多い |
| 吠え方 | 1 非常に吠える |
| におい | 3 やや臭う |











