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オールドダーニッシュポインターについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑

監修: 葛野 宗 獣医師
[最終更新日]
[ 目次 ]

オールドダーニッシュポインターの特徴について

デンマークで作出された猟犬です

デンマークで猟犬として作出された犬種です。

ポインターと呼ばれる、標的となる獲物を追って追跡する役割を得意とします。

そのため、人間に狩猟において使役してきた歴史を持つため、とても賢く、自分の意志で動こうとする欠点もありますが、比較的人との信頼関係も築きやすい犬種です。

優れた身体能力を持っています

引き締まった力強い体つきからもわかるように、猟犬で活躍できるほどのスピードとスタミナを持ち合わせています。

そのため、体を動かすことが大好きな犬種です。

聡明さも併せ持つため、良好な信頼関係が築けていれば、飼い主さんと一緒に色々なドッグスポーツを覚えて楽しむこともできる犬種です。

オールドダーニッシュポインターの性格について

追跡する本能が強いです

本来猟犬として活躍してきた犬種です。

本能的に獲物を追ってしまう性質を見せることがあります。

事故やトラブルなどにつながる危険もあるため、普段からしつけをきちんと行い制御できるように気を付けましょう。

物静かですが賢くて自立している傾向があります

賢さを持つため、自立していて自身の意志で行動しようとする傾向があります。

アリエージュポインターは体格も大きく、興奮や警戒心などから攻撃につながり、トラブルになる危険もあります。

独立心を抑え、飼い主さんのコマンドには従うよう、制御できるような信頼関係を築くことが大切です。
小さな行動でも大きなトラブルになる危険性や、家族以外の人や犬にも迷惑をかけてしまう危険性もあるため、若齢の頃からいけないことはいけないときちんとしつけるよう心がけましょう。

オールドダーニッシュポインターの飼い方(日常の世話)について

運動量は充分に確保してあげてください

体も大きく、体を動かすことが好きな犬種です。

散歩の時間は長めに確保してあげてください。

また、ただ散歩をするだけでなく、広い場所で思い切り走らせたり、飼い主さんの指示に従わせながら一緒にスポーツをするなどバリエーションを作った方が、より発散をさせられる可能性が高いです。

一緒にスポーツをすることで、絆が深まりより良い関係性を築けるきっかけになるので、積極的に時間を作ってあげましょう。

しつけは充分に行いましょう

攻撃的な犬種ではありませんが、興奮した際に強い力で行動する可能性があります。
その場合、大型犬のため、周りの人に与えた影響が大きな問題につながってしまう危険性があります。

飼い主さんが制御できるよう、普段から厳しくしつけをおこないましょう。

また、どんなにやさしい愛犬であっても、社会には大型犬が怖いと感じてしまう人もいます。

犬が苦手な人のことも配慮しながら生活することが大切です。

オールドダーニッシュポインターの歴史・起源について

猟犬としてポインターとの交配によって作出されました

1700年代にデンマークで作出されました。

遊牧民の飼育していたポインター系の犬種とデンマークの地域で飼育されていたセントハウンド系の犬種を交配することによってできた犬種とされています。
その際にできた犬種を基礎として、現在のオールドダーニッシュポインターに発展させたという説があります。

登録されている名前とよく知られている名前が異なります

デンマークでは猟犬として活躍する犬種ですが、国外ではあまり飼育されていない希少な犬種と言えるでしょう。

FCIと呼ばれる国際畜犬連盟では、Gammel Dansk Honsehundという名で犬種として認定されていますが、一般的にはオールドダーニッシュポインターという名で知られ、愛称として呼ばれています。

オールドダーニッシュポインターの気を付けたい病気について

関節の病気に注意

体格が大きく、関節にかかる負担も大きい犬種です。

また、先天的な股関節形成不全などの疾患が起こりやすいとされています。
歩き方や座り方に変化を感じたら受診をしましょう。

また、食欲も旺盛な犬種ですが、肥満は関節への負担をかけます。
後天的な靭帯の異常などにつながる可能性も高いです。
肥満にならぬよう、食事量をコントロールしてあげてください。

胃拡張胃捻転症候群に注意

胸が深い犬種は、胃拡張胃捻転症候群に注意が必要です。

食事の際に空気を一緒にたくさん吸い込んだり、食後すぐに激しい運動をした場合などに起こりやすくなるとされています。

手術の必要な病気で、ひどい場合死につながる危険性もあります。

日常的な行動の中で予防を行い、腹部の膨満感や呼吸の異常、行動の変化など見られたらすぐに受診してあげてください。

オールドダーニッシュポインターの価格相場について

国内ではほとんど流通していない犬種です

国内での飼育頭数は少なく、繁殖を行なっているブリーダーもほとんどいない犬種です。

そのため、ペットショップやブリーダーを探して購入することが難しいことが多いです。

海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。

海外からの輸入の場合にかかる費用

国内でのブリーダーやペットショップで購入することが難しい場合、海外で繁殖を行なっているブリーダーからの輸入を検討しなければいけません。

その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。

また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。

獣医師から見たオールドダーニッシュポインターを飼う際のアドバイス

食事の管理を行なってあげましょう

胃拡張・胃捻転症候群を起こしやすい犬種です。
空気を一緒に吸い込むような食べ方は、胃を拡張させ、胃捻転につながりやすくなる危険性があります。

空気を一緒に吸い込むような早食い行動が見られる場合、早食い防止の食器を使用するなど工夫するようにしてください。

また、肥満になると、四肢に大きな負担をかけてしまう可能性があります。
食事の質や量は個体によって適切なものに調節して与えましょう。

飼育頭数が少なく前例があまりない犬種なので健康面でのフォローが必要です

飼育頭数が少なく、犬種の体質の傾向などの前例があまりないため、普段から健康チェックをこまめに行い、変化に気づいたらすぐに相談できる環境であることが、健康に長生きするためにも大切です。

信頼できるかかりつけの動物病院を見つけ、定期的な健康チェックは欠かさず行ないましょう。

若齢のうちから定期的に健康診断に通う習慣を作ると、警戒心の強いアイディの性格でもなれることが出来てストレスになりにくい可能性があります。

オールドダーニッシュポインターの飼育チャートについて

大型犬で活発な犬種であるため、犬のためにたくさんの時間を費やしてあげる必要があります。

ケアや散歩、しつけなどで犬と向き合う必要がある場面は多いですが、高い学習能力を持つため、良好な信頼関係が築けると、良いパートナーになり得ます。

猟犬としての本質があるため、家庭犬としてよりも猟犬としての適性は低く、一般的な小型犬との生活とは、異なりますが、一緒にアクティブに楽しむなどの愛犬との生活をしたい方には適した犬種と言えます。

初心者  1 初心者には非常に飼いづらい
しつけ  5 しつけのし易さは普通程度
お手入れ  2 お手入れはやや難しい
気性  7 気性はかなり穏やか
多頭飼育  7 多頭飼育はややし易い
散歩  1 必要な散歩量は非常に多い(2.5~3時間程度)
病気  2 病気にはやや弱い
抜け毛  2 抜け毛はやや多い
吠え方  1 非常に吠える
におい  1 非常に臭う
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