グラングリフォンバンデアンについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
グラングリフォンバンデアンの特徴について
猟犬としても活躍する活発な犬種です
穏やかそうな外見ですが猟犬としての適性を持つ活発な犬種です。
外でたっぷりと運動することを好み、体力があるため、家庭で穏やかに過ごすためにも充分な発散が必要な犬種です。
一緒にアクティブに楽しんで絆を深めたい場合に適していると言えます。
猟をする際に適した犬種特有の特性を持ちます
グラングリフォンバンデアンはにおいで獲物をさがすセントハウンドの系統の一種です。
嗅覚ハウンドと呼ばれる嗅覚で獲物を探し活躍するグループに属するイタリア系のセントハウンドやフランスにもともと存在したセントハウンドを元に作出された犬種と言われています。
そのため嗅覚を頼りに獲物を探せるくらい、嗅覚が優れています。
イノシシなどの大型の獣を対象に狩猟で活躍していました。
グラングリフォンバンデアンの性格について
友好的で温和な性格です
友好的で明るく、愛情深く接することが出来る犬種です。
信頼関係が築けると、従順に過ごしてくれて一緒に楽しく遊んでくれる子に育つ可能性が高いです。
意志が強く、マイペースな一面もあるため、早い段階で社会に適応できるようしつけを充分に行う必要があります。
マイペースで探求心が旺盛な一面も
温和な性格ですが、探求心が旺盛な一面もあり、気になることがあると、追いかけ続けてしまうことがあるのが猟犬の特性を持つグラングリフォンバンデアンです。
気になっても飼い主さんの指示で、スイッチを切り替えられるように、普段から信頼関係を築き、しつける必要があります。
また、叱られてもへこたれずにマイペースで過ごしている可能性も高いです。
粘り強くしつける必要はがあります。
グラングリフォンバンデアンの飼い方(日常の世話)について
充分な運動をしてあげましょう
体格も大きく、体力がある犬種です。
室内にずっといることでストレスが溜まる可能性もあります。
充分な散歩時間を確保し、体を動かす時間を作ってあげてください。
また、個体の関節の状態などにより、適切な運動量は様々です。
過度の運動になると関節などに負担がかかる恐れもあるので、かかりつけの先生と相談しながら適切な運動量を維持するよう心がけましょう。
しつけをしっかり行いましょう
家庭犬としてよりも猟犬としての素質が強く、強い力を持ちます。
興奮や警戒による噛みつきや飛びつきが周りの犬や人をけがさせてしまったり、大きなトラブルになる可能性があるため、普段からしつけをきちんと行う必要があります。
飼い主さんが制御できるよう、普段から信頼関係を築いておくことも大切です。
グラングリフォンバンデアンの歴史・起源について
猟のために作出された犬種です
フランスのバンデアンという地方で作出されました。
グリフォンバンデアンという猟犬がルーツとされています。
名前の通り、グランは大型のという意味を持ち、大型の獣を狩猟対象にしていました。
犬種としての認知度
フランスでは猟犬として知られていますが、フランス革命や世界大戦によって飼育頭数は激減しました。
もともと国外でもほとんど知られていない犬種でしたが、そのためさらに世界での飼育頭数が減ったとされています。
現在ではほとんど見られない希少犬種となりました。
グラングリフォンバンデアンの気を付けたい病気について
垂れ耳に起こりやすい外耳炎に注意しましょう
暑くて湿度の高い夏場は、垂れ耳のせいで耳の中が蒸れてしまい、細菌繁殖などが起こって外耳炎につながる可能性があります。
こまめに耳の中のチェックを行い、汚れが増えたり、匂いが変わるようであれば治療が必要なケースが多いです。
定期的な耳の掃除などのケアも欠かせません。
関節の病気に注意
体格が大きく、体力のある犬種です。
先天的な股関節形成不全などの疾患が起こりやすいとされています。
歩き方や座り方に変化を感じたら受診をしましょう。
また、食欲も旺盛な犬種ですが、肥満は関節への負担をかけます。
後天的な靭帯の異常などにつながる可能性も高いです。
肥満にならぬよう、食事量をコントロールしてあげてください
グラングリフォンバンデアンの価格相場について
国内ではほとんど流通していない犬種です
国内での飼育頭数は少なく、繁殖を行なっているブリーダーもほとんどいない犬種です。
そのため、ペットショップやブリーダーを探して購入することが難しいことが多いです。
海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。
海外からの輸入の場合にかかる費用
国内でのブリーダーやペットショップで購入することが難しい場合、海外で繁殖を行なっているブリーダーからの輸入を検討しなければいけません。
その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。
また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。
獣医師から見たグラングリフォンバンデアンを飼う際のアドバイス
食事の管理をしてあげましょう
股関節形成不全などの先天的な関節の異常も起こりやすいと言われる犬種です。
体格も大きいため、体重を支えるために関節に負担がかかります。
運動が好きな犬種であるため、肥満による体を思うように動かせなくなる負担は大きいです。
肥満になると、関節に大きな負担をかけてしまう可能性があります。
食事の質や量は個体によって適切なものに調節して与えましょう。
大型犬種を飼育する充分な準備が必要です
体格が大きいため、飼育に必要なスペースも、かかる医療費も小型犬と比較すると倍以上になります。
日常を普通に過ごすだけでも、体の大きさから、小型犬ではできないような床ずれが、できやすく床材にも配慮するなどの大型犬特有のトラブルも起こり得ます。
飼育することを決める前に大型犬の性質を理解した上で、配慮しながら生活維持をすることが可能なのかなどをしっかりと考えて決める必要があります。
同時に犬と向き合う時間や手間も多くかかる傾向があります。
グラングリフォンバンデアンの飼育チャートについて
運動量の多さや身体能力の高さから、発散のためにもたくさんの運動量を確保してあげる必要のある犬種です。
同時に体格も大きく、飼育するスペースも確保する必要があり、しつけの面でも信頼関係を築くためには犬種の特性を把握する必要のある犬種であるため、犬と向き合う時間を長くかけなければいけない可能性が高いです。
猟犬としての適性を持つ犬種であるため、家庭犬として迎えることで犬にとっても大きなストレスになることもあるため、犬種の特性を活かした生活をしてあげることが大切です。
家庭犬と離れた部分を目の当たりにして、初心者には難しく感じる場合もあるでしょう。
犬と向き合って、じっくりと信頼関係を築くことや、一緒にスポーツを楽しみたい飼い主さんには適した犬種です。
| 初心者 | 1 初心者には非常に飼いづらい |
|---|---|
| しつけ | 1 しつけは非常に難しい |
| お手入れ | 2 お手入れはやや難しい |
| 気性 | 5 気性は普通程度 |
| 多頭飼育 | 9 多頭飼育は非常にし易い |
| 散歩 | 1 必要な散歩量は非常に多い(2.5~3時間程度) |
| 病気 | 2 病気にはやや弱い |
| 抜け毛 | 3 抜け毛はやや多い |
| 吠え方 | 1 非常に吠える |
| におい | 3 やや臭う |











