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グレンオブイマールテリアについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑

監修: 葛野 宗 獣医師
[最終更新日]
[ 目次 ]

グレンオブイマールテリアの特徴について

アイルランド原産のテリア犬種です。

グレンオブイマールテリアは、アイルランドのウィックロー山脈地域原産のテリア犬種です。

グレンオブイマールテリアは、キツネ、アナグマ、ウサギ、ネズミなどの狩猟において活躍してきました。また、猟犬としてだけではなく、闘犬としても使われていました。

グレンオブイマールテリアの性格について

活発で狩猟本能が旺盛です。

グレンオブイマールテリアの性格は、活発で無邪気ですが、狩猟本能は旺盛です。猟犬として使われる際は勇猛果敢で攻撃的な一面を見せます。ペットとして出回っているグレンオブイマールテリアは攻撃性が低いとされています。

グレンオブイマールテリアの飼い方(日常の世話)について

テリアの性格を理解してあげましょう

テリア犬種特有の頑固さや、注意深さを持つため、しっかりしつけをして信頼関係を築けないと、飼育しづらいと感じることもある可能性が高いです。

頑固さや注意深さも賢さ故のものであることが多く、この賢さを利用して飼い主さんの生活に適応できるよう若齢の頃からきちんとしつけをしてあげましょう。

充分な運動をしてあげましょう

胴は長いですが、高い運動能力を持つ犬種です。

発散のためにも充分な散歩時間を確保し、体を動かす時間を作ってあげてください。
思い切り走ることが好きな犬種のため、ただ歩く散歩だけではなく、思い切り広い場所で走れる時間も作ってあげるとより良いでしょう。

信頼関係が築けると聡明な犬種であるため、一緒に体を使って遊ぶことできずなが深まる可能性が高いです。

グレンオブイマールテリアの歴史・起源について

17世紀頃から存在していた古いテリア犬種です。

17世紀頃から存在していた古いテリア犬種のひとつです。かつてはワーキングテリアのひとつとしてまとめられていました。

1933年にショードッグとしてデビューしましたが、ショードッグとしての過度の改造が原因で犬質が悪化し、人気が低迷してしまいました。1950年頃にはほぼ絶滅の状態となってしまいましたが、わずかに使役犬として生き残っていた個体が発見され、それをもとに復活させ生き残ることが出来ました。その後、他国でもその存在が知られるようになり、数は多くはありませんが、現在は広い国と地域で飼育されています。

グレンオブイマールテリアの気を付けたい病気について

背骨のトラブルに注意しましょう。

胴長短足の外見が魅力的ではあるのですが、この体型を原因としたトラブルに注意しなければなりません。

椎間板ヘルニアにはHansen Ⅰ型とHansen Ⅱ型があり、Hansen Ⅰ型は椎骨と椎骨の間のクッションの役割である椎間板の弾力性の低下によって変性した髄核が脱出する急性の疾患です。Hansen Ⅱ型は椎間板の加齢性変化によって線維輪が背側へ突出する慢性の疾患です。
椎間板ヘルニアの発生個所には頚部と胸腰部があります。頚部椎間板ヘルニアでは、頚部痛、四肢の歩行異常などが見られます。胸腰部椎間板ヘルニアでは、背部痛、両後肢の歩行異常、深部痛覚の消失などが見られます。

グレンオブイマールテリアの価格相場について

国内ではほとんど流通していない犬種です

国内での飼育頭数は少なく、繁殖を行なっているブリーダーもほとんどいない犬種です。

そのため、ペットショップやブリーダーを探して購入することが難しいことが多いです。

海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。

海外からの輸入の場合にかかる費用

国内でのブリーダーやペットショップで購入することが難しい場合、海外で繁殖を行なっているブリーダーからの輸入を検討しなければいけません。

その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。

また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。

獣医師から見たグレンオブイマールテリアを飼う際のアドバイス

食事の管理を行なってあげましょう

椎間板ヘルニアなどの骨格系のトラブルが見られる犬種です。肥満や筋肉量の低下などの体型の変化は関節に負担をかけてしまいます。食事の量や質などその個体に適したものを選択して与えるようにしましょう。

肥満は健康面への問題だけでなく、運動が好きな犬種にとって、好きなことを行いづらくすることで負担になる危険性もあります。

肥満を予防すべく、食事の管理は大切です。

過ごしやすい環境を整えてあげましょう

起こりやすい疾患に関節系のトラブルが挙げられますが、フローリングなどの滑りやすい床材は関節に負担がかかるため、適していません。

滑り止めのマットを敷いたり、ジャンプを必要とする家具への昇降などは負担を軽減するスロープを作るなどの過ごしやすい環境を整えてあげましょう。

グレンオブイマールテリアの飼育チャートについて

テリア犬種らしく頑固で気の強い一面があるため、飼いにくいところはありますが、忠実であるため良いパートナーになってくれるでしょう。

初心者  5 初心者には普通程度の飼いやすさ
しつけ  4 しつけのし易さは普通程度
お手入れ  5 お手入れのし易さは普通程度
気性  4 気性は普通程度
多頭飼育  5 多頭飼育のし易さは普通程度
散歩  4 必要な散歩量は普通程度(1~1.5時間程度)
病気  5 病気への強さは普通程度
抜け毛  5 抜け毛の量は普通程度
吠え方  5 吠え方は普通程度
におい  5 臭いは普通程度
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