ジャーマンラフヘアードポインターについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
ジャーマンラフヘアードポインターの特徴について
ドイツ原産のポインター犬種の一つです。
ジャーマンラフヘアードポインターは、ジャーマンポインター種の中では最も古い犬種であり、ジャーマンワイアーヘアードポインターの作出のベースになったとされています。
ジャーマンラフヘアードポインターの性格について
穏やかな性格です。
ジャーマンラフヘアードポインターの性格は、穏やかで冷静です。猟の際には勇猛果敢になる一面もあります。
ジャーマンラフヘアードポインターの飼い方(日常の世話)について
充分な運動をしてあげましょう
運動量が非常に多く、獲物の臭いを追跡することが大好きです。そのため、散歩の時間は長くとりましょう。
室内にずっといることでストレスが溜まる可能性もあります。
充分な散歩時間を確保し、体を動かす時間を作ってあげてください。
歩く時間を長くするだけでなく、思い切り広い場所で走る機会も定期的に設けてあげると発散も出来て理想的です。
しつけをしっかり行いましょう
体の大きい猟犬であるため、興奮や攻撃のスイッチが入ってしまったときに人や動物に致命的なけがをさせてしまう可能性があります。
大きなトラブルにつながる可能性が高いため、飼い主さんが制御できる関係性を築くことが必要です。
興奮や警戒心などをコントロールできるよう、普段からしつけをきちんと行う必要があります。
ジャーマンラフヘアードポインターの歴史・起源について
1500年代から存在していた古い犬種です。
ジャーマンラフヘアードポインターは、ジャーマンポインター種の中では最も古い犬種で、1539年には既に存在していたとされています。グリフォン系の犬種やオールドジャーマンシェパードドッグなどを交配して作出されました。19世紀にはジャーマンワイアーヘアードポインターの作出に用いられました。
他のジャーマン・ポインター種と同じく、獲物のにおいを追跡してポイントを行い、それをもとに主人が撃ち倒したら、撃たれた獲物を回収して持ってくるのが本種の仕事である。
ジャーマンラフヘアードポインターは、次々と誕生した他のジャーマンポインター犬種に人気を奪われて希少化してしまいました。今現在も頭数は非常に少なく、絶滅が危惧されており、ほぼ全ての個体がドイツ国内で飼育されています
ジャーマンラフヘアードポインターの気を付けたい病気について
関節の病気に注意
体格が大きく、体力のある犬種です。
先天的な股関節形成不全などの疾患が起こりやすいとされています。
歩き方や座り方に変化を感じたら受診をしましょう。
また、食欲も旺盛な犬種ですが、肥満は関節への負担をかけます。
後天的な靭帯の異常などにつながる可能性も高いです。
肥満にならぬよう、食事量をコントロールしてあげてください
胃拡張胃捻転症候群に注意
胃拡張胃捻転症候群に注意が必要です。
食事の際に空気を一緒にたくさん吸い込んだり、食後すぐに激しい運動をした場合などに起こりやすくなるとされています。
興奮しながらごはんを食べることも多く、食事の際に空気をたくさん吸い込みがちとされています。
手術の必要な病気で、ひどい場合死につながる危険性もあるため注意が必要です。
日常的な行動の中で早食い防止食器を使用するなどの予防を行い、腹部の膨満感や呼吸の異常、行動の変化などが見られたらすぐに受診してあげてください。
ジャーマンラフヘアードポインターの価格相場について
国内ではほとんど流通していない犬種です
国内での飼育頭数は少なく、繁殖を行なっているブリーダーもほとんどいない犬種です。
そのため、ペットショップやブリーダーを探して購入することが難しいことが多いです。
海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。
海外からの輸入の場合にかかる費用
国内でのブリーダーやペットショップで購入することが難しい場合、海外で繁殖を行なっているブリーダーからの輸入を検討しなければいけません。
その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。
また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。
獣医師から見たジャーマンラフヘアードポインターを飼う際のアドバイス
食事の管理を行なってあげましょう
胸が深い体型をしており、胃拡張・胃捻転症候群に注意が必要な犬種です。
空気を一緒に吸い込むような食べ方は、胃を拡張させ、胃捻転につながりやすくなる危険性があります。
空気を一緒に吸い込むような早食い行動が見られる場合、早食い防止の食器を使用するなど工夫するようにしてください。
また、肥満になると、四肢に大きな負担をかけてしまう可能性があります。
食事の質や量は個体によって適切なものに調節して与えましょう。
ジャーマンラフヘアードポインターの飼育チャートについて
穏やかな性格であり、飼いやすい犬種ではありますが、入手が難しい犬種ですので、初心者におすすめできる犬種ではありません。
| 初心者 | 5 初心者には普通程度の飼いやすさ |
|---|---|
| しつけ | 5 しつけのし易さは普通程度 |
| お手入れ | 5 お手入れのし易さは普通程度 |
| 気性 | 5 気性は普通程度 |
| 多頭飼育 | 5 多頭飼育のし易さは普通程度 |
| 散歩 | 0 必要な散歩量は非常に多い(3時間以上) |
| 病気 | 5 病気への強さは普通程度 |
| 抜け毛 | 5 抜け毛の量は普通程度 |
| 吠え方 | 5 吠え方は普通程度 |
| におい | 5 臭いは普通程度 |











