サンミゲルキャトルドッグについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
サンミゲルキャトルドッグの特徴について
使役犬として活躍してきました
キャトルドッグという名前の通り、家畜を追う犬として使役してきました。
使役犬としての活躍からもわかるように、きちんと信頼関係が構築できると、従順に接してくれるでしょう。
賢さも併せ持つため、きちんと行動を制御してあげることも大切です。
がっしりとした体形が特徴的です
家畜を追いかけて活躍していたこともあり、筋肉質でがっしりとした体形をしており、体力もあります。
ブリンドル柄の被毛ということもあって、一見強くて怖そうに見えますが、穏やかで愛情深い性格をしています。
問題行動を防ぐためにも充分な運動が必要な犬種です。
サンミゲルキャトルドッグの性格について
穏やかな性格です
穏やかで落ち着いており、心を開いた相手には優しく友好的な犬種です。
信頼関係が築けると飼い主さんにも忠実に接します。
賢さを上手に活かしてあげて、信頼関係をしっかり築くこと、早期から周りの犬や人、環境に順応すべく社会科訓練をしてあげることが大切です。
穏やかで温かい性格のため、家族の一員として信頼関係を築ける可能性が高いです。
賢さから警戒心を示すこともあります
キャトルドッグとして、家畜を守り導くことができる犬種です。
穏やかで優しい性格ですが、賢さから警戒心を示し、攻撃につながる可能性もあります。
体格も大きい犬種であるため、攻撃を示したときに力も大きく、大きなけがにつながる可能性があります。
飼い主さんが警戒のサインに気づき、制御できるような信頼関係を普段から築くことが大切です。
サンミゲルキャトルドッグの飼い方(日常の世話)について
充分な運動をしてあげましょう
体格も大きく、高い運動能力を持つ犬種です。
室内にずっといることでストレスが溜まる可能性もあります。
充分な散歩時間を確保し、体を動かす時間を作ってあげてください。
また、個体の関節の状態などにより、適切な運動量は様々です。
過度の運動になると関節などに負担がかかる恐れもあるので、かかりつけの先生と相談しながら適切な運動量を維持するよう心がけましょう。
しつけをきちんと行いましょう
穏やかで友好的な犬種ですが、体格が大きく体力もあります
興奮してしまった際にまわりの犬や人とトラブルにつながる危険性もあります。
体が大きいため、けがをさせてしまう可能性もあるので、好奇心や興奮をコントロールできるよう、普段からしつけをきちんと行う必要があります。
サンミゲルキャトルドッグの歴史・起源について
起源は定かではありません
ポルトガルを原産とする犬種ですが、起源に関しては定かではありません。
隣接する島から持ち込まれた大型犬をもとにして作出された犬種と言われています。
犬種の認知度
犬種の起源も定かではないことからもわかるように、国外での認知度は少なく、世界で飼育されている頭数も少ない稀少な犬種と言えます。
1800年くらいから存在し、その後1980年代に犬種としてのスタンダードが確立されたとされています。
FCIと呼ばれる国際畜犬連盟へ登録され、犬種として認定されています。
サンミゲルキャトルドッグの気を付けたい病気について
胃拡張胃捻転症候群に注意
胸が深い犬種は、胃拡張胃捻転症候群に注意が必要です。
食事の際に空気を一緒にたくさん吸い込んだり、食後すぐに激しい運動をした場合などに起こりやすくなるとされています。
手術の必要な病気で、ひどい場合死につながる危険性もあります。
日常的な行動の中で予防を行い、腹部の膨満感や呼吸の異常、行動の変化など見られたらすぐに受診してあげてください。
飼育頭数の少なさゆえの未知の部分に注意を
国内だけでなく、世界でも飼育頭数の少ない犬種です。
犬種の体質やかかりやすい病気などの傾向がわかりづらい部分があります。
若齢のうちからこまめに健康診断や健康チェックを定期的に行い、個体の健康状態を把握してあげてください。
何か変化があった場合に相談できる専門家として、信頼できるかかりつけの獣医さんを見つけておくと安心です。
サンミゲルキャトルドッグの価格相場について
国内ではほとんど流通していない犬種です
国内での飼育頭数は少なく、繁殖を行なっているブリーダーもほとんどいない犬種です。
そのため、ペットショップやブリーダーを探して購入することが難しいことが多いです。
海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。
また、ペットとして広く飼育されている犬種ではないため、繁殖しているブリーダーも限られている可能性が高いでしょう。
海外からの輸入の場合にかかる費用
国内でのブリーダーやペットショップで購入することが難しい場合、海外で繁殖を行なっているブリーダーからの輸入を検討しなければいけません。
その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。
また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。
獣医師から見たサンミゲルキャトルドッグを飼う際のアドバイス
大型犬種を飼育する充分な準備が必要です
体格が大きいため、飼育に必要なスペースも、かかる医療費も小型犬と比較すると倍以上になります。
日常を普通に過ごすだけでも、体の大きさから、小型犬ではできないような床ずれが、できやすく床材にも配慮するなどの大型犬特有のトラブルも起こり得ます。
飼育することを決める前に大型犬の性質を理解した上で、配慮しながら生活維持をすることが可能なのかなどをしっかりと考えて決める必要があります。
同時に犬と向き合う時間や手間も多くかかる傾向があります。
大型犬種と暮らせる生活なのか充分に考えたうえで迎えてあげてください。
食事の管理を行なってあげましょう
胸が深い体型をしており、胃拡張・胃捻転症候群に注意が必要な犬種です。
空気を一緒に吸い込むような食べ方は、胃を拡張させ、胃捻転につながりやすくなる危険性があります。
空気を一緒に吸い込むような早食い行動が見られる場合、早食い防止の食器を使用するなど工夫するようにしてください。
また、肥満になると、四肢に大きな負担をかけてしまう可能性があります。
食事の質や量は個体によって適切なものに調節して与えましょう。
サンミゲルキャトルドッグの飼育チャートについて
大型犬が充分に生活できるスペースやごはんなどを確保しながら、高い運動能力を持て余さないよう発散させる時間を設けるなど、犬に費やす費用や時間が多く必要な犬種です。
また、しつけも制御できない状態だと、大きなけがを負わせてしまうようなトラブルにつながることもあり得ます。
初めて犬と暮らす場合には気を付けることや、しなければならないことが多く、難しい犬種と言えるでしょう。
しつけなどはトレーナーなどのプロの力を借りながら関係を築くことが必要な場合もあります。
| 初心者 | 1 初心者には非常に飼いづらい |
|---|---|
| しつけ | 1 しつけは非常に難しい |
| お手入れ | 4 お手入れのし易さは普通程度 |
| 気性 | 5 気性は普通程度 |
| 多頭飼育 | 3 多頭飼育はやや難しい |
| 散歩 | 1 必要な散歩量は非常に多い(2.5~3時間程度) |
| 病気 | 2 病気にはやや弱い |
| 抜け毛 | 2 抜け毛はやや多い |
| 吠え方 | 2 やや吠える |
| におい | 4 臭いは普通程度 |











